暑い日の注意・お散歩編

ついに近畿地方も梅雨があけました。いよいよ、本格的な夏の暑さがやってきます。当院の花壇も、花も草までも生き生きと育っています。雨が降り続く梅雨も過ごしにくいですが、ここ数年の夏はあまりにも暑いですので、注意が必要です。今回はそんな暑い日のお散歩について。

まずは、犬は人間と比べると全身に毛皮をつけているようなものです。冬には強いのですが、夏にはあまり適していません。また、犬は汗をかくことができません。舌を出して、ハァハァと言っているのが汗の代わりです。基本的には、体温調整が苦手で、暑さには弱いです。

まずは、お散歩についてです。散歩は毎日の日課として一番の楽しみになるわんちゃんも多いのではないでしょうか?基本的には、犬にとって散歩は精神的にも、運動としても必要です。可能であれば、小型犬でも朝晩と30分以上は行けるといいと思います。ただ、一年間でも滅多にないこの時期の暑さの場合は、話は変わってきます。まずは、お散歩は大事ですが、とっても暑い日はお散歩はいつもより手短にしてください。家の前で排尿排便して帰るぐらいで良いと思います。少々、運動不足が出てくるかもしれませんが、命がけでお散歩に行く必要はありません。

また、それでもお散歩に行くならば、時間を見直して下さい。通常であれば、朝と夕方ですが、暑い時期は早朝が一番のおススメです。なるべく高くならないうちに行ってあげてください。一日の中でも一番動きやすい時間帯だと思います。後は、日が落ちて夕方よりもむしろ、夜ぐらいが良いと思います。夕方にお散歩に行く前には、地面を触って下さい。実はまだまだ地面は暑いです。人と比べると、顔の位置が随分と下にある動物にとって、人が少し涼しく感じるぐらいの時間では、まだまだ暑いです。なので、随分涼しくなるまで待ってください。

また、夏にお散歩に行くときは、人も犬も途中で水分補給を忘れないようにして下さい。ペットボトルに水を入れて小さなお皿を持っていってください。また、首を保冷剤などで冷やしつつお散歩にいくのもありです。犬専用のものも売られているようです。

今一度、夏のお散歩について見直しつつ。夏を多いに楽しんで下さいませ☆