2020年狂犬病予防集合注射

当院でのコロナ対策、ご協力を頂きましてありがとうございます。混雑する時間帯もありますが、予約も入れて頂く方も多く、何とか全体的に待ち時間が少なくなっております。

さて、今週と先週は地域の狂犬病注射で地域の公園や公民館をまわらせてもらいました。今年は能登川の地域を担当されてもらいました。

狂犬病は世界ではまだまだ死亡者の多い伝染病で、犬など様々な動物にも感染し、人にも感染がおこります。動物、人ともにほぼ100%の致死率をもつ、大変怖いウィルス病です。島国の日本ではいったん終息し、60年ほどおこってはいませんが、世界からいつ入ってきてもおかしくないと言われ続けています。

おおよそ伝染病の流行を防ぐには、集団の中で70%以上が免疫を持つ必要があると言われています。流行を起こさないために、人に一番感染のリスクが高い犬について、狂犬病予防ワクチンの接種が義務付けられています。しかし、地域によっては70%の接種率を下回る地域もあります。

集合注射は狂犬病予防のため、少しでも接種率をあげるために、ご年配の方や、近くに動物病院が無い方、車に犬が乗せられない方等のために行われています。市町の担当の方が毎年に各地域をなるべく満遍なく回れるよう、スケジュールを調整して回っています。そのため、場所によっては、大変短い時間帯の場所もありますが。ちなみに、近江八幡は沖島もあるため、島にも行きます。

今回のコロナウィルスの流行や、昨年には日本にはなくなった豚コレラが再び日本で流行したりと、様々な伝染病に対してはまだまだコントロール出来てない現状に、伝染病の怖さを我々も再認識しました。改めて、予防できる病気は万が一の時のためにも備える事は重要だと思いました。

集合注射は4月、5月に各地区を回っております。各市町のホームページや、広報などに、時間や場所が記載されています。動物病院では基本的には一年いつでも接種が可能です。この時期はフィラリア予防の時期にもあたりますので、同時にされる方もおられます。狂犬病予防注射、一年に一回の接種をお忘れありませんように☆

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