狂犬病予防注射の打ち方
春の予防シーズンです。この時期は、市町の集合注射の時期でもあります。今年は先日に竜王町の集合注射に、役場の方と一緒に行ってきました。さて、今回はそんな狂犬病予防注射の、集合注射や、動物病院での注射に関しての話です。
集合注射で打っても、動物病院であっても、もちろんですが打っている注射は一緒です。どのような犬がそれぞれに向いているのでしょうか?
集合注射のメリットは、自分のうちの近くで行われますので、徒歩圏内の事もあります。車であっても、わずかな移動時間で会場に行けますので、車が苦手なタイプの犬にはメリットです。また、待ち時間もほとんどないため、待ち時間にじっとする事が苦手な犬にもメリットです。
ただし、あくまでも外での接種ですので、詳しい身体検査等は出来ないので、体調に不安のある、持病を持っている犬や、高齢の犬にはあまり向いていません。万が一の副反応があっても、会場で出来ることは限られますので、最終的な対応は動物病院になります。また、どうしても多くの会場を回るため、一つの会場の時間は10~20分程と非常に短い時間です。また、基本は春の時期に限られます。
逆に、動物病院では、春に限らずに一年中接種が可能です。動物病院が開いている時間であれば、いつでも接種は出来ます。推奨は副反応の対応を考えると、午前や午後の診察の早い時間が良いと思います。
また、特に特に体調に不安のある犬に関しては、十分に動物病院で相談をしてから接種を決めていく方が良いと思います。法律で決まっている注射ではありますが、体調が悪い場合は、獣医師の判断の元に中止をすることもあります。少なくとも年中接種が出来るので、体調が良くなるまでは延期も可能です。
この時期はフィラリア予防やノミマダニ予防のついでに、狂犬病予防注射を同時にされる方も多いです。特に、フィラリア予防は命に関わる病気になるため、この時期には必須の予防です。これら予防のついでにすることも可能です。
さて、先日の竜王の集合注射の際に、まだ八重の桜が咲いていました。年によっては、雨などで大変な日もありますが、今年は良い天気に恵まれました。狂犬病予防注射は、1年に一回接種が義務となっています。それぞれの打ちやすい場所で、接種を忘れないようにしてください☆