投稿者: mikami-ah

クリスマスのチキンに注意

もう2020年も残り一週間となりました。子供たちはそろそろ冬休みがはじまります。さて、この年末の時期によくある、気を付けてもらいたい、クリスマスの定番のチキンのお話。

この時期の大きなイベントごとはクリスマスです。子供たちにとってはサンタからプレゼントがもらえる、無くてはならない楽しみの日です。きっと食卓にもクリスマスの御馳走が並ぶかもしれません。さて、そんなクリスマスの日に時々起こってしまう、ペットを飼われているお家で気を付けてもらい事が、犬がチキンを食べてしまう事です。

まず、基本的には、チキンだけではなく食べ慣れていない食べ物はおなかを壊す可能性があります。特に、油分が多いものは消化しきれずに下痢をすることが多いです。特に、ひどい嘔吐や下痢につながる膵炎になったことのある犬は、油分が引き金となって発症することがあります。膵炎は人と同様に、重症化する事があるために、通常の胃腸炎と比べても注意が必要です。

さらに気を付けてもらいたい事が、骨付きチキンです。骨付きチキンは、間違って骨ごとたべると食べ方によっては、骨が胃や腸を傷つける場合があります。鶏の骨は、噛んでしまうと縦に割れる事が多く、割れ方によっては尖った骨の状態で飲みこんでしまう場合があります。運が悪いと、胃や腸を突き破ってしまい、ひどいと胃や腸の中身がおなかに漏れ出して、腹膜炎をおこし命に関わることもあります。

胃や腸の途中で問題を起こすと、お腹を手術しないといけな事もあります。お腹を手術すると、一週間ほど入院が必要な場合もあります。クリスマスから年末年始の楽しいイベントが台無しになっていまします。くれぐれもそうなりませんように。

また、こちらがあげるつもりがなくても、チキンは犬にとっては魅力的な匂いでもあるので、盗み食いされるケースもあります。ぜひお気をつけ頂いて、楽しいクリスマスをお過ごしください☆

ペットの寒さ対策

近江八幡でもついに雪がふりました。滋賀県でも北の方ではそれなりに積もったようです。さて今回は、そんな寒い季節の、ペットの寒さ対策の話です。

まず、外飼いの犬の場合は、直接に寒い風や、雪がはいらないように、きっちりとした対策をしておいてください。小屋などがあれば、暖かめのベッドや布団を用意して下さい。また、冬場は体温を維持するにもエネルギーがたくさんいりますので、中には冬場は痩せることもあるので、食事量を少し増やしてもらう方がよい犬もいます。

また、シニア犬や、持病がある場合は、なるべく室内がよいです。できれば冬の夜は、玄関でもよいので室内のほうがより理想だと思います。犬によっては外に出たがる場合もあるので、難しい場合もありますが。なるべく、気温、時間帯、場所などを工夫して、できる最大限の対策をしてください。

室内犬の場合は、若ければ基本は対策は必要ありません。エアコンやストーブなども、特に犬だけのためにであれば必須ではありません。強いて言えば、少し暖かめで安心できる寝床があればよいです。むしろ、気を付けてもらうとすれば、寒いからと言って直接にエアコンやストーブなどの温風がかからないようにして下さい。

シニア犬や、持病をもっている室内犬の場合は、理想で言えば病人が心地よいぐらいの室温があればよいと思います。人と違うのが犬は地面に近い場所にいるため、室内でも上側の空気は温まっている場合でも、足元は随分と冷えている場合もあるので、空気を循環するなどして暖かくしてください。また、寝床も窓側にある場合は、夜は極端に冷えますので、お気をつけください。

猫の場合はどうでしょうか。猫は、その時その時で家で一番心地よい場所を見つけることが得意ですので、あまり心配はいりません。また、こたつの中や、ストーブの前にずっといるけどどうしたら良いのかとの相談を受けます。基本はほっておいて良いです。また、暖房器具に寄ってくるからといって、わざわざに猫のためにつけてもらう必要はありません。猫も心地よい場所が好きではありますが、寒くて耐えられない事はありません。

シニア猫の場合も、だいたいは自分で暖かい場所に移動しますので、さほどには対策は必要ありませんが、強いて言えば、すごく寒い場所に長時間いないようにしてもらう事と、寝床を少し暖かくしてもらうと良いと思います。犬にも使えますが、簡単に寝床を暖かくする方法としては、ペットボトルにお湯などをいれて、簡易的な湯たんぽを作ると、安全で、温まりすぎもなく、便利で経済的です。

まだまだこれから寒くはなりますが、特にシニア犬、シニア猫は少し対策を考えて下さい。元気な犬に関しては、本人が行きたがれば、散歩などはOKです。若い犬は、雪なども好きな子も多いです。猫は寒くなると、普段は近寄ってこない子も、人の近くに寄ってくる事も増えてきます。人も動物も適切な寒さ対策をしつつ、寒い冬ならではの犬や猫との生活を、ぜひ楽しんでください☆

みかみ動物病院 開院7周年

当院は12月で7年目を迎えました。当院に通って頂いてる飼い主様、地域の皆様のおかげです。ありがとうございます。今後も地域のかかりつけ動物病院として、一層精進しますので、よろしくお願いいたします。

あっという間の7年目です。今年は新型コロナウィルスの流行もあり、どの方も思いもよらない、変化を求められていた一年間であったのではないかと思います。再流行の兆しもあり、まだまだどのような世の中になるかは分かりませんが、様々な対策を考えていきながら、よりよいサービスをご提供できればと思っています。

さて、12月も中盤に入りました。年末まで当院は診察を行っています。もし、処方食などを使っている飼い主さんは、年末年始は業者さんがお休みとなり、注文が出来なくなります。お正月にむけて早めの注文をよろしくお願いいたします☆

2020年12月休診日のお知らせ

早いもので12月となりました。残り1ヵ月はもっとあっという間かもしれません。やり残したことがないようにせねばなりません。

さて、12月の休診日のお知らせです。12月3日(木曜)、10日(木曜)、17日(木曜)、24日(木曜)、31日(木曜)はお休みを頂きます。年末は30日まで診察を行います。29日、30日は午後の診察は時間変更、予約診察となります。年明けは、1月4日より診察を行う予定です。

当院もささやかですがクリスマスの飾り付けを行いました。ささやかですが、お越しの際はご覧ください。まだ雪がふる気配はないですが、予報では今年の冬は寒いようなので、お体にはお気を付けください☆

猫を何匹飼うか?

猫が寄ってくると、冬の季節を感じます。暑い時期は人が近づくと逃げていきますが、寒い日が増えてくると、途端に猫がよってきます。犬にはあまりない、非常に猫らしい冬を感じる行動です。

さて、猫を新たに飼われる際に、何匹飼おうかと迷われている相談を受けます。近所で子猫が産まれて、どの猫がいいかだけではなく、そもそも何匹飼おうかと迷われます。その時のアドバイスとしては、飼えるのなら、猫は多頭飼いでもそれほど問題は少なく、むしろメリットも多いと答えます。犬とは違い、必ずしも散歩がいるわけではなく、トイレと食事の管理なども犬よりもしやすいです。

やはり、猫同士で一緒に過ごしている子たちは、一匹飼いでは見られない猫らしい姿がたくさんみることができます。兄弟で並んで眠る姿は、非常に癒されます。兄弟の猫を一緒に飼う一番のメリットというのは、ほっておいてもお互い兄弟で遊んでくれるということです。一匹では遊ぶにも限界がありますし、人もずっと構えるわけではありません。猫が複数いると、人と比べても、運動量はとても多く、ストレス発散になります。肉体的にも、精神的にも、満足して過ごせます。遊びに満足した猫は、人を遊びに誘うためにつきまとったり、甘噛みをしたりすることや、いたずらは随分と少なくなります。兄弟で遊んでくれる分、むしろ人の手間が減ります。

これは、直接的な血のつながりがなくても、同じ年代で小さいうちから一緒に住ごすと、遊びのペースの合うので兄弟と同じようなメリットがあります。そのため、必ずしも血のつながりは重要ではありません。

さて、メリットばかりではありません。デメリットの一つとしては、年が同じがゆえに将来的に歳をとって病気が出てくる時期が同じこともあります。老齢の病気の治療は、手間も時間もお金かかりますので、そこは随分に備える必要があります。

また、年齢が違う猫を迎える時は話が変わります。いくつか注意が必要です。猫を一匹飼っておられる方で、慣れたころにもう一匹猫を迎える計画を立てる方もおられます。一匹ではかわいそうと、猫のためにという方もおられます。ただ、年齢が違えば、遊びや運動のペースも違いますので、最初は合わないケースもあります。中には先住の猫にとっては、すごくストレスになる場合もあります。

先住猫の性格を見極めて、同じ環境に慣らすのには十分に時間をかけて、徐々にストレスが少なくなるようにしていく必要があります。特に雄同士の場合は、縄張り争いに発展するケースもありますので、去勢手術を早い段階でするなどの対策が必要です。

そんなことで、猫をこれから飼われる方で、兄弟猫たちでどの猫もかわいくて、どの猫を飼おうか迷われている方。一匹と言わずに、思い切って複数飼う事もありです。ぜひご検討下さい。一匹飼いにはない、新たな楽しい毎日がまっています。

さて、今回のおまけは、そんな兄弟猫です。毛色も、毛質も違いますが兄弟です。2匹ともに活発で、すごくかわいい猫たちでした。これからの成長が楽しみです☆

冬の膀胱炎に注意

異様にここ数日はあたたかめですが、紅葉がだいぶ綺麗になってきました。暖かいのはいいですが一気に寒くなると、体調も崩しやすいので気をつけねばなりません。

さて、これから寒くなるにかけて、心配な病気が膀胱炎です。11月になってから、ちょくちょくと膀胱炎の症状で来院する犬猫が増えてきています。これは寒くなり自然と水をあまり飲まなくなるため、尿を貯めこむ時間も増えて、膀胱炎の原因になる細菌や、尿石症の結晶が出やすくなるためです。

膀胱炎の症状は、血尿や頻尿です。血尿は比較的に分かりやすく、ペットシーツや猫のトイレ砂に血の色が付いたり、色が濃く見えると思います。ただ、目に見えて分かる血尿は、それなりの出血がないと分からない為、大丈夫に見えても注意が必要です。

頻尿も膀胱炎でよくある症状です。頻尿は、膀胱炎によって残尿感が残るため、トイレに行ったあとに、またトイレに行く事が典型的なタイプです。さらに、ほとんど尿が貯まっていない状態ででトイレに行くため、長い間トイレにこもり、結局はわずか出るだけです。中には、出ないので、いつもとは違う場所で尿をしようとすることもあります。

このような症状があると膀胱炎の可能性が高いです。可能であれば、尿検査が出来れば診断ができます。しかし、なかなか尿が取れる事も難しい場合もあるので、治療しながらで検査を行う事もあります。基本は内科治療ですが、膀胱結石などが関わったりすると、外科治療も必要になる場合もあります。食欲が落ちることは稀ですが、非常に不快な病気の為、早期の治療が推奨されます。特に、これまでに膀胱炎になった犬猫は、寒くなってから注意が必要です。

さて、当院の花壇が徐々に、冬の花壇に変化しています。パンジー、ビオラが花壇や、プランターに植わり始めました。まだ小さいですが、春にかけてきれいな花を咲かせてくれるでしょう。コキアもついに紅葉しはじめてきて、綺麗な赤紫になってきました。ぜひ、診察のついでにご覧ください☆

 

フィラリア予防は11月まで

ついに最低気温が10℃を切りました。朝夕は非常に寒くなってきました。あちこちで木が色づいてきました。イチョウはすでに綺麗な黄色に染まっています。まだまだこれから、本格的な寒くなっていきます。人も動物もますます、体を壊さないように気を付けて下さい。

さて、5月から投薬開始になる犬のフィラリア予防もそろそろに最後に近づいてきています。毎年ですが、この11月中旬の最後のフィラリア予防は忘れる方が多い傾向です。やはり、寒くなるとうっかりする事が多いようです。たしかに11月になると、蚊はほとんどいなくなりますが、11月の薬は必要なことでしょうか?

実は、フィラリアの予防は、予防といえど実は寄生したフィラリアを駆虫する駆虫薬です。蚊から犬に寄生するフィラリアは、一旦は皮膚から体内に入り成長しながら血管を目指します。次に血管の流れに乗って、心臓に向かいそこで成虫まで大きく成長します。最終的にはそうめんぐらいの太さの虫になりそこで子供を産みます。駆虫薬は成虫になってからでは効かないので、それまでの間に駆虫する必要があります。11月に飲ませるフィラリアの薬は、9月~10月で蚊にさされた分を駆虫するための薬になります。万が一にフィラリアにかかった状態で飲み忘れてしまうと、来年の春までに成虫に成長してしまい、もう駆虫はできません。フィラリアはかかってしまうと有効な薬もほとんどないため、だんだんと心臓に負荷をかけてしまい、最終的に心臓病になってしまい、命に関わります。そのため、寒くなっても決して忘れてはいけないお薬ですので、最後のお薬きっちりとのませてあげてください。

さて、今週末は今年最後のわんにゃんマルシェが開催されます。もし、保護犬、保護猫を迎えようと考えられている方は、ぜひぜひご参加ください。また、毎回素敵なお店もたくさん出展されています。犬猫グッズもたくさんありますので、犬好き猫好きなだけでも、覗きにいくだけでも楽しいイベントです。11月8日の日曜日、野洲のアルプラザの駐車場で開催です。ぜひぜひ、ご参加ください☆

 

2020年 11月休診日のお知らせ

11月5日(木曜)、6日(金曜)、12日(木曜)、19日(木曜)、26日(木曜)、27日(金曜)はお休みを頂きます。

また、11月3日(火曜・祝日)、23(月曜・祝日)は、午前・午後(14~16時まで)ともに診察しております。振り替えで、6日(金曜)、27日(金曜)はお休みを頂きます。

さて当院の春から夏の間にかけて、きれいに咲いてくれた花壇の花たちも、秋になり終盤です。今年の夏は特に暑かったのですが、ジニア、ペチュニア、マリーゴールド、ベゴニアなど、何とか負けずにきれいに咲いてくれていました。ベゴニアは秋になってからもよりきれいなピンク色の花をきれいに咲いてくれています。駐車場の入り口にある、コキアはみるみる大きくなり思った以上に巨大になってしまいました。コキアは紅葉する植物ですが、ちょうど太陽があたらない北の方だけが、早々と紅葉してきました。そろそろ冬から春の花壇に植え替えになりますが、終わりかけの秋の花壇をご来院のついでにご覧ください☆

秋の健康診断は10月末まで

現在、当院では秋の健康診断を行っています。健康診断では、身体検査や問診、また比較的多くの項目の血液検査を行います。特に、歳をとりはじめ健康が気になる方、若くて健康であっても一年以上血液検査をしていない方には、お勧めです。

血液検査では、多くの臓器に関わる項目を調べることにより、様々な病気の状態を把握します。腎臓や肝臓などは、非常に重要な臓器にも関わらず、予備能力が高いが故に症状が出にく臓器です。腎臓病や肝臓病の早期発見はもちろんですが、糖尿病などのホルモン疾患、栄養状態、貧血、炎症等を調べていきます。

血液検査の一番の目的は、まだわかっていない病気を早期発見することです。動物は人と違い、自覚症状を訴えることは出来ないので、症状が出るまで分かりません。特に、食欲や元気が落ちてくると、その時点でそれなりに重症です。早くに見つけ対策をとる事が、結果的に心配や治療までにかかる時間も少なくなります。もちろん全ての病気が発見できるわけではありませんが、事前に分かる病気は把握できるにこしたことはありません。

また、健康診断での血液検査のもう一つの目的が、その時点で健康であることを確認しておくことです。検査結果が問題がなかった場合、それ自体でも安心なことですが、この結果が病気になった時に役に立ちます。血液検査は、健康診断だけではなく、病気の際にも行われます。その際に、ひかかった項目があった場合には、それが今回の病気の原因としてひかかってる可能性もありますが、もともとある持病がたまたまこのタイミングでひかかったの可能性もあります。定期的に血液検査をしていると、普段と比べて何が悪くなっているかが、簡単に比較できるため、その時の原因により早くたどり着け、ベストな治療を早くから受けれるようになります。

一般的には若くても一年に一回。高齢期になれば、一年に二回ほどの検査がすすめられています。だいたい、一年間で犬猫は人間の5歳ほど歳をとります。人間が何らかの健康診断を毎年受けている方が多いと思います。そう考えれば、犬猫の一年間のうちに思っても見ない変化が起こっている可能性は十分あると思います。

秋の健康診断は10月末までとなっております。特に猫に関してはこの時期が一番お得になっております。健康で長生きを目指している方は、この機会にぜひ健康診断をご検討下さい☆

2020年10月休診日のお知らせ

近所ではコスモスがキレイに咲いています。本格的な秋になってきました。あっと言う間に寒くなってきました。皆様も風邪などひかれぬように、気を付けてください。動物では、特に猫では寒くなると膀胱炎が増えてきます。寒くなると自然と水を飲む量が減ってくるためです。膀胱炎になった事のある猫は、これからの時期、お水をしっかり飲ませつつ、ぜひ注意してください。

さて、10月休診日のお知らせです。10月1日(木曜)、8日(木曜)、15日(木曜)、22日(木曜)、29日(木曜)はお休みを頂きます。

当院の花壇も、暑さでばてていた花たちが、再び一気にきれいに咲き始めました。秋が終わるころまで、頑張ってくれると思います☆

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