春の勉強会第五回 しつけ教室&チャイム吠え

先日は春の勉強会の第五段として、しつけ教室を行いました。今回も、大阪を中心に家庭犬の訪問しつけなどをされている、smartdogの大塚さんに講師として来てもらいました。毎回しつけ教室は非常に人気で、今回もすぐに定員になってしまいました。

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今回は、犬種も年齢も様々なわんちゃんと、飼い主さんに参加してもらいました。しつけ全般に関わる基礎的な話や、実践編として一緒に様々なコマンドにチャレンジしてもらいました。今回はクレートトレーニングの実践も行いました。クレートが苦手なわんちゃもいたため、今後の為にぜひ身につけてください。

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今回は、相談の一つとしてあった、チャイム吠えの対策についてです。チャイム吠えをする犬は比較的に多く、困られている飼い主さんも多いです。チャイム吠えをする犬は、チャイムが鳴ることに誘発されて、大声で吠えたり、怒りながら玄関にむかって走っていきます。多くの場合は、自分のテリトリーに、知らない人が入る事により、恐怖や防衛本能で吠えるようです。

これは何度も、チャイムが鳴ると、知らない人(お客さん)が来て、恐怖を覚えた経験を繰り返した結果に、自然に身についてしまったクセです。最終的には、チャイムが鳴れば、お客さんの姿が見えなくても反射的に吠えてしまします。なかなか、スグに治るものではありません。さらに、吠えた後に、お客さんがいなくなった事により、チャイム吠えがより強化されている場合もあります。

『チャイム⇒お客さんが来る⇒恐怖を感じる⇒吠える』でインプットされている犬のチャイム吠えを治すためには、チャイム後に起こる悪い印象を、いい印象にすり替える必要がありおます。具体的には、家族の協力がいりますが、一人がチャイムを鳴らし、一人がおやつをあげる。これを繰り返すことで、『チャイム⇒おやつがもらえる⇒嬉しいことがあった』に、印象が変化していきます。もし、一人でするならチャイムの音を携帯電話などに録音して、練習するのでもよいと思います。一日のうちで10回ほどを繰り返していくと、徐々にチャイムによる恐怖がなくなってきます。もし、少しずつうまくいってるようであれば応用として、チャイムがなってから、指示を与えてから、ご褒美という流れでもよいです。『チャイム⇒お座り⇒おやつ』のように、指示を入れ、その行動にご褒美を与えることを繰り返します。

もし、子犬の場合は、これから起こる可能性があるチャイム吠えの予防として、これを事前にトレーニングすることも良いと思います。しつけの問題に関しても、起こってからの対策よりも、起こる前の対策のほうが見につくスピードが速いです。

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一朝一夕では出来ることではないですが、毎日続けることで必ず少しずつでも良くなります。今回は、その他にも多くの悩み事について、それぞれ対策を学んでもらいました。やはり、問題行動を我慢しながら何年も過ごすのは、人にとっても犬にとても、不幸なことです。後も人と犬がうまく共存して、幸せに生活してもらえたらと思います。

さて、次回は今週末には、春の勉強会の第六弾としてお手入れ教室を行います。シャンプーや、爪切りなど、犬に必要な日頃のお手入れについて、お話します。もし、ご興味がある方は、ぜひご連絡ください☆

 

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