先日、ちょっと緊張気味で、とっても穏やかな男の子チワワのクゥちゃんが去勢の手術にきてくれました。さて、去勢の手術は名前は聞いたことがあっても、実際どうしたらいいかがわからない飼い主さんは多くおられると思います。手術はしたほうが良いのか?いつしたらいいのか?悩まれる方も多いと思います。そんなわけで、今回は犬の去勢手術についてのお話です。
犬の去勢手術の目的の一つは、繁殖の抑制があります。実は去勢手術には、それ以外にもメリットは多くあります。特にシニア期になってから前立腺の病気や、精巣の病気、またお尻できる腫瘍など、ホルモン関連性の病気が増えてくる為、手術によってそららを未然に予防することができます。また、雄のホルモンが関与するような問題行動の予防や治療にも効果があります。例えば、マーキングや攻撃的な行動などが、それにあたります。ただし、手術後は代謝などが変わりやや太りやすくなるために、食事の管理が必要になることが注意点です。これらのことより、将来的な病気が気になる方、またしつけで困られている方は、より積極的に矯正手術を考えてもらうのがよいかと思います。
時期的には、マーキングなど雄のホルモンによる問題行動が始まる前に行うのがよりベストです。一般的には生後半年から1歳ぐらいまでの間にできるとよいといわれています。
クゥちゃんの手術も無事に終わり、夕方には元気いっぱいでした。最初は緊張しがちだったのですが、帰りの時には実習生にカワイイスカーフをつけてもらって、尻尾フリフリでベッタリなクゥちゃんでした☆
8月の休診日のお知らせです。
8月7日(木曜)、14日(木曜)、21日(木曜)、28日(木曜)はお休みをいただきます。
お盆期間も午前、午後ともに診察しております☆
ただし、12、13、15日の午後診察は19時までの受付けとなります。
よろしくお願いいたします。