日本各地で大雨が降っております。滋賀県は幸い大きな被害は少ないですが、あちこちで大雨で川が氾濫するなど被害が出ております。梅雨とはいえど、ここ数年の雨の降り方は、昔に比べると激しく感じます。毎年どこかで被害が出ています。
さて、今回はそんな自然災害がおこった時の動物の一時避難に関しての話題です。雨や地震などの自然災害の時に、家が危険となれば動物も同時に避難をしないといけない場面があります。
その時に動物にとってたちまち困る事としては、突然と知らない不安な場所にいなければならないことです。避難が出来ても、通常は動物と人は場所が分けられることが普通です。まったく理解が出来ない動物にとっては慣れない場所で、慣れないケージに入れられることは強いストレスです。
そのためには、普段からなるべく移動用のケージに慣らしてもらう事がポイントです。移動用のケージに慣らしておくことで、ケージは自分にとって安心できる場所という認識を与えられるので、いざというときにストレスが少なくなります。普段ケージに入ることに慣れていない動物にとっては、慣れない入れ物に入れられて、知らない場所で、知らない人や動物がいる場所は、ストレスです。少なくとも、自分のとっての安心できる空間(ケージ)にいれる習慣がついていいるだけで随分とストレスはとれます。
そのためには、例えば常にケージを出して置き、犬の寝床としてや、隠れ場所の一つとして、使う事ができれば自然と慣れてきます。寝床のような柔らかめの敷物をひいてもらうぐらいで良いと思います。子犬などで、最初から慣れさしたいときは、その中にご褒美を入れることで、だんだんと好きな場所に認識してくると思います。ケージに慣れることが出来ると、災害での避難だけではなく、どこかに一緒に出掛ける時なども、車や泊り先でも常に自分のスペースが確保できるので、動物にとっても安心です。
また、避難の際にもっていけるように、人の避難グッズと一緒に最低3~7日分の食事を用意してもらうのが良いと思います。もちろん賞味期限には気を付けつつ、数か月に一回は確認してください。また心臓病などの命に関わる病気の治療をしている動物は、薬も避難などの際には忘れないようにしてください。
まだしばらく梅雨が続きます。夏の終わりには台風もきます。異常気象ともいわれていますが、いつ何が起こるか分からない、万が一と言われてるこたことが頻繁に起こるようになってきています。ぜひ、日頃より人と共に動物にとっても備えをしてください☆