暑く蒸した日が続きます。しばらく雨でしょうか。だんだん皮膚炎や外耳炎などが増えてきました。蒸れは皮膚病を悪化させる場合があります。皮膚の痒みなどが出たら悪化のサインですのでお気をつけください。
さて、先日に生後6か月までの子犬限定の、パピーパーティーを開催しました。今回は全員はじめて参加する子犬さんたちです。プードルのぽちちゃんと、ポメラニアン×柴犬のメイちゃんと、チワワのチコちゃんの3匹の参加となりました。パピーパーティーでは、生後半年の社会化期にしか学べない事を体験してもらいます。
まずは家族以外の人に慣れてもらう練習です。家族以外の人からおやつをもらいます。この時期はまだ、お散歩にも十分に行けずに、家族しか知らない犬が多いため、いざお客さんなどが来るとずっと吠えたり、怖がったりする犬になる場合があります。この時期に、家族以外の人におやつなどをもらうことで、知らない人への嫌な印象を、良いものに変えます。どこ子犬たちも、みんな上手におやつが食べれました。
次は犬同士との触れ合いです。この時期は人でいう、幼稚園や小学校のような時期です。生後半年を越すと中学生ぐらいです。好奇心よりも、緊張や警戒のほうが強くなります。今後、人間の社会で生活してもらうためには、家族以外の人や犬にもある程度慣れてもらう事が必要です。もともとに社交性の高い犬もいますが、この時期に人や犬に慣れていないと慣れることは難しいです。同年代の子犬同士は好奇心いっぱいですぐに仲良くなれます。犬同士の挨拶は匂いを嗅ぐことで始まります。みんな上手に出来ました。
そのあとはおもちゃで遊ぶ練習です。ストレス発散や飼い主さんとのコミュニケーションをとるためには、おもちゃは大変便利な道具です。おもちゃも、この時期に慣れてないおもちゃは、大人になってからではあまり遊ばない傾向にあります。この時期にぜひ、慣らしておくと楽です。まずは知育玩具とよばれるおもちゃは、おやつやフードを入れて使います。それをうまく転がすことで、フードが少量ずつ出ます。なかなか頭と体を使い、一匹で長い間根気強く遊んでくれます。時間がなくあまり構えない時にも活躍してくれます。また、ボールや音がなるおもちゃなどは、一緒に遊んでコミュニケーションをとってもらうにはとても良いです。一緒で遊ぶおもちゃは、最終的には飼い主さんが回収して遊びを終わってください。布製のものなど壊れやすいおもちゃもありますので、お気をつけください。
そのあとは、トイレの相談などのしつけの問題などを相談してもらいました。どの方も同じような事で悩まれていることも多く、場合によれば対処が逆効果になっていることもあり、真剣に皆さま聞いてもらいました。パピーパーティーは参加者が揃い次第で開催しますので、もし参加をご希望の方はご連絡下さい。
さて、5月、6月が残念ながら雨で中止になっていました、野洲のアルプラザで開かれているわんにゃマルシェが今週末に開催されます。動物グッズの雑貨屋さんや、様々な出店が出ているお祭りのような、イベントです。今回も天気が心配ですが、ぜひぜひ、保護犬、保護猫さんに会いに来てください☆