ウサギのふれあい教室

先日は、近くの北里小学校の依頼で、小学校2年生のふれあい教室に参加してきました。もともと、小学校ではウサギを飼っていて、2年生がお世話をしています。今回はウサギの性格や、体の仕組みについて勉強したり、抱っこの仕方を勉強してもらいました。

まずは、皆でウサギの体の仕組みを勉強しました。特に、歯をしっかりと見てもらいました。ウサギは草食動物であるために、草を噛み切る事と、すりつぶす事が大事になります。犬や猫と違い牙がなく、草を噛み切るために、前歯が発達しています。また、奥歯が大きく歯で草などをすりつぶします。実はウサギの歯は伸び続けるために、干し草などをしっかり食べさして、歯が伸びすぎないように擦り減らす必要があります。あまり柔らかいものだけでは、歯の病気になる場合があります。生徒さんたちは、興味津々で口の中をのぞいていました。

他には、聴診器を使い、心臓の音を聞いてもらいました。小動物の心臓の音は、人よりもかなり早いです。心臓の音は小さいため聞きにくいですが、みんなしっかり聞いてもらいました。

その後は、ウサギの抱っこの仕方を練習してもらいました。ポイントは、緊張しないことです。特にウサギは怖がりなため、抱っこする側に力が入ると怖がります。また、抱き方としては、お腹を上に向けるとウサギは落ち着きます。最初は、怖々の生徒さんもいましたが、徐々にみんな慣れてくれました。最後は、ウサギの抱っこに順番待ちが出来るほどでした。

今後のウサギのお世話に役立つのはもちろんですが、ウサギを通して動物との関わりや、命についてそれぞれ感じてくれることを期待します。imgp8555

さて、今回のおまけは、チューリップの球根の山です。少し前にインターネットや、テレビでも少し話題になったようですが、チューリップのコンテナを倒してごちゃまぜになってしまったため、色や種類は不明のチューリップの訳アリで販売をしていたお花屋さんの球根です。これを注文し、先日200個の球根が届きました。ちなみに、50万球が完売したようです。来年の春のみかみ動物病院の花壇は、チューリップでいっぱいになると思いますので、楽しみにしててください☆

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