年末のお知らせ&冬に注意の膀胱炎

12月も残すところ数日となりました。あっという間に年末です。本格的に、風邪やインフルエンザが流行しているようです。寒さには気を付けてください。年末のお知らせです。年末は30日(土曜)まで診察をおこなっております。ただし、午前10時~12時、午後15時~17時までとなりますので、ご注意ください。また、23日(土 祝日)は午前・午後ともに診察いたします。振り替えで29日(金)にお休みを頂きます。

さて、寒くなってくると動物たちに注意が必要なのは、膀胱炎です。膀胱炎は年中起こりますが、水分摂取が少なくなり、トイレの回数が減る冬場は、特に起こりやすい時期です。

多くの場合は、血尿や頻尿の症状が出ることによって発見されます。原因は様々ですが、飲水量の不足、トイレの我慢などや、ストレス、肥満などが関わることがあります。

特に猫は排尿に関して、非常にデリケートです。トイレが汚れているだけで、我慢する猫がいるので、トイレをキレイにしておくことは基本です。トイレの数も余分にしておいてもらえると理想です。基本は猫の数+1個のトイレが必要です。また、体がしっかり入る、なるべく大きいトイレが理想です。トイレの砂も好みがあるため、変更した場合は気を付けてください。

もし症状が出れば、自然に治ることはあまりなく、治療が必要なケースがほとんどです。病院では、診察とその時に尿検査が必要となります。膀胱炎は、尿検査により原因を探り、対策を立てていきます。血液や炎症の度合い、細菌の有無や、結石の有無により、治療法が変わります。

特に、尿石の結晶が出ている場合は、悪化したり長引いたりするため、食事などへの対策も必要となります。犬や猫などにも膀胱結石を作ることがあります。レントゲンやエコーで確認の上、小さなうちは、治療により溶解が出来る場合がありますが、大きいと手術により摘出が必要です。

また、オスの場合は尿石がペニスの先に詰まり閉塞を起こす場合があります。尿道閉塞を起こすと、完全に尿が出なくなるため尿毒症になり、その日のうちに命に関わる緊急疾患になる場合があるため、膀胱炎を長引かすことは非常に危険です。

中には長期の治療や、予防が必要なケースもありますが、早期発見、早期治療が重要です。院内にも膀胱炎の予防のポスターを作りました。スタッフの力作なので、ぜひご覧ください☆IMGP9980 IMGP9981 IMGP9979

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