冬の温度管理

先週末は近江八幡にもこの冬初めての雪が降りました。病院周辺も早朝は雪が積もっていましたが、診察開始時間には道や駐車場は雪はほとんど溶けましたので良かったです。今年の冬は寒いらしいので、まだまだこれからかもしれません。

さて、この時期には冬の温度管理についての相談をよく頂きます。確かにこの時期は、ストーブの前を陣取ったり、こたつに潜り込んだりと、いかに暖かい場所で過ごす動物は多いです。今回は冬に動物が健康的に過ごすことについての話です。

まず、少なくとも人が普通の服装でいれる部屋であれば問題ありません。犬猫のために、室温を過剰に上げる必要はありません。犬猫に関しては、寒さにはそんなに弱くはありません。確かに、暖かいところを好む動物もいますが、人が大丈夫な寒さに耐えられない事はほとんどありません。

ただし寝床の場所は、寒く無いかを確認してください。例えば、窓の傍や、ドア近くは直接に冷たい空気が流れてきます。寒い空気はどちらかと言えば、床に近い方に溜まりますので、人と比べても寒さは増します。場所の移動や、寝床を囲ってもらったりで対策をたててもらい環境を整えて下さい。

では、人がいない時間帯や、場所はどうすればよいでしょうか?これも、特に若い犬猫に関しては、24時間エアコンをつけたりするような完全な温度管理はあまり必要はありません。ある程度に暖かい寝床があれば、そこで寒さをしのげます。また、昼間は日の当たる場所に寒ければ移動すると思います。きっちりエアコンをつけてもらうとしても、一年のうちでも、寒波がのような突然の寒さがあったりするようなときぐらいでよいと思います。

ただし、体温の調整がやや苦手な、子犬子猫や老犬老猫に関しては、ある程度の温度管理が必要です。エアコンであれば人が心地よく過ごせるぐらいの20℃以上の室温がある方がよいと思います。電気代の節約としては、ペットボトル等で簡易的な湯たんぽを、寝床の近くに置いてもらうと良いです。寒ければ近づきますし、暑ければ少々離れると思います。

また、鳥類、亀などの爬虫類などの、小動物は寒さには凄く弱いです。この辺りは、きっちりと専用のヒーター等で寒さ対策をきっちりとしてください。この時期の体調不良のきっかけは、寒さからくるものが多いです。

さて、当院も少々はクリスマスの飾り付けがされています。クリスマスは寒くなるようで、雪も降るかもしれません。今年も我慢が多かった子供たちには、サンタもプレゼントをしっかりもって来るのではないでしょうか?今年の年末は29日午前まで通常の診察を行っております。診察や、お薬等のお忘れがありませんようにしてください☆

 

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