熱中症対策のポイント&3匹の子猫

梅雨があけてから、本当に暑い日が続きます。滋賀県でも今年一番の暑さだそうで、じっとしているだけで汗がでます。長期予報では8月も暑い日が続くそうです。

さて、そんなときに多いのが、人と同様に動物たちも熱中症です。熱中症になり手遅れになれば、死に至る夏に起こる怖い病気です。今回はこれからの時期に実践していただきたい、熱中症対策のポイントを説明していきます。

まず、動物にはどの程度の熱中症対策が必要かという所から。動物は毛に覆われてるぶん寒さには比較的強いのですが、暑さは苦手です。どの程度から対策が必要かと言えば、目安としては人とおおよそ同じぐらいと考えてください。何がなんでもずっとクーラーの部屋にとはいいません。人が同じように過ごしていて大丈夫な環境であれば必ずしもクーラーが必要ではありません。ですが、人が耐えられない暑さの時は動物もぐったりします。例えば、お家に誰もいないとき、何も対策せずに閉め切った部屋で動物が留守番するようなことは、例え短時間であっても非常に危険ですので、充分注意してください。

程度としては、人が心地よいぐらいの温度に部屋を設定する。お外の動物は、涼しい風が通る場所で、きっちり日陰になるところに移動してください。熱中症対策でよくある間違いが、扇風機です。犬や猫は、汗をかいて体を冷やすということができません。そのため、いくら風をあてても、水分による放熱が出来ない為に、あまり暑さ対策にはなっていません。

あと、この時期に気をつけて頂きたいのが散歩の時間帯です。天気が良い日のアスファルトは焼けるように暑い為、日中なんかはもっての他ですが、朝夕もなるべく日が出てない涼しい時間帯に行くようにしてください。どうしても、体や顔が地面に近い分で、人が涼しいと感じ始めるぐらいではまだやや不十分です。

あとは、人と同様にいつも以上に、お水をしっかり飲んでもらう。少し氷なんかを入れてもらったりもいいかもしれません。特に若い活発な動物は、暑い時間にあまり興奮させないようにするなどです。最近は、冷感マットや、首に巻く保冷剤入りの冷たいスカーフなんかもありますので、それらを使うのもありと思います。

ただし、高齢期のワンちゃんネコちゃん、もしくは心臓病や呼吸器の病気を抱える動物、パグやフレンチブルなどの短頭種と言われるワンちゃんは、非常に暑さで体調を悪化させやすい為に、特に念入りに暑さ対策が必要です。人が暑いと感じたら、クーラーをつけることをおススメします。

さて最後に、最近はワンちゃんの写真が多かったので、ネコ好きの皆様に、先日きてもらった3兄弟を紹介。最初は全員、ひどいネコ風邪をひいていました。おそらく、保護されていなければ今頃は亡くなっていたかも。でも、今は3匹ともとっても元気でやんちゃなネコたちになりました。診察台の上やケージの中でも3匹で遊んで、非常に活発でした。早くも一匹は新たな飼い主さんがみつかりそうです。ネコ好きには暑さもふっとぶ可愛さいっぱいのスリーショットです☆

 

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