梅雨になりました。これから、ジメジメとした日が続きます。お散歩好きの犬にとってはストレスがたまる時期です。さて、先日にパピーパーティーを開催しました。パピーパーティーは、6ヶ月までの社会化期のワンちゃんを対象として、この時期にしか学べない犬同士の触れ合い方や、家族以外の人との触れ合い方を学んでもらいます。また、飼い始めて数か月で、起こる様々な心配事などをいろいろと相談してもらいました。
今回は、6ヶ月のシュナウザーのアランちゃんと、3ヶ月の雑種のソラちゃんと、ダックスのエースちゃんが参加してくれました。まずは、いつも通りに犬同士の挨拶です。犬同士は、お尻の匂いをかぐことによって相手のことを知ります。一番小さいエースちゃんは、緊張をしていましたが、上手にできました。
次はお互い、家族でない人に慣れてもらうために、他人からおやつを貰う練習をしました。もともと人懐っこい犬もいますが、基本的には犬は警戒心が強いです。多くは半年を過ぎる頃から警戒心が出てくるために、それまでに家族以外の人と触れ合い、良い印象を持ってもらうことが重要です。
ここで、犬好きの人が、初めての犬と触れ合う時のよくある間違った接し方の話。犬好きの人は、自分の好みの可愛い犬がいてると思わず、声を出して近づいて頭を撫でたくなると思います。実は犬にとっては、これらのことが恐怖を感じることがあります。犬目線で考えると、自分よりも大きい動物が、突然に大きな声をあげて近づいてきたうえに、自分の顔の前にいきなり手を出してくる。こんな風に犬は感じているかもしれません。最初に犬と触れ合う時は、なるべく一旦遠くの場所から、穏やかに必要最低限の声かけぐらいで。そして、静かに落ち着いてゆっくり近づいてください。もし、警戒したらそれ以上は進まないように。また、手を出す場合も、犬の顔よりも下にして、まずは匂いを嗅いでもらうことから始めてください。犬好きだからこそ、恐怖を与えない、接し方でぜひ撫でてあげてください。
さて、パピーパーティーは本格的に犬同士の触れ合いをもってもらいました。まずは、リードをつけて近くにいる練習。体の大きさの近い、アランちゃんと、ソラちゃんは、すぐにお互い乗っかったり、乗っかかれたりと元気いっぱい遊んでいました。本来はこの時期は兄弟と、こんな風に遊ぶ時期です。エースちゃんは、そんな勢いのある2匹を、飼い主さんの足元で一歩引いてみていました。やはり、エースちゃんは少し緊張しているようでした。
しかし、転がすとエサが出てくるおもちゃが出てからは、エースちゃんも徐々に気になりだし、徐々に前に出てきました。最終的には、他の2匹とも上手に遊べるようになりました。まだ、子犬の時は、少々の警戒心はあったとしても、好奇心も旺盛なために、比較的にすぐに仲良くなれます。
犬がこれから、人間の社会で一緒に過ごしてもらうにあたり、人や犬が苦手じゃないに越したことはありません。今回が社会化の第一歩ですので、ぜひぜひこれからも人や犬と触れ合いつつ、良い犬ライフを送ってください。次は、夏ごろの開催を予定しています。ご参加ご希望の方は、ご連絡ください☆