先日、入院していた猫ちゃん(おチビちゃん)をシャンプーしました。
おチビちゃんはもともとノラネコちゃんで、皮膚病がありました。新しくお家に迎えてもらう前に、元いる猫ちゃんたちに皮膚病がうつらないようにと、飼い主さんの希望で入院治療となりました。
おチビちゃんは、カイセンというダニに感染しており、体中に掻き傷だらけでした。カイセンは主に、外猫ちゃん同士でうつってしまう、非常に痒みの強いダニです。一般的なダニの予防薬では効かないのが非常に厄介な病気です。
おチビちゃんは入院後すぐに、ダニの駆虫薬と抗生剤にて治療を開始しました。痒みも減って、体の傷少なくなって、退院の前には随分きれいな猫ちゃんになりました。
退院前にはシャンプーをしてもらい、さらにキレイになってもらいました。猫はシャンプーを嫌がる子が多いですが、ゆっくり休憩しながらするのがコツです。やっぱり、猫もきれいになると気持ちがよいのか、シャンプー後はかなりご機嫌な様子でした。
これからの時期、外に出る猫ちゃんはいろいろな皮膚病の元となるノミやダニなどをもらってきます。ノミやダニは人にも痒みが出る為に、きっちりと予防することが大事となるものです。特にこれからの暑くなるにつれて注意が必要です。
また、当院でももう少し設備が整えば、薬の治療以外でも皮膚のお手入れのお手伝いが出来ればなと考えています。トリミングサロンなどではどうしても断られてしまうような、皮膚病や高齢のワンちゃん猫ちゃんはそれなりにいるようです。病気だけではなく、そんなところもケアが出来るような、病院にしたいと考えております☆