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院長の気まぐれブログ

狂犬病予防注射

5月も中旬になりました、そろそろフィラリアの第一回目の投薬が必要な時期です。フィラリア予防はお済みでしょうか?まだの方は、遅くとも5月中にはお越し下さい。気温が上がってくると、フィラリアの感染の可能性が高くなってきます。さて、フィラリア予防もそうですが、4.5月は狂犬病予防注射も受けられる方が多い時期です。狂犬病予防注射は、犬を飼われている方は接種が義務となっているため、必ず打ってください。市町が行う、地域を回る集合注射では4、5月になります。動物病院では基本は一年中打つことが可能です。

狂犬病の病気は、世界で最も危険な人獣共通感染症です。犬だけでなく、いろいろな動物が感染を起こし、人が感染した場合もほぼ100%死亡します。世界では、まだまだ死亡者の多い感染症の一つです。日本人でも時々に、海外で犬にかまれた、狂犬病で亡くなるかたのニュースもあります。

昔は日本でも発生が見られ、その多くは犬によるものでしが。しかし、狂犬病予防法により狂犬病予防注射が義務化になり、いったんは日本からはなくなった病気です。特に島国である日本は、動物の侵入が起きにくい事も要因かもしれません。世界では日本のような、狂犬病がない国の方がまれです。

ただ、昔と比べると人や動物の行き来が昔に比べても、活発になってきています。また、いつの日か日本にも発生が起こるのではと言われています。もうずいぶんと感染は起ってはいませんが、犬同士のケンカや、人を噛んだ際は、おおごとになります。当院でも何度か、そういった事故の後に噛んだ犬が、狂犬病の感染がないかどうかの証明を作成するための、検査を行ったことがあります。

狂犬病予防注射は、フィラリア予防の内服処方と同時に可能です。この春の時期に、まだの方はお早い目にどうぞお越し下さい。

さて、市町の集合注射は今年は近江八幡市を担当しました。4月は主に、八幡学区と岡山学区をお邪魔しました、八幡の図書館、八幡のコミセン、加茂神社や岡山小学校なので、注射を行いました。5月は、島学区と、北里学区を回りました。スタートは能登川の境目の大中から、ゴールは野洲との境目の佐波江まで、かなりの移動距離でした。いつもは病院の中で仕事をしているので、太陽の下での診察もいいものでした☆

2024年5月休診日のお知らせ

5月休診日のお知らせです。5月2日(木曜)、9日(木曜)、16日(木曜)、23日(木曜)、30日(木曜)はお休みを頂きます。

ゴールデンウィークも診察を行います。5月3日(金曜)~6日(月曜)は午前に診察を行います。6月頃にゴールデンウィークの振り替えでお休みをいただきます。

さて、いよいよフィラリア予防が必要な時期になってきました。まだお済実出ない方は、早い目にお越し下さい。フィラリア予防は

①粉薬:食事に混ぜて食べれるワンちゃんに最適。基本的には、一番安価な薬になります。

②錠剤:なんでも、パクっと食べれるわんちゃんに。特に大型犬は簡単にのめる子が多いです。

③オヤツ:薬自体がおやつに混ざっており、喜んで食べてくれる犬が多いです。当院では一番このタイプが選ばれています。特に、ノミマダニが同時に予防できるタイプは、一つの薬で済むので一番人気です。

④注射:一年間有効な注射タイプのフィラリア予防薬です。病院で注射を打てばそれだけで予防完了で、非常に楽です。薬が苦手なタイプのわんちゃん。また、どうしても投薬に忘れがある飼い主さんにおすすです。

ぜひ、五月中旬頃までには、診察に来て頂けたらと思います☆

連休中も診察

本格的なシーズンで、病院も通常よりも混雑する事が多い時期になりました。ご迷惑をかける事もありますが、申し訳ございません。さて、フィラリアの予防は5月中旬には必要になります。まだお済みでない方は、ぜひ早い目にお越しください。

ゴールデンウィーク診察のお知らせです。当院は、ゴールデンウィークも診察いたします。祝日はいずれも、午前のみの診察となります。

5月1日(水) 午前9時~12時 午後16時~20時
5月2日(木) 通常休診日
5月3日(金) 午前9時~12時
5月4日(土) 午前9時~12時
5月5日(日) 午前9時~12時
5月6日(月) 午前9時~12時

さて、花壇の花もさらに暖かくになるにつれて、どんどんと花数も増えてきました。チューリップは終わりましたが、ビオラやアリッサム、ナデシコ等も綺麗に咲いています。ただ、雑草もイキイキしてきたため、草とも追いかけっこです。また、当院の花壇の部分の木のフェンスの塗り替えをしてもらいました。さすがプロのお仕事。また、キレイなフェンスに生まれ変わりました☆

2024春の勉強会 パピークラス トイレ編 

桜も終わり、一気に暖かくなりました。今回は春の勉強会第一回のパピークラスが行われました。パピークラスは「日頃の生活の困りごと少しでも解決につなげてもらう事」と、「同じ年代の子犬同士が犬との関りあいをもつための最初のきっかけになる事」を目的にしています。今回はトイレ編として、トイレのお困りごとのある子犬を中心に集まってもらいました。

トイレのしつけは、人と一緒に暮らしてもらう中で重要なしつけの一つです。トイレのしつけに失敗すると、犬との生活はやはり大変になってしまいます。ただし、基本は犬はキレイ好きの為、正しくトイレのしつけをしてもらえば、きっとうまくいくはずです。

トイレのしつけの基本は、成功を褒めることです。トイレでちゃんと排尿が出来た時にしっかりと褒めてもらえると、犬もそれを覚えます。褒めてもらえることで、またトイレで排尿をします。特に最初は、声掛けも重要ですが、しっかりとご褒美をあげてください。犬にとって、うれしい印象が残れば残るほどに、褒めてもらえるように、上手に繰り返すようになります。

逆に、トイレのしつけでやっていけない事は、失敗をしかる事です。時にはしつけの中で、叱る事が必要なケースもあるかもしれませんが、特にトイレは余計に失敗に繋がることがあります。トイレを失敗した際に、人は場所が悪くて叱っているつもりでも、犬にとっては場所を怒られたのではなく、そもそも排尿をしたこと自体を怒られていると思い込む犬もいます。ますます、犬は隠れて排尿をするようになり、さらなる失敗につながります。基本的には失敗した際は、たんたんとかたずけてもらうという事が一番です。

徐々に成功で褒める体験を重ねていくと、だんだんと成功率もさらに上がっていきます。いきなりではなく、段々とです。生後半年前後では、まだまだ失敗があっても普通ですので、何とか気長に褒めてあげてください。仮に成功が続いていたとしても、少なくとも1歳になるまでは、しっかりと褒めてもらえたらと思います。

また、今回のパピークラスは3匹の子犬さんが参加してくれました。飼い主さんに、トイレに関しての話を聞いてもらいつつ、途中で徐々に犬同士がリラックスした雰囲気で軽い挨拶から始まり、最終的には少し一緒に遊べるように、もっていきます。子犬ももともとに、犬が好きな子もいれば、苦手な子もいます。ちょうど、同じ年ごろ同士で、慣れ合うことにより、例え一回であっても、犬とこれから触れ合うための、良いきっかけになります。今までもパピークラスにきてもらった子犬たちは、その後も犬が苦手になる子は少なく感じます。

パピークラスは、ご希望の方が集まり次第に、定期的に開催する予定ですので、ご希望の方は、ご連絡下さい。日時を調整しまして、開催ができればと考えています。まだまだ、5月6月も春の勉強会は続きますので、ぜひご参加下さい☆

春の健康診断キャンペーン

近江八幡もあちこちと桜が綺麗に咲いています。今年はなんとか入学式のシーズンまで桜が残ってくれました。ちょど気候的にもお散歩にもよい時期となりました。ゆっくりと桜でもみながら、愛犬とお散歩はとっても良い時間です。

4月になりました。狂犬病注射、フィラリアやノミ・マダニ予防の本格的なシーズンとなりました。当院では3月末よりフィラリアの予防薬の処方を開始しております。処方は今ですが、フィラリアの投薬は5月からとなります。また、飲み薬が苦手な犬のために、一年間有効である注射タイプもあります。さて、このシーズンはお得なキャンペーンとして、春の健康診断をおススメしております。

毎年にフィラリアの処方の前には、昨年までの感染がないかの確認の血液検査が必須になります。このフィラリア検査の採血と同時に、年一回の健康診断が可能です。特に、この時期は一年で一番お得なキャンペーンとなり、普段よりお安くできます。さらに、お散歩に行くワンちゃんは、ご希望の方はノミマダニの予防薬を院内にて一回サービスをしております。

健康診断は、理想的には若い動物で年に1回、7歳以上のシニア動物では年に2回の検査が推奨されています。目的として、「病気の早期発見」と、「健康の確認と、その際の数値の把握」の2点が、どの年齢にも重要な役割となります。

人と同様に病気の早期発見は、長生きで、健康を保つためには非常に大事なものとなります。特に、自覚症状を説明が出来ない動物にとっては、外からは分からない病気や、進行して症状が出るまで分からない病気を、健康診断にて早めに見つけれるチャンスです。

また、健康診断は病気の早期発見だけではなく、もう一つ重要な役割があります。それが、その時点での健康であることの確認です。健康な時にきっちりと、血液検査で健康な数値の把握をすることで、病気の時に血液検査をする際の比較ができます。体調不良の時にしか血液検査をしてない場合や、長い間に血液検査をしたことのない場合は、病気の際に少々の異常値がでたとしても、病気と関りの判断が難しい場合が多々あります。

人同様に、症状のない軽い持病をもっている動物もいるため、病気の際の検査でひかかった数値が、いつから高いのか?この病気が原因であたったのか?が判断しずらい事もあります。しっかりと健康なタイミングに、状態を把握していることにより、病気の判断がつきやすくなります。

また、当院では基本的には健康診断の結果は、結果表をお渡しするだけではなく、直接にしっかり説明さしてもらいます。その際には、何でも疑問点等があれば、ぜひぜひお聞きください。その後の生活や健康の注意点等も、詳しくお伝えします。

当院ではTELにて予約も、予約なしでも受付ております。また、特にこの春の時期は、特に土日は比較的に混雑しますので、なるべく平日の午前の診察をおススメしております。春の予防、健康診断、ぜひお早い目にお越しください☆

2024年4月 休診日のお知らせ

暖かくなってきました。そろそろ滋賀県も桜は咲き始めるでしょうか。4月の休診日のお知らせです。4月4日(木曜)、5(金曜)、11日(木曜)、18日(木曜)、25日(木曜)はお休みを頂きます。ゴールデンウィークも診察の予定です。時間変更があります、詳細は決まり次第お伝えいたします。

さて、予防シーズンがはじまりました。フィラリア、ノミマダニ等の処方ができます。特にノミマダニは暖かくなると、一気に増えて寄生される機会が増えてきます。ぜひぜひ、予防をしてあげてください☆

フィラリア予防注射開始

当院ではフィラリア予防注射が開始されました。通常のフィラリア予防の投薬は5月頃から、11月終わりごろまで、月一回の飲み薬となります。錠剤、粉など様々な形があります。また、おいしいオヤツタイプもありますので、オヤツ感覚で投薬ができます。しかし、中にはどう工夫しても、ダメなワンちゃんもいます。

注射タイプは、病院での一回の注射で済みますので、投薬が必要ありません。投薬が苦手なワンちゃんや、その家族にとっては、非常にストレスのない、楽なお薬です。フィラリア予防注射は、効果が一年間あるため、少し早めのこの時期にうっても、春から秋終わりまでしっかり予防効果が持続します。

また、中にはどうしても毎月の投薬をうっかり忘れてしまう方にとっても、非常によいです。基本は若いワンちゃん向けの注射ですが、健康であればシニア入り口でも打つことは可能です。また、4月以降はだんだんと病院は狂犬病等でも混雑してきますので、混み合う前に是非お越しください。尚、フィラリア予防注射は数に限りがありますので、無くなり次第終了となります。

さて、3月中旬となり、少し春らしい暖かい日も増えてきました。春の花壇もいっきに花が増えてきました。だんだんと春の足音が聞こえてきます☆

 

2024年3月休診日のお知らせ

3月7日(木曜)、14日(木曜)、21日(木曜)、28日(木曜)、29(金曜)はお休みを頂きます。

3月20日(水曜 祝日)、は午前・午後(14時~)ともに診察いたします。
振り替えで、29日(金曜)にお休みを頂きます。

犬と一緒にお出かけできるスポットに、三重県にいなべ市梅林公園というところがあります。近江八幡からも1時間半ほどで、ドライブにはちょうどいいぐらいです。わんちゃん連れのご家族も多くこられています。

ちょうどこの時期は、まさに梅の時期です。もし、まだまだ寒い日は続きますが、少し早い春を感じる事ができます。今年は梅は少し早いそうなので、さっそく週末に天気がよければぜひ行ってみて下さい☆

頑張れ学生実習&猫の日

大学生や、動物看護師の学生さんも、春休みになりました。この時期は動物病院では、学生さんがよく見学や実習にこられる時期です。今年も見学や実習の申し込みもあり、実際に何人か実習にきてもらっています。実習の際は、実際の診察室や受付等で、お邪魔させてもらう事があると思います。

中学生の頃から知っている、今は獣医学部の学生さんも、北海道から滋賀県に帰省するたびに、顔を出してくれています。いよいよ春から最高学年になり就活だそうです。子供の時から知ってると、いよいよ就職かと思うと、感慨深いです。

当院では、学生さんの実習、見学は、基本的にお受けしますので、もしご希望の方はぜひご連絡下さい。また、中学生、高校生等でも、将来の進路で見学したい方は、また学校が春休みになったり、土日を利用して見学OKです。

さて、2月22日は、にゃんにゃんにゃんで、猫の日だそうです。猫は言うまでもなく、素敵な魅力をもった動物です。飼ってしまたら最後、その魅力に取り付かれる事間違いなしです。猫の人気は右肩上がりで、最近は猫の飼育数は、以前に比べると増えているそうです。ただ、その一方で、まだまだ飼えない猫が保護される事もたくさんあります。ぜひ、猫を飼う際は、保護猫等もご検討下さい。2月22日は、猫を飼っている人は、猫をいつもよりいっそう愛でてあげて、猫の日を満喫して下さい☆

 

誤食:チョコレート中毒の話

2月も中旬になりました。さて、バレンタインの付近は、チョコレートでのご相談を受けることが多いです。

そんなわけで、今日はチョコレートにまつわる話。人はおいしく食べれるチョコレートですが、実は犬や猫では身近に中毒をおこす食べ物のひとつです。もともと、チョコレートの盗み食いは多いです。

チョコレートにはテオブロミンという物質が含まれています。コーヒーや緑茶などに含まれているカフェインの仲間です。人の場合は、適度であれば、眠気覚ましにもなります。

犬猫の場合は、大量に食べると「チョコレート中毒」をおこしてしまいます。人と比べて、犬は体の中からテオブロミンを代謝・排泄するのに時間がかかるために蓄積しやすいからです。テオブロミンの蓄積は、中枢神経への刺激作用、また強心作用を有します。

症状としては、興奮や不安、頻脈、嘔吐、多尿などがあり、ひどいと痙攣を起こすことがあります。

犬では体重1kgあたりの中毒量はテオブロミンが100mg~150mgです。普通の板チョコでは170mgほどのテオブロミンが含まれています。そのため、一般的なチロルチョコサイズであれば、多くの動物は中毒は起きにくいです。ただ、他の食べ物同様に、食べ慣れていない食べ物は下痢等は起こす可能性があります。

一般的に、カカオが多いチョコレートが中毒になりやすく、ビターチョコレートのような苦いチョコはテオブロミンの量は多いですし、ミルクチョコレートのような甘いチョコレート含有量はすくないようです。

そのため、同じ食べたということでも、チョコの種類や、量によっては症状の出やすさはかわります。病院では、直後であれば吐かす処置ができますが、時間がたっていれば対症療法になります。有効な解毒剤や、特効薬もない病気ですので、十分注意が必要です。

病院に連絡してもらう時は、動物の大きさ(体重)、チョコレートの種類、食べた量、食べた時間を、教えて頂けると、その後の対処の計画がたてれますので、ご参考にして頂けたらと思います。

やはり、何よりよいののは、動物の手の届くところに、チョコレートを置かないようにしてもらうことです。中毒を起こすといえど、犬にとってもチョコレートはおいしいものですから。ぜひぜひ、お気をつけください☆

 

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