先日パピーパーティーを開催しました。今回も、元気な子犬たちの参加がありました。今回はプードルのカイザーちゃん、ジンジャーちゃん、柴犬のふうたちゃんが参加してくれました。 今回も半年までの社会科の時期に、飼い主さんに知ってもらっておきたい話を中心に、日ごろに困っていることなどを質問してもらいました。子犬たちは、飼い主さん以外の人におやつをもらったり、触れ合ってもらったり、犬同士の触れ合いを持ってもらいました。最初はふうたちゃんは少し緊張していましたが、みんな上手に挨拶も出来て、最後はみんな仲良くで遊べました。また、近々開催を予定しておりますので、もしご希望の方はぜひ、ご連絡下さい。 さて、子犬を飼われるうえでよく相談される困りごとの一つに食糞があります。まだまだ、動物の食糞行動の本質的な理由は解明されていないのですが、つい最近も食糞に関する論文が発表され、犬の祖先である狼の行動からきたのではとのニュースがありました。論文では、感染力のある寄生虫の卵をもった狼の仲間の便を、健康な若い狼が食べることにより孵化して感染する前に、群れの仲間から遠くに運ぶことにより感染拡大を防ぐと発表されました。あくまでも説の一つですが、実に興味深いです。これからもっと様々な研究により、多くのことが分かるかもしれません。
さて現時点で子犬の食糞をする理由は主に三つあります。一つ目としては、「空腹による食糞」があります。子犬が食糞をするときの一つ目の対策としては、食事量の確認をしてみて下さい。日に日に成長している子犬にとって、最初に決めた食事量ではすでに足りてない可能性があります。もし食事量が適量の場合は、食事を小分けにして回数を増やしてみたりすることも有効です。それでも満足してなさそうであれば、便がゆるくない範囲であれば、わずかに適量より増やしても問題ありません。
次の原因としては、「遊びによる食糞」があります。遊びが足りてないと、暇な時におもえちゃ代わりとして遊ぶ場合があるので、しっかりと遊びの欲求を満たしてあげることが重要となります。また留守番が多い場合は、他の興味をひくおもちゃを用意しておくことも一つです。
三つ目としては、「飼い主の興味をひく食糞」があります。食糞をしたときに、中途半端に怒ったり、追いかけたりすると、それ自体を構ってもらっているや、遊んでいると勘違いしてしまいます。基本的には食糞をしても、怒ることなく、構わない方が良いです。また、便をかたずける際も、なるべく素早く静かにかたずけることも大事です。
食糞自体は、子犬の時は多かれ少なかれ必ずあります。健康上もそれ自体では大きな問題はないですが、人との生活の上では衛生的には良くないので、いつかは治ってもらう必要があります。基本的には、あまり神経質にならずに、これらの対策をしっかりと実践してもらうと、一気にはもちろんできないですが、恐らく徐々にある程度の食糞はましになります。ぜひ試してみて下さい☆