春の勉強会 第二回 歯磨き教室

ついに桜の花も、強い風や雨によってで散り始めてきました。この時期は市内でも、あちこちでお祭りが開かれています。花火の音や太鼓の音が嫌いな動物にとっては、ちょっと過ごしにくい時期です。ストレスでお腹を壊しやすい子は、くれぐれも気を付けてください。

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さて、先日は春の勉強会の第二回の歯磨き教室を行いました。これから歯磨きを始めたいワンちゃん、やってみたけど上手にいかなかったワンちゃん。また、口の病気が気になる猫ちゃんなど、色々な飼い主さんの参加がありました。また、一緒に実習する4匹のわんちゃんの参加がありました。

まずは、動物の歯の仕組みや口の環境を勉強してもらいました。もともと犬猫は、人に比べると口のpHの違いなどにより、虫歯になりにくく、歯石がつきやすい歯をもっています。人が歯垢が歯石になるまでに10日以上かかるところ、動物は2,3日で歯石になってしまいます。そのため、犬猫の場合の歯磨きは、何とか2日一回は出来ることを目標にします。

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次は、実際の歯磨きの仕方を学んでもらいました。基本的には、子供に歯磨きを教えるのと一緒です。最初から完璧を目指すのではなく、徐々におだてながらゆっくりと進めていくのがコツです。まずは、口の周りを触る練習から、徐々に口の中を触る練習です。それと並行して、歯磨きペーストを舐める練習です。ペーストは人同様に、歯周病の予防の効果があるのですが、味も甘くご褒美になります。歯磨きペーストを利用することは、歯磨きの習慣づけに大いに貢献してくれます。

それらが出来るようになって、はじめて歯ブラシを使います。歯ブラシは、動物専用の歯ブラシを使ってください。人用のものは毛先が固く動物には合いません。まずは、歯ブラシで顔を触ったり、歯磨きペーストを歯ブラシにつけて舐めさしたり、歯ブラシに慣らすことからスタートです。その後、口の中に入れる練習をします。決して、嫌がらないぐらいまでです。この時に、オヤツなどで気を引いてもOKです。うまくいけたら、徐々に歯をこする練習をいよいよはじめます。

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今回はデモンストレーションとして、スタッフの愛犬うるま君に手伝ってもらいました。うるま君も、歯磨きの習慣づけをしだしたのは5歳をこえてからです。今は、自らすすんで歯磨きをしてくれます。この子のように、成犬になってからのスタートでも十分うまくいきます。

最後に、それぞれ実際に犬を使ってもらっての、歯磨きの練習です。どの子も、練習すればうまくいきそうです。ゆっくりゆっくり進めることが、何よりのコツです。もし、うまくいかないときはしばらく、そのまま練習をしたり、一つ手前の手順に戻ることで習慣づけをしてください。歯周病の予防が出来る、歯磨きはこれから必須のお手入れになります。ぜひぜひ、身につけてください。

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さて、次回は今週末は第三回の春の勉強会は、まるごと猫の話です。高齢期の猫ちゃんが気を付けてもらいたい病気や生活などに関わる、役立つお話をする予定です。ぜひ、長寿を目指す猫ちゃんの飼い主さんはご参加ください☆

 

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