先週末はこの冬一番の大雪となりました。みかみ動物病院の駐車場も、雪でいっぱいでした。院長の朝一番の仕事は、雪かきでした。久々の良い運動に、クタクタでした。まだまだ、冬は続きますが、この冬のはほどほどの雪で済んでほしいです。
さて、今回はそんな寒い時期に多い、犬の病気の話です。寒くなると、人は筋肉が固くなったりで、肩こりや腰痛などがひどくなるそうです。犬にとって寒くなると多い病気が、神経痛です。触られるのを嫌がったり、抱っこすると怒ったりと、突然に痛がる仕草が出てくる事が多いです。特に、小型犬は椎間板ヘルニアからくる腰痛などもあります。
多くの場合は突然の発症が多いですが、肥満や無理な運動が再発のきっかけになることがあります。特に、ベッドやソファーなどの高いところでの上り下りは、あまりよくありません。
椎間板ヘルニアは痛みだけではなく、ひどいと神経症状としてしびれや麻痺が出る場合があります。多くの場合は、後ろ足が力が入らないようにふらついた歩き方になります。進行すると、完全に後ろ足が動かなくなります。中には、CT検査や、手術が必要なケースもありますが、多くの場合は薬と安静でよくなります。
最初の症状は、きっかけなく突然に、抱っこを嫌がったり、急に痛がる様子が見られることが多いです。冬だけに起こるわけではないですが、寒い時期は特に気を付けてください。なかでも背中が長く足が短い、ミニチュアダックスは気を付けてください。
さて、今回のおまけは花壇の中で雪に埋まる、犬の置物たちです。花壇の雪は下に花があるため、雪かきができません。早く雪が融けるとよいのですが。暖かい春が待ち遠しいです☆