先日に、しつけ教室を行いました。春の勉強会同様に、たくさんの方々に参加をしていただきましてありがとうございます。今回も、大阪でご活躍のドッグトレーナーの大塚さんと相棒のゆずちゃんに来てもらいお話や実演をしてもらいました。
前半は、しつけの基礎についてです。診察でも、よくご相談を受けるのですが、トイレや無駄吠え甘噛みなんかでお困りのことがみなさん多いです。それに関して具体的にどうしたらよいか、どんかことに注意するかを勉強していきました。
例えば、無駄吠えは大きく分けると2通りあります。一つが、自分の要求を満たすために吠える場合、もう一つは、怖がって吠える場合。要求吠えは、ご飯が欲しいとき、お散歩に行きたい、遊んでほしいとき等の場面です。怖がっては、他の犬や人にむかって吠えたり、何か音にむかって吠える場合などです。実はこの吠えるということにも、対応の仕方が異なります。
要求吠えの場合は、完全に「無視」をすることがポイントです。多くの場合は吠えることによって、人が根負けをしてしまい要求を満たしてしまう。賢いワンちゃんは、吠えれば要求が通ると学習してしまい、悪循環になってしまいます。これらのことから、基本は要求吠えの場合は無視をするのが一番です。吠えてもいいことがなければ、自然に吠えることがなくなります。
恐怖による吠えの場合は、そのタイミングでのご褒美をあげ落ち着かすことです。怖くて吠えてしまう場合は、その場面に対しての恐怖を学習してしまい、同じ場面になると思わず吠えてしまいます。たとえば、散歩中に犬にむかって吠える場合は、犬が見えて吠えそうになったら、ご褒美をあげて落ち着かすを繰り返す。このことにより、今まで犬イコール怖いというイメージが和らいできます。ただし、決して無理をしないことです。あくまで、吠えるかどうかのタイミングで褒めるが大事です。無理に怖がってるのを近づけたりするのは、さらなる恐怖の学習になります。慣れてきたら徐々に近づいていることです。またもう一つよくする間違いが、この恐怖のタイミングに怒ってしまうことです。ただでさえも怖いのに、嫌な印象に拍車をかけますので悪循環です。徐々に褒めながら慣らすがポイントです。
後半は実践です。前回同様に手におやつをもって、それを目や顔で追わす「ターゲットハンド」を教えてもらいました。これは、いろいろなしつけの基礎となります、わんちゃんとのよいコミュニケーションになります。まずは、手に注目できたら褒める、次にその手を動かして目や顔で追えたら褒める。これができるようになれば、その視線と頭を動かすことで、お座りや伏せができるようになるそうです。
今回も5匹のわんちゃんが、実際にトレーニングの練習をしてもらいました。みんな上手にできました☆お家でも頑張って繰り返しれんしゅうしてください。
また、今回に限らず、随時にしつけや問題行動に関しても、相談をうけつけております。特に子犬の時期の、接し方は非常に重要です。ぜひぜひ、ご相談ください。
次回、明日は歯磨き教室です!明日もたくさんの申し込みしていただきありがとうございます。健康に暮らすためには歯の手入れも大事です。人と動物との歯の違いや、病気について。また日頃の歯の手入れについてのお話をする予定です☆