ノミの季節

どんよりとした天気が続きます。季節的には仕方がないですが、ジメジメと蒸し暑い日が多いです。その一方で夏の花壇は、暖かさと水分ですくすくと育ってきました。IMGP1840

さて、この時期に気を付けてもらいたい事に、ノミやマダニの寄生があります。ノミも虫ですので、他の虫と同様に春から秋にかけて発生します。特に7月は一年間の中で、一番ノミの発生が多いい時期です。最近でも、診察でノミのついている動物が6月、7月とずいぶんと増えてきています。特に外に行く猫や、ノラ猫ちゃんなどは、高い確率でノミが付いています。

動物同士でも簡単にうつりますが、人にも来ることがあります。マダニは一般的には草むらに潜んでいますが、ノミはジャンプ力があり自分の体の200倍ほどの高さまで飛んで感染がおこります。その為、草むらや動物との接触がなくても、ノミがつく事があります。

ノミは吸血をするため、噛まれると非常にかゆく、蚊などよりも長く痒みが続きます。中には掻きすぎて、皮膚病を起こしたり、猫などはアレルギーを起こしてさらに悪化する場合もあります。

ノミやマダニの対策としては、ひと月に一回の薬が一般的です。犬猫尾ともに背中に塗るスポットタイプのものと、犬では最近は食べるオヤツタイプのものがあります。薬は数時間で効果が出始めて寄生しているノミやマダニをやっつけます。また、一カ月ほどは予防効果もありますので、外にいく動物はこの時期は必須です。市販のノミとりの首輪や、シャンプーはマシにはなるかもしれませんが、本格的な感染にはあまり効きません。

また、ノミは13℃以上あれば家の中でも繁殖が可能ですので、家の中でノミがわく場合があります。万が一にノミがついていた場合は、犬猫の薬をしばらく続けるだけではなく、寝床などの掃除もきっちりしてください。

さて、今週末の7月14日はびわ湖わんにゃんマルシェです。野洲のアルプラザ駐車場で開催です。午後からですが、今回も何でも相談会でお手伝いに行かせてもらいます。お時間がある方は一度訪れてみて下さい☆

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