秋らしい気候になってきました。まわりの田んぼでも、稲刈りがすすんでいます。暑い日は少なくなってきましたが、やはり季節の変わり目で体調を崩す動物が増えてきました。
さて、9月から猫のための秋の健康診断をはじめました。健康診断では、身体検査と血液検査により健康状態を確認します。健康診断の目的は、病気の早期発見と、健康であることの確認です。およそ、猫は1年間で人間の4~5歳分と歳をとります。一年間でも体には大きく変化出ます。
血液検査では、目に見えない病気を早期で発見するための手助けとなります。人の健康診断と同じく、貧血や炎症、腎臓や肝臓、栄養状態、脱水、ホルモン疾患など、多くの項目を調べることをします。人と違い動物は自覚症状を口にすることがありません。特に猫は痛みなどを隠す動物です。目に見える症状が出た時にはすでに悪化してからの場合が多いですので、もしかすると人間よりも重要な検査になるかもしれません。
猫は以前に比べ、長生きになってきました。今では室内猫では平均寿命も15歳を越えてるようになってきました。長生きする猫たちの中で一番の死因となる病気が腎臓病です。腎臓病は基本的には症状が出にくく、人と同様に再生しにくい臓器の為、一度悪くなると治ることはありません。なるべく早期に見つけ、なるべく進行を遅らすことが、さらなる長生きのポイントになります。今では20歳以上生きる猫も、珍しくはなくなってきました。
秋の健康診断は、10月末までの予定です。一般的な健康診断から、高齢猫にお勧めのコース、また外に出て伝染病などが気になる猫ちゃんのコースなども用意しています。この時期は普段よりも多くの項目が、一年で一番お得な価格で調べることが出来ます。ぜひ、この機会に一年に一回の健康診断をご検討ください☆