梅雨らしい雨の日が続きます、6月も終わりとなりました。早いもので一年の半分が終わり、いよいよ7月となります。2016年の後半戦も気合を入れて頑張りたいと思います。さて、7月の休診日のお知らせです。
7月7日(木曜)、14日(木曜)、21日(木曜)、22日(金曜)、28日(木曜)はお休みを頂きます。7月18日(月曜 祝日)は、午前、午後ともに診察しております。
さて、みかみ動物病院の掲示ポスターが新しくなりました。今回の掲示物のテーマは「おいしけど、危険な食べ物」です。そんなわけで、気を付けたい犬や猫が食べると危険な食べ物の話です。
まずは一番有名な、ネギです。ネギの成分は、血液を壊し貧血を起こします。重度な場合は血混じりの尿が出て、最終的にはひどい貧血により命に関わることもあります。ネギ類の中毒は有名な話なので、食べさす事はないと思われてるかもしれません。ですが、意外に多くあるのが、ネギ使った料理のエキスがついた食べ物です。例えば、すき焼きのお肉などがよくあります。大丈夫と思ってあげてしまうと、あとあとに大変なことになる場合もあります。ぜひ、気を付けてください。
次は、チョコレートです。チョコレートは食べると興奮作用があり、大量に食べると神経症状を起こす場合があります。大きな犬の場合は、チロルチョコぐらいであれば命に関わることは少ないです。甘いものは犬にとっても好物ですので、目を離したすきに盗み食いをされる場合があります。小型犬の場合は、食べすぎると命に関わる場合もありますので、置き場所を犬の届かない場所にする必要があります。決して、油断しないようにしてください。
次は、ぶどうです。ぶどうは腎臓を悪くする可能性があります。重度な場合は急性腎不全を起こし、尿が出なくなり死に至ります。ぶどうで特に気を付けなくてはいけないのが、レーズンなどがはいったパンなどです。パン自体も下痢をおこすこともありますが、レーズン入りの場合はレーズンが原因で腎臓病になる場合があります。下痢は治りますが、腎臓病はその後も後遺症が残る可能性もあります。
基本的にはいずれの中毒も特効薬はありません。対症療法にて、改善を待ちます。万が一に誤って食べてしまった場合でも、直後の場合は吐かすことで、吸収してしまう量を減らし症状を軽減できる可能性があります。
いずれにせよ、人の食事をあげてしますことは、おススメできません。ちょっとだけと思っていても、徐々に拍車がかかり色んなものをあげてしまいます。また、人の食事の味を覚えてしまうと盗み食いの癖がついたり、フードを食べなくなったりもします。最初から犬猫用フードのみと、ご褒美として犬猫用のおやつを少々が一番おススメです。詳しくは、壁の掲示ポスターを、ご覧ください☆