骨付きチキンに注意
12月も後半、近江八幡でもみぞれや雪も降るようになってきました。さて、いよいよクリスマスです。今回はクリスマスシーズンによくある、チキンについての話題です。
クリスマスになると、チキンを食べられるご家庭も多いのではないでしょうか?動物の食事は少々塩分が控えてあるため、人の食べ物は、犬にとってもの凄く味が濃く、おいしく感じる食べ物です。犬も匂いをかぐだけで、欲しがります。欲しがられると、人も少しぐらいならとあげたくなります。
ですが、全般的に食べ慣れていない人の食事は、動物にとってはお腹を壊す可能性があります。特に、チキンなどの油分が多いものは、消化不良を起こしやすい食べ物です。人にとっては少しのつもりであっても、例えば5キロぐらいの小型犬にとっては、約10倍ぐらいの量を人が食べたことと一緒になります。人が食べた時に、少しの量と言えるかを想像してください。特に犬は油分が多いものを食べると、急性膵炎という、命に関わる病気を発症する可能性もあります。もともと、脂質を消化する膵臓が、大量の油をとることで、暴走するきっかけにると言われています。
また、もう一つの問題は、骨付きチキンの場合、骨ごとあげてしまうと、肉だけではなく骨を食べてしまう事があります。中にはまる飲みしてしまう場合も。鶏肉の骨は、縦に割れる事があり、尖ってしまう事があります。その時は尖った骨が胃や腸を傷つけたり、刺さったりすることもあります。その場合は、緊急で手術をしないと、命に関わるケースもあります。
クリスマスシーズン楽しい事がいっぱいですが、骨付きチキンには、危険が多いです。お気をつけて下さい。ぜひぜひ楽しいクリスマスをお過ごしください☆