秋の勉強会4 お手入れ講習会

先日は秋の勉強会第四弾として、お手入れ講習会を行いました。わんちゃん、ねこちゃんに必要な日頃のお手入れの仕方と、そのコツを中心にお話させてもらいました。

やってみようと思ったけどいまいちわからない、やってみたけどうまくいかない、そもそも何をしていいかがわからない飼い主さんが、少しでもきっかけになってくれればと思い企画しました。爪切りやシャンプーなどの仕方はもちろん、ブラッシングに使うブラシの種類まで、お手入れについて知ってもらいたいことをお話させもらいました。また、後半は、実際にわんちゃんを使ってデモを行いました。

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まずはどんなお手入れをするにしても、いかに嫌がらないように工夫するかがポイントです。一度嫌がると、どんどんお手入れが嫌いになってしまいますので、悪循環です。あくまで遊びの延長になるぐらいのつもりで。

例えば爪切りの場合は、まずは足先をさわることから練習です。実は爪切り自体はそんなに難しくなく、暴れるために出来ないことが多いです。そのため、まずは遊びにながら足を触って、褒めて、おやつをもらってを繰り返せば、徐々に足に触られるのは慣れてきます。次は、指先を軽くつかんだり、爪切りを指にあてながら、道具にもならしていきます。それが慣れて、はじめて爪を切っていきます。爪は血管と神経がありますので、切る位置をしっかり定めて、思い切って切ってください。ショーに出るわけではありませんので、歩くのに邪魔にならない程度にきれればOKです。またここでポイントなのが、どうしても、上手にしても20本近くの爪を切るのは時間がかかりますので、全部を一回でしなくても良いです。片手ずつでも構わないですし、嫌がったらやめてもかまわないです。嫌がるのにやり続けると、また爪切りに嫌な印象をもちますので、次がうまくいきません。お外に行かないこは1~2か月に一回。散歩にしっかり行くワンちゃんは、爪切りの必要はほぼありません。

様々なお手入れをなるべく若いうちからはじめてください。子犬子猫の時は比較的になんでも受け入れやすいです。また、成犬成猫であっても時間をかけていけばきっとうまくいきます。基本的なことは、前回の歯磨き教室同様です。

また、お手入れを通して日頃のコミュニケーションをうまくとってもらうことで、何かの時にこれらの経験が必ず役に立ちます。例えば、日頃に足を触れない動物に、病気になったときに塗り薬をぬったり、顔がさわれない動物に、目薬や点耳薬をさすことは、やはり非常に困難です。日頃からお手入れを通してスキンシップをとってもらうことで、何か問題がおこったときに嫌がらずに触らせてくれる関係づくりを、ぜひ築いてください。

IMGP3715 IMGP3719 IMGP3727 今週の日曜は秋の勉強会第五回です。高齢動物をテーマに、長寿になってきた犬や猫で最も高い死亡原因となる心臓と腎臓についてお話をさせてもらう予定です。人と同様、慢性的な病気は早期発見、早期治療に勝るものはありません。ぜひわんちゃん、ねこちゃんをより元気に長生きさせたいという飼い主さんは、必見です。お待ちしております☆

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