春の予防シーズン開始

桜が一気に咲いてきました。今年の滋賀県は例年よりも10日ほど早くの開花だそうです。桜が咲いてくると、春がますます来たという感じです。この時期から必要な予防が、フィラリア、狂犬病ワクチン、ノミマダニ予防です。

暖かくなってくると、蚊などの虫が出てきます。蚊が出てくると、いよいよフィラリア予防の準備の時期になります。フィラリア症は、蚊が媒介する寄生虫の病気で、最終的には心臓に寄生して、心臓病を起こします。有効な治療法がほぼなく、発症すると死亡する、予防が非常に重要になる病気です。蚊が出たす約一か月後ぐらいから一カ月に一回の投薬が必要で、11月頃まで予防が必要となります。当院では、錠剤や粉だけでなく、おいしいオヤツタイプがあります。どうしても、投薬が難しい犬に向けては、一年に一回打てば有効な注射薬があります。

また、狂犬病ワクチンのお知らせが市町から行われるのもこの時期です。基本はフィラリア予防の処方と同日で、接種は可能です。狂犬病ワクチンの接種は、法律で必ず決まっており、一年に一回打つ必要があります。日本には何十年も起こってない病気ですが、いつかは入ってくる事があると言われる、犬も人も致死率100%の怖い病気です。春に合わせて打たれる方は多いですが、一年どのシーズンでも打つことは可能です。ただし、体調が良い時に打つ必要があります。

たくさん予防方法もあり、犬の年齢や環境、飼い方によって、どれが重要で、いつに何をしたらいいかは変わります。特に子犬や一年目のワンちゃんは、そもそも何をしていいかは分からない方もおられると思います。もし、何でも分からない事がありましたら、気軽にお問合せ下さい☆

Comments are closed.