春の勉強会のお知らせ

ちらほらと、桜の開花のニュースを聞くようになりました。三月も後半となりました。今年も4月より春の勉強会を開催することになりました。

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今年は、人気だったしつけ教室を4月、5月の2回行います。大阪より家庭犬のしつけ専門の先生に来てもらいます。予約がいっぱいになるのが一番早いので、ご興味のある方は是非連絡してください。また、随時に行っている、パピーパーティーも次回の開催が決まりました。約6ヶ月までのワンちゃんが対象となります。

今回は飼い主さん向けに、猫の話を行います。特に、7歳以上の猫ちゃんが、健康な長生きを目標として、病気になる前に知っておいてほしいことや、気を付けて欲しいことを中心に話す予定です。

歯磨き教室は、口の臭いが出だしたワンちゃんは特にですが、子犬のうちからのほうが慣れやすいため、若いワンちゃんの参加もおススメします。また、お手入れ教室も、子犬のうちから慣れれれば、覚えは良いですので、ぜひチャレンジしてみて下さい。

 

2016年 春の勉強会 開催予定 

参加費無し   日曜日 (14:00~16:00頃を予定)

4/ 4(月曜)しつけ教室
しつけの基本を学びます *犬は5頭まで(要予約)

4/10 一からはじめる歯みがき教室
口の臭いや歯石が気になりだした方に

4/17 まるごと猫の話 7歳からの生活 
高齢期の猫に起こる病気と生活について

5/ 8 パピーパーティー (参加費500円)
幼犬期に、人や犬との関係づくりを学びます *6ヶ月まで

5/22 しつけ教室
しつけの基本を学びます *犬は5頭まで(要予約)

5/29 初心者のためのお手入れ教室
初心者のためのシャンプー、爪きりなど様々なお手入れのコツを教えます

 参加をご希望される方は、お問い合わせ下さい。アットホームな気軽な勉強会です。また、各回終了後に個別の相談も受付いたします。お待ちしております☆

パピーパーティー開催のお知らせ

東日本大震災から早いもので5年となります。震災時は人はもちろんですが、飼われている動物も被災し、迷子になったり、保護されても飼い主がすぐに見つからなかったペットが多かったそうです。また、一緒に避難できた動物も、避難所で飼い主と共に暮らすことはしばらくは出来ませんでした。

その後、その時のことを教訓に全国でペットと防災に関わる講習会が開かれています。やはり、普段から外に慣れていない犬や、ケージに入る事を訓練されていない動物にとっては突然の変化は大きなストレスになったようです。ぜひ、万が一の時に備えて、犬はなるべく人や他の動物と接触をもち、犬猫ともにケージを寝床の一つとして、少しでも落ち着ける練習をしておくことをおススメします。随時、滋賀県内でも講習会などがあればお知らせいたします。

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さて、先日は今年初めてのパピーパーティーを開催しました。今回はトイプードルがなんと3匹も来てくれました。元気な男の子いちくん、人が大好きなモモちゃん、恥ずかしがりなモコちゃん。また、同じく恥ずかしがりのダックスの福くん。元気いっぱいなラブラドールのラリーちゃん。合計5匹の子犬が参加してくれました。

今回はラブラドールのラリーちゃんと、プードルのいちくん、モモちゃんは、人にも犬にも最初から積極的に遊ぶことができました。ラリーちゃんは体の大きさは一番大きいですが、きっちりと加減して遊ぶことが出来ました。いちくん、モモちゃんも、負けずに元気いっぱいでした。小型犬の子たちは、なかなか大型犬と触れ合う機会がないため、今のうちに一緒に遊べることが学べました。

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そして、今回は、モコちゃんと、福くんは、最初は緊張でいっぱいでした。他の子たちが近づいても、隠れてばかりでした。しかし、他の3匹が遊んでいる姿を、興味があるように見ていました。どうやら、遊び方がイマイチわからずに、どうしていいのかが分からないようでした。でも、上手に距離をとりつつ自分のペースでコミュニケーションをとろうとしていました。最後には2匹ともに、きっちりと遊べるようになりました。

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緊張しながらでも、子犬のうちは好奇心のほうが強く、順応性もあります。今回の子たちのように、子犬のうちは他の子が遊んでいる姿を見て、遊び方を学ぶことにより最終的には遊べるようになります。人と同じで、子どものうちは吸収が早いです。今回のパピーパーティーも社会化の練習としては、大成功でした。今回のことをきっかけに、様々なことに慣れてもらい、より楽しい犬生活を送ってもらいたいです。

次のパピーパーティーは、今年の第二回は今週の土曜日の3月12日と、第三回は5月8日の日曜日を予定しています。もしご興味がある方は、ぜひぜひご参加ください☆

 

3月休診日のお知らせ

今日はひな祭りです、とても暖かい春らしい日となりました。受付のカウンターには先日飼い主さんからいただきました、素敵なステンドグラスのお雛様を飾っています。花壇の花もますます春らしくなってきました。

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3月の休診日のお知らせです。

3月3日(木曜)、10日(木曜)、17日(木曜)、24日(木曜)、25日(金曜)、31日(木曜)はお休みを頂きます。また、21日(月曜 祝日)は、午前、午後ともに診察しております。

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3月より狂犬病予防注射の新年度(平成28年度)の注射が打てるようになりました。春は様々な予防のシーズンとなります。狂犬病注射、フィラリア予防、ノミダニ予防と、お忘がれありませんように☆

にゃんにゃんにゃんの猫の日

猫の飼い主は、猫が近くに寄ってくることで冬を感じ、猫が離れていくことで春の足音を聞きます。懐くようで懐かない猫の癒しは、猫を飼ってみないと分かりません。きっと猫を飼えば、すぐに猫のとりこになること間違いなしです。先日、2月22日はにゃんにゃんにゃんで、猫の日でした。そんな訳で、今回は猫の話題です。

最近では、CMやテレビなどでも猫の出演が増えており、猫ブームと言われています。猫の写真集も多く発売され、書店では猫のコーナーが出来るぐらいだそうです。滋賀県でも、ひこにゃんはもちろんですが、湖南市では猫市長が毎年選ばれています。今年も3月1日より立候補の受付が始まりました。いよいよ近いうちに、猫の飼育頭数が初めて犬を上回るのではと言われています。

また、冬のこの時期は猫は暖かさをもとめて、車の近くで日向ぼっこをしたり、中にはエンジンルームに隠れたりすることがあります。自動車会社の日産が中心に、猫バンバンと言う、車に乗る前に車を叩いて、万が一に猫が侵入していても気付けるようにという運動を行っています。車に乗る時は、ひと手間かけて一度車の周りを確認してください。

いろいろな分野で猫が注目されています。しかしその一方で、保護センターなどに持ち込まれる猫もまだまだ多いのが現状です。犬は貰い手が見つかるそうですが、なかなか猫は貰い手が見つからないことも多いそうです。もし、猫を飼いたいと思われる方は、ぜひ保護猫なども検討してみてください。雑種猫はカワイイのはもちろんですが、何より丈夫で病気も少なく飼いやすいです。また、外猫にエサをあげるのであれば、過度な繁殖は防ぐために、ぜひ避妊去勢手術をしてあげて下さい。不幸な猫が一匹でも減り、幸せな猫が一匹でも増えることを願います。

さて、今回のおまけは、スタッフの猫のカンパチです。カンパチも生後半年になり4kgの立派な猫となりました。先日は、ついに去勢の手術が行われました。手術後にもかかわらず、エリザベスカラーをつけながら、寄ってくるカンパチです。元気に退院していきました☆

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フィラリア予防の注射&春直前の花壇

今年度もフィラリア予防の注射が始まりました。フィラリアとは、蚊から寄生して犬の心臓に住み着く寄生虫です。寄生されてしまうと有効な治療薬はなく、心不全により死亡する病気です。その為、予防が重要となる病気です。

現在飲み薬がフィラリア予防としてはメジャーですが、最近は新しい予防法として注射によるフィラリア予防も出来るようになりました。フィラリア予防の注射の利点は、一年中効果が持続するため年中予防が可能です。また、飲み薬が苦手な犬や、万が一に飲み残しがありえる犬にとっては、手間や心配がなくなり非常に楽になります。もちろん、飲ませ忘れが時々ある飼い主さんにとっても安心です。

飲み薬と同じようにフィラリア検査と体重測定が必要なります。その後、身体検査により健康状態に問題がなければ、接種は可能です。ただし、超小型犬(2kg以下)や、持病を持っている場合、高齢の犬の場合は、体調などと相談しながらになります。また、狂犬病注射などと、同時接種は出来ないので、少し間隔をあける必要があります。

もし、ご希望の方はフィラリア予防の際に、スタッフにお伝えください。在庫がなくなり次第に終了となります。(前年は6月の初旬で終了)また、通常のフィラリア予防の飲み薬は5月半ばから投薬の開始となります。処方は3月半ば過ぎからの予定をしています。

先週末はかなり暖かい天気となりましが、今週は再び寒い日が続きます。そんな中で、みかみ動物病院の花壇も少しずつですが春に向かっております。冬の間にもすくすくと花壇の花は成長しております。また、春にはきれいな花を咲かしてくれると思いますので、楽しみにしてください☆

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ペットと暮らす防災のポイントお知らせ

だんだんと、寒い日が少なくなってきました。今週末はかなり暖かくなるようです。暖かくなると、そろそろ気を付けなくてはならないのが、ノミやダニです。今週は、なんと早くもマダニがついたワンちゃんが来院しました。例年は、3月半ばぐらいから、散歩中にもらってくる犬が多いのですが。今年は今までにないぐらい、早い時期でした。ダニは皮膚病の原因や、病気を媒介するため注意が必要です。もし、ダニがついた場合も、決して引っ張ってとらないように気を付けてください。きっちりと、駆虫薬にて駆除するのが一番です。今年もノミやダニ予防に気を付けてください。

 

さて、獣医師会主催で、近江八幡でペットと防災の一般公開講演が開かれますので、お知らせします。ぜひとも一回は聞いておきたい内容です。もしご興味がある方はご参加ください☆

「東日本大震災から学ぶペットと暮らす防災のポイント」

日時:2月21日(日曜) 14時から

場所:近江八幡市 ホテルニューオウミ あづちの間

参加費:無料

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2月休診日のお知らせ

本日は立春です。暦の上では、今日から春だそうです。今日は地区の来年度の狂犬病集合注射の会議がありました。狂犬病の話が出ると、個人的にも春の足音が聞こえてくる感じです。今年も4、5月で集合注射が行われます。また、市町の広報などでもお知らせがあると思います。また、2015年度の狂犬病予防注射は2月末までとなります。まだ、お済みでない方は、早い目にうってあげて下さい。

さて、2月の休診日のお知らせです。
2月4日(木曜)、11日(木曜 祝日)、18日(木曜)、25日(木曜)は、お休みを頂きます。

院内に、膀胱炎の掲示ポスターが出来ました。スタッフの力作です。以前のブログでもご紹介したように、冬は膀胱炎に要注意です。まだまだ、寒い日が続きます。ぜひぜひ、猫を飼っておられる方は、ぜひご参考にしてください☆

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パピーパーティー参加者募集のお知らせ

今週の初めはとても気温が下がりました。幸い、近江八幡では雪はほとんど降りませんでしたが。人も動物も体調には気を付けなくてはなりません。

さて、2月に今年初めてのパピーパーティーを開催する予定しています。まだ日程は未定ですが、6ヶ月未満の子犬を対象として、飼い主さんと一緒に多くの事を学んでもらいます。

生後半年までは特に子犬の社会化期と呼ばれ、好奇心が多く活発なこの時期に、多くの事を経験し学ぶ必要があります。この時期に慣れたことの多くは、その後も継続して行うことが出来ます。逆に、この時期までに、経験できなかったことは、その後もなかなか覚えることも難しいです。その為にこの時期までに、しつけの基礎を行うことは非常に重要です。

パピーパーティーでは飼い主さんにぜひ覚えて頂きたいしつけの基礎を学んでもらいます。多くの飼い主さんは、飼って間もないこの時期にいったい何をしていいのか分からないまま、時が過ぎ去ってしまいます。しつけの基礎的な話も行いますが、多くの疑問があると思いますので個別の質問も受け付けます。また、子犬は本来この時期は兄弟犬と一緒に過ごすのですが、ペットショップなどの都合により2か月ほどでバラバラになってしまいます。子犬の多くが、他の犬との接し方が分からないまま育ってしまいます。この時期に、多くの犬と触れ合うことで、なるべく犬が苦手にならずに、上手に接することが出来るように練習します。

12月に行った2回目のパピーパーティーをご紹介します。最初はみんな怖々でしたが、ゆっくりご挨拶。飼い主さん同士が交代しながらで、ご褒美をあげてもらいました。時間がたつごとにみんな上手に遊ぶことが出来るようになりました。いろんなおもちゃにも興味津々でした。もし、ご興味のある方、参加ご希望の方は、ぜひご連絡下さい☆

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2016年ノラ猫の去勢・避妊手術サポートについて

みかみ動物病院では、本年も地域のノラ猫ちゃんたちの繁殖抑制のため、ノラ猫の去勢、避妊手術のサポートを行います。

ノラ猫は、これから日が長くなり暖かくなる春に向けて、繁殖行動が盛んになってきます。猫は妊娠期間が約2ヶ月と短く、一年のうちで何回も出産を行うことが可能です。また、一回の出産で3~5匹の子猫が産まれます。その子猫も、半年を過ぎると大人になり繁殖ができるようになります。少しでも地域のためになればと、2016年も1、2月の時期に、ノラ猫ちゃんの去勢手術、避妊手術に関してサポートを行います。

麻酔手術の負担があるため、若い猫(半年から約2歳)であることと、健康な猫に限ります。また、安全な麻酔手術を行うため、健康状態の把握のための術前検査などは、基本的には省略しません。また、ノラ猫の場合は、再び捕獲されることもあるため、手術をした目印として耳カットが必須になります(今回のみ無料)。手術の予約の際に、サポートについてスタッフへお申し出ください。料金について相談させて頂きます。手術は基本的には予約制でございますが、ノラ猫の捕獲は困難な場合が多いため、事前に相談を頂きましたら、時間の融通についてもなるべく相談させてもらいます。また、あくまで通常業務と並行しておこないますので、ご希望に沿ない場合もございますので、ご了承下さい。

さて、今週はこの冬初めての雪になりました。気温もぐっと下がり、やっと冬らしくなりました。おかげで、朝に昼にと駐車場の雪かきが、なかなかいい運動となりました。皆様、風邪などひかれませんように☆

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猫の膀胱炎に注意

1月の半ばとなりました。今年は雪は降らないですが、それなりに寒い日が続きます。今回のテーマは、この時期に気を付けなくてはならない病気の、膀胱炎についてです。

膀胱炎は特に猫に多い病気です。もともと飲水量が少なく、尿量も比較的少ない進化を遂げたことにより、猫に多くみられるようになったと言われています。そのため、自然と飲水量の減る、この冬場には膀胱炎が非常に多くなります。

最も典型的な症状は、血尿と頻尿です。おしっこの色がおかしいはもちろんですが、トイレに何回も行く、トイレからなかなか出ない、トイレ以外のところでも排尿をする場合は、膀胱炎の可能性があります。

様々な要因でありますが、若い猫から高齢まで、様々な年齢の猫で起こることがあります。特に、もともとお水を飲まない、トイレを我慢する猫などは多いです。また、肥満猫なども、膀胱炎になりやすいと言われています。人とは違いあまり細菌性の膀胱炎などは多くなく、原因不明の特発性と呼ばれる膀胱炎が多いです。さらに、膀胱炎は長期放置しておくと、その後に細菌が増殖したり、尿石が出てきたりと、どんどんと悪循環が見られますので、早期の発見と治療が重要となります。

膀胱炎は尿検査が重要で、膀胱炎の診断や原因の推測を行います。なるべく新しいおしっこを、何とか液体の状態で持ってきてもらうと、尿検査ができます。ただし、なかなか猫で尿をとるのは難しいので、怪しい症状が出た場合は、尿がとれなくても早い目に病院の診察を受けてください。また、腹部のエコー検査やレントゲンにより、膀胱の炎症の度合いや、膀胱内の尿石の有無や大きさを、さらに詳しく調べることができます。

基本は内服薬による治療と、必要であれば食事治療が比較的長期に必要になります。ポイントは、症状がなくなったように見えても、治療を中断しないことです。まだ症状がなくなった段階では、多くは完全に治癒しておらず、ぶり返す場合が多いです。また、膀胱内に尿石が見られた場合には、外科的治療が必要なケースもあります。

さらに、日頃から出来る治療や予防としては、飲水場所とトイレの環境の整備です。猫は基本はお気に入りの水の飲み方があります。比較的、流れる水が好きなことが多く、水道の蛇口の水などから直接水を飲む猫もいます。最近の水の入れ物は、水流を作る噴水型の水飲みもあります。また、簡単な方法としては食事をウェットフードにすることにより、自然と水の量を増やすことができます。また、トイレはなるべくキレイにすることが重要です。特に、多頭飼いのお家の場合は、猫の数よりも+1つトイレを用意してもらうほうがよいです。また、トイレの砂も好みがあるので、よりよい砂を試してみてもよいかもしれません。

最後にオスの猫を飼っておられる方に、必ず知ってもらいこととして。オスのの場合は、膀胱炎や尿石症により尿道閉塞を起こす場合があります。尿道が詰まることにより、まったくおしっこが出なくなり急性の腎不全を起こします。様子をみることで、場合によれば一日で命に関わることがあります。もし、トイレに行っても尿が出ておらず、急激な体調不良を起こした場合は、すぐに病院の診察を受けるようにして下さい。

さて、今回のおまけは、久々に登場のスタッフの猫の、かんぱちです。5か月となりました。以前に比べると、かなり大きくなりました。元気に成長中です。ちなみに現在、かんぱちも膀胱炎の治療中です。

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