10月になりずいぶん涼しくなってきました。10月の休診日のお知らせです。10月5日(木曜)、12日(木曜)、13日(金曜)、19日(木曜)、26日(木曜)は、通常通りのお休みになります。さて、マダニが媒介する人の病気である、重症熱性血小板減少症症候群(SFTS)が、犬より人に感染したのではないかと、先日に発表があり、ニュースでも話題になっています。7月末には、ノラ猫より人に感染したかもしれないと、話題になったところです。
重症熱性血小板減少症候群(SFTS)は、発熱や意識障害、出血などを伴い、重症化するケースもあり致死率は30%ほどだと言われています。治療法やワクチンも現在はありません。
もともと、マダニから人への感染が知られていましたが、いよいよ身近な動物から人への感染が強く疑われるようになってきたことが、今回の大きな問題点です。今回は体調不良の犬の世話をしていた人が、熱などの症状が出たそうです。その後の検査で、犬も人からも、SFTSのウィルスが発見されました。
以前より、野生動物や犬猫にもSFTSウィルスがいることが分かっていました。動物から人の感染が疑われるこれからは、さらにダニからだけではなく、動物から人への感染を、念のため注意する必要があります。
現時点で出来るこの病気の予防は、人が自然が多い所に出る際にはマダニが付きにくい服装で出かけることです。また、動物にダニがつかない予防をより考えていく必要があります。予防により、動物がダニを持って帰ってくることも、感染源になることも防げます。犬猫には、簡単なノミダニの予防薬があるため、外に出る動物はきっちりと予防することが重要です。犬に関しては、おいしいオヤツタイプもあり、さらに簡単です。
まだまだ分からない事が多い病気ですので、注意が必要です。現時点では体調が良い動物からの感染は、確率は低いと言われていますので、体調が良い限りは過度に心配はないとも発表されています。
この病気は10月頃にも発生が多いと言われています。もし、ダニ予防のことで心配がありましたら、お問合せ下さい。院内では、スタッフが重症熱性血小板減少症症候群(SFTS)や、ダニについて分かりやすくまとめたポスターを掲示しています。ご興味のある方はぜひ参考にしてください☆