夏の花壇&ヒナを拾わないで

毎日、雨の降る蒸し暑い日が続きます。その中で、みかみ動物病院の花壇の花たちは、毎日すくすくと育っています。先月に植えた花たちも、いっきに育って今は花いっぱいです。草も同じようにスクスク育っているので、草ぬきは大変ですが、植物にとっては良い季節です。今後も、花をいっぱい咲かしてくれると思います。

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さて、この時期は庭先などに巣を作っていた、ツバメが元気に飛び回る姿をよく見ます。今回はそんなわけで、鳥のヒナの話です。時々、鳥が地面に落ちてるけどどうしら良いのかと問い合わせがあります。どうしたらよいでしょうか?

実は、そのまま置いててもらいたいのです。春から夏のにかけての時期は、巣立ちの時期です。鳥のヒナは巣で、親鳥から栄養をもらい成長して、飛ぶ準備をします。準備が整うと、いよいよ巣立ちです。ただ、もちろんですが、すぐにうまく飛べるわけがありません。徐々に、練習しながら飛べるようになります。いよいよ飛べるようになれば、独り立ちとなります。

時々、この練習中の鳥を偶然に見つけて、ケガをしてるのではと思わず保護されてしまう方がおられます。これは、ヒナたちにとっては必要な練習の時期であるため、そのままでそっとしてもらうのが正解です。練習中で飛べない間は、実は親鳥は近くにいて、エサを運んでくれています。人が鳥の親代わりに、エサをあげたり、飛ぶようには決してできません。

もし、万が一に交通量の多い道路などで見かけて、どうしてもほっとけない状態であれば、なるべく近くの安全な場所に移動してあげるぐらいに留めておいてください。よっぽどでない限りは人間は手を出さずに見守ることが、自然の動物にとっては一番良かったりします。もし、分からない場合は県の鳥獣保護の部署に指示を問い合わせて下さい。そんなわけで、ヒナは拾わないでの話でした☆

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