フィラリア予防は11月まで

ついに最低気温が10℃を切りました。朝夕は非常に寒くなってきました。あちこちで木が色づいてきました。イチョウはすでに綺麗な黄色に染まっています。まだまだこれから、本格的な寒くなっていきます。人も動物もますます、体を壊さないように気を付けて下さい。

さて、5月から投薬開始になる犬のフィラリア予防もそろそろに最後に近づいてきています。毎年ですが、この11月中旬の最後のフィラリア予防は忘れる方が多い傾向です。やはり、寒くなるとうっかりする事が多いようです。たしかに11月になると、蚊はほとんどいなくなりますが、11月の薬は必要なことでしょうか?

実は、フィラリアの予防は、予防といえど実は寄生したフィラリアを駆虫する駆虫薬です。蚊から犬に寄生するフィラリアは、一旦は皮膚から体内に入り成長しながら血管を目指します。次に血管の流れに乗って、心臓に向かいそこで成虫まで大きく成長します。最終的にはそうめんぐらいの太さの虫になりそこで子供を産みます。駆虫薬は成虫になってからでは効かないので、それまでの間に駆虫する必要があります。11月に飲ませるフィラリアの薬は、9月~10月で蚊にさされた分を駆虫するための薬になります。万が一にフィラリアにかかった状態で飲み忘れてしまうと、来年の春までに成虫に成長してしまい、もう駆虫はできません。フィラリアはかかってしまうと有効な薬もほとんどないため、だんだんと心臓に負荷をかけてしまい、最終的に心臓病になってしまい、命に関わります。そのため、寒くなっても決して忘れてはいけないお薬ですので、最後のお薬きっちりとのませてあげてください。

さて、今週末は今年最後のわんにゃんマルシェが開催されます。もし、保護犬、保護猫を迎えようと考えられている方は、ぜひぜひご参加ください。また、毎回素敵なお店もたくさん出展されています。犬猫グッズもたくさんありますので、犬好き猫好きなだけでも、覗きにいくだけでも楽しいイベントです。11月8日の日曜日、野洲のアルプラザの駐車場で開催です。ぜひぜひ、ご参加ください☆

 

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