ついに桜も散ってしまいました。今年は桜が咲いてからも天気の悪い日がほとんどなく、雨で散る事もなく、珍しく最後まできれいに咲ききってくれました。桜が終わると、ますますと暖かい日や暑い日が増えてくると思います。
さて、当院では3月末よりフィラリアの予防薬の処方を開始しております。処方は今ですが、フィラリアの投薬は5月からとなります。また、飲み薬が苦手な犬のために、一年間有効である注射タイプもあります。
さて、毎年にフィラリアの処方の前には、昨年までの感染がないかの確認の血液検査が必須になります。基本的には、フィラリアの予防薬は安全性が高く副作用はほとんどない薬です。ただし、あくまでも予防薬のため、感染している犬がのんだ場合は、命に関わる副作用が出てしまう場合があります。そのために、血液検査による感染有無の確認が必要になります。さて、このフィラリア検査の採血のついでに、最低年一回の健康診断をお得なキャンペーンとしておススメしております。
健康診断はいつでもできますが、特にこの時期は一回の採血で、フィラリア検査と、健康診断を同時に行うことが出来ます。健康診断は人と同様に、長生きや、健康を保つためには非常に大事なものとなります。特に、自覚症状を説明が出来ない動物にとっては、外からは分からない病気や、進行して症状が出るまで分からない病気を、早めに見つけれるチャンスです。
また、健康診断は病気の早期発見だけではなく、もう一つ重要な役割があります。それが、健康であることの確認です。健康な時にきっちりと、血液検査で本来の数値の把握をすることで、病気の時に血液検査をする際の比較ができます。体調不良の時にしか血液検査しなかった場合は、病気と関りの判断に非常に悩まされたりする微妙な数値もあります。健康な時にも元々に少し高い数値であるのか、今回の体調不良に関わって今上がっているものなのか、健康なタイミングに把握していることにより、判断がつきやすくなります。
健康診断は、「病気の早期発見」と、「健康な時の、数値の把握」のの2点が、どの年齢にも重要な役割となります。理想的には、若い動物で年に1回、7歳以上のシニア動物では年に2回の検査が推奨されています。
この時期は、犬の場合は採血のついでに出来るだけではなく、一年間で一番お得な時期でもあります。また、お散歩に行かれる犬に関しては、この時期ノミダニのお薬をオマケでつけております。ぜひ、ご希望の方は、フィラリア予防の際にご相談下さい。
さて、今回の院長のおススメは、かわいい動物の赤ちゃんの話題です。日野には畜産技術センターと呼ばれる施設があります。畜産の為の施設ですが、ポニー、ウサギ、羊などが飼育されており、近くで見たり、触れ合う事ができます。どの動物も非常に癒されるのですが、何とこの時期は羊の赤ちゃんを間近で見ることができます。これは必見の可愛さです☆