投稿者: みかみ動物病院

野生動物・動物園の一般講演のお知らせ

もうすぐ、バレンタインです。街にもチョコがあふれる時期ですが、チョコの甘い匂いに誘われて、犬が盗み食いする時期です。犬はチョコレート中毒を起こすため、くれぐれも口の届くところには置かないように気を付けてください。

さて、今週末に開催される一般市民講演のお知らせが、獣医師会よりありました。一つは、滋賀県の野生動物や植物などの自然について。もう一つは、動物園の役割についてです。もしご興味のある方は、ぜひ参加してください。

IMGP8676 IMGP8672日時:2月11日(土曜・祝日) 14時~16時半
場所:琵琶湖博物館 セミナー室
タイトル:歩いて見た滋賀の生物の多様性~びわ湖の森、そこに生きる動植物たちの今~

日時:2月12日(日曜) 15時~16時半
場所:草津エストピアホテル 瑞祥の間
タイトル:熊本地震を通じて感じた動物園の社会的役割

IMGP8671さて、今週末はまたもや大雪の予報です。今週末も雪かきに追われそうです。人も動物も、寒さによる体調の変化に、ぜひお気を付け下さい☆

パピーパーティーのお知らせ&2月の休診日

2月になりました。まだまだ、寒い日が続きます。最近は、犬も猫も膀胱炎が本格的に増えてきました。寒くなるこの時期は、飲水量の低下や、おしっこの我慢などで多くなります。頻尿や血尿などの症状にお気を付けください。

さて、2月のお休みのお知らせです。2月2日(木曜)、9日(木曜)、16日(木曜)、17日(金曜)、23日(木曜)はお休みを頂きます。 2月11日(土曜 祝日)は午前・午後ともに診察いたします。

IMGP8684さて、2月11日(土曜 祝日)13時半より、パピーパーティー(参加費500円 おみやげ付き)を開催いたします。6ヶ月までの子犬が対象となります。他の犬や家族以外の人と触れ合ってもらい、社会化の第一歩を経験してもらいます。また、飼われて間もない頃は、いろいろな事が心配だと思いますので、生活全般の様々な質問も受け付けております。まだ少し空きがありますので、この機会にぜひご参加下さい☆IMGP8683

2017年ノラ猫の去勢・避妊手術サポートについて

みかみ動物病院では、本年も地域のノラ猫ちゃんたちの繁殖抑制のため、ノラ猫の去勢、避妊手術のサポートを行います。

ノラ猫は、これから日が長くなり暖かくなる春に向けて、繁殖行動が盛んになってきます。猫は妊娠期間が約2ヶ月と短く、一年のうちで何回も出産を行うことが可能です。また、一回の出産で3~5匹の子猫が産まれます。その子猫も、半年を過ぎると大人になり繁殖ができるようになります。少しでも地域の猫の繁殖抑制になればと、2017年も春前である2月に、ノラ猫ちゃんの去勢手術、避妊手術に関してサポートを行います。

麻酔手術の負担があるため、若い猫(半年から約2歳)であることと、健康な猫に限ります。また、安全な麻酔手術を行うため、健康状態の把握のための術前検査などは、基本的には省略しません。また、ノラ猫の場合は、再び捕獲されることもあるため、手術をした目印として耳カットが必須になります(今回のみ無料)。手術の予約の際に、サポートについてスタッフへお申し出ください。料金について相談させて頂きます。手術は基本的には予約制でございますが、ノラ猫の捕獲は困難な場合が多いため、事前に相談を頂きましたら、時間の融通についてもなるべく相談させてもらいます。また、あくまで通常業務と並行しておこないますので、ご希望に沿えない場合もございますので、ご了承下さい。

さて、今週はひどい雪になりました。気温もぐっと下がり、本格的な冬となりました。皆様、風邪などひかれませんように☆

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突然の痛みに要注意

先週末はこの冬一番の大雪となりました。みかみ動物病院の駐車場も、雪でいっぱいでした。院長の朝一番の仕事は、雪かきでした。久々の良い運動に、クタクタでした。まだまだ、冬は続きますが、この冬のはほどほどの雪で済んでほしいです。

IMGP8630 IMGP8642さて、今回はそんな寒い時期に多い、犬の病気の話です。寒くなると、人は筋肉が固くなったりで、肩こりや腰痛などがひどくなるそうです。犬にとって寒くなると多い病気が、神経痛です。触られるのを嫌がったり、抱っこすると怒ったりと、突然に痛がる仕草が出てくる事が多いです。特に、小型犬は椎間板ヘルニアからくる腰痛などもあります。

多くの場合は突然の発症が多いですが、肥満や無理な運動が再発のきっかけになることがあります。特に、ベッドやソファーなどの高いところでの上り下りは、あまりよくありません。

椎間板ヘルニアは痛みだけではなく、ひどいと神経症状としてしびれや麻痺が出る場合があります。多くの場合は、後ろ足が力が入らないようにふらついた歩き方になります。進行すると、完全に後ろ足が動かなくなります。中には、CT検査や、手術が必要なケースもありますが、多くの場合は薬と安静でよくなります。

最初の症状は、きっかけなく突然に、抱っこを嫌がったり、急に痛がる様子が見られることが多いです。冬だけに起こるわけではないですが、寒い時期は特に気を付けてください。なかでも背中が長く足が短い、ミニチュアダックスは気を付けてください。

さて、今回のおまけは花壇の中で雪に埋まる、犬の置物たちです。花壇の雪は下に花があるため、雪かきができません。早く雪が融けるとよいのですが。暖かい春が待ち遠しいです☆IMGP8643IMGP8647

ガンバレ実習生&受験生

一月も半ばとなりました。受付には、今年も熊本の親戚からもらった、晩白柚(ばんぺいゆ)を置いています。熊本では、お正月飾りにするそうです。最近では、関西のスーパーなどでも見かけるようになりました。ちなみに、味は酸っぱくおいしいです。

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いよいよ今週末は受験生にとっては大事な大学センター試験の時期です。今週末は全国的に寒く、雪も降るそうです。例年、センター試験の日は天気が悪い気がします。雪の中に、滋賀県立大学に試験を受けに行った、昔を思い出します。獣医師になる夢のため、人生で一番勉強したかもしれません。

全受験生が、実力通りの成績をおさめ、無事に合格することを願っています。体調も崩しやすい時期ですが、体に気を付けながらで、ぜひ、良い結果になりますように。ガンバレ受験生!

さて、先日は当院に、YIC動物専門学校より実習生が来られました。1日だけですので、体験してもらう事は限られますが、いろいろ勉強してもらいました。学生さんですので、もちろんまだまだ出来る事は少ないですが、将来有望です。ちなみに、小学校の後輩にあたります。これからも、しっかり勉強して良い、動物看護士さんになってもらいたいです。ガンバレ実習生☆

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謹賀新年&1月の休診日

あけましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。皆様が今年も健康で幸せで過ごせるよう、心からお祈り申し上げます。また、動物医療を通して、そのお手伝いができるよう、今年も頑張ります。

さて、一月のお休みのお知らせです。1月5日(木曜)、12日(木曜)、13日(金曜)、19日(木曜)、26日(木曜)はお休みを頂きます。1月9日(月曜 祝日)は午前・午後ともに診察いたします。

お正月は良い天気が続きました。暖かく過ごしやすい、日となりました。でも動物にとっては、お正月はお客さんがきてストレスをうけたり、おいしいものをもらったりなどで、そのあと体調を崩しやすいです。くれぐれも体調には、ぜひお気をつけて下さい☆

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動物たちの約束

さて、もうあと少しで2016年も終わります。皆様は動物たちと楽しい一年を過ごせたでしょうか?今年も、よい一年となりました。ありがとうございました。

さて、年末年始のお知らせです。1月1~3日まではお正月休みを頂きます。ただし、緊急の場合として、救急のみ診察を受けつけいたします。時間は以下の通りです。必ず、お電話をお願いいたします。1月4日から、通常通りの診察となります。

1月2日 午前10時~11時

さて、今年最後のブログも、「犬の十戒」をご紹介いたします。世界で広がっている英語の詩で、日本でも訳されて広がっています。ペットとして犬が飼い主である家族に守ってもらいたい、10の事を語りかけています。非常に多くのことを考えさせられれる文章です。

1.My life is likely to last ten to fifteen years. Any separation from you will be painful for me. Remember that before you get along with me.

私の命は10年や15年ぐらいです。どんな時でも、あなたと離れるのは辛いです。

私と一緒になる前に、ずっとそれが出来るか考えてください。

2.Give me time to understand what you want of me.

あなたがしてほしいことを理解するには、私は時間がかかります。

どうか根気強く待ってて下さい。

3.Place your trust in me- it’s crucial to my Well-being.

どうか私のことを心から信頼してください。

そんなあなたの心が、私の幸せのすべてなんです。

4.Don’t be angry at me for long and don’t lock me up as punishment. You have your work, your entertainment and your friends. I have only you.

あまり長い時間叱ったり、どこかに閉じ込めてしまう罰を与えないでください。

あなたには、仕事もあります。楽しいこともあります。友達だっています。

でも、私にはあなたしかいないのです。

5.Talk to me. Even if I don’t understand your words, I understand your voice when it’s speaking to me.

たくさん、私に話かけてください。

言葉はわからなくても、あなたのその声をちゃんと私は理解していますから。

6.Be aware that however you treat me, I’ll never forget it.

いつでも、私の世話をどのようにするか気にかけてください。

私はそれを決して忘れません。

7.Remember before you hit me that l have teeth that could easily crush the bones of your hand but that I choose not to bite you.

私を叩いて叱る前に、思い出して下さい。

私が本気になれば、あなたの腕にかみつける牙があることを。

でも、私は決してあなたを傷付けないと決めてることを。

8.Before you scold me for being uncooperative, obstinate, or lazy, ask yourself if something might be bothering me. Perhaps I’m not getting the right food or I’ve been out in the sun too long or my heart is getting old and weak.

私のことを、言うことを聞かない、頑固だ、怠け者などと叱る前に、

私がそうなってる原因がないかと、どうか自分に問いかけてみて下さい。

ちゃんと私にご飯をくれてはいますか?

暑い日に外に長い間ほってないですか?

もしかして、私の心臓が年老いて弱ってないでしょうか?

9.Take care of me when I get old ; you, too, will grow old.

私もあなたも年をとります。

いつか私が年老いても、どうか私を見続けてください。

10.Go with me on difficult journeys. Never say, “I can’t bear to watch it .” or ” Let it happen in my absence.” Everything is easier for me if you are there. Remember I love you.

 最期のときがきたら、どうかその時は私のそばにいて下さい。

「見てられない」とか、「私のいないこところで」なんて、言わないで下さい。

あなたがそばにいてくれれば、私はどんなことだって、受け入れれるんです。

そして、どうか覚えいてください。私があなたを愛していることを。

 

ペットにとって人とは、なくてはならない存在です。また、人にとっても動物はなくなてはならない存在です。動物たちは多くのことを人に教え、影響を与えてくれます。人の心を癒し、気持ちを優しくしてくれます。

今年も多くの動物と出会いがありました。同じく、多くの動物たちとの別れもありました。動物は人より寿命が短いものです。誕生からその生涯を終えるまで、身をもって人に多くの事を学ばせてくれます。時には手のかかる子供のような存在であり、頼れる兄弟のようであったり、優しく話を聞いてくれる親であったり。家族それぞれに、多くの事を教えてくれて、我々を成長させてれます。癒しや楽しい時間はもちろん、年老いていく姿や、最期は自分の死をもって、限りある「命」の重みを考える時間を与えてくれます。

人も含め、動物はいつかは年老い、寿命がきます。決して死は避けれないものです。治る病気はしっかり治して、治らない病気とは上手につきあっていく。しかし命が尽きる前に、この治療で少し命が先延ばす事がいいことなのか?飼い主さん同様に、我々にも永遠の課題です。今年は、よりよい最期の迎え方を頭にいれて、診察を行いました。やはり、どの治療の選択肢が正解というわけではなく、家族全員でしっかり決めた治療が、一番納得のいく治療なのかと思います。病気の治療はもちろん、今後も最期を迎える動物に、その家族の皆様と何が出来るかを一緒に考え、寄り添えことも使命だと感じています。それが、今まで私たちが出会い別れた、多くの動物たちとの約束です。

これからも、どんな時でも動物の一番の味方でありたいと思います。動物に関する多くのことにも関わり、少しでも幸せな動物が増えてくれればと思います。また、そんな動物たちが多くの人たちを幸せにし、間接的にでも人の役に立てればと思います。

動物たちに感謝し、多くの動物たちとその周りの人たちが幸せに暮らせるため、2017年もよりいっそう精進することを誓い、今年の締めくくりとさせて頂きます。ありがとうございました☆

みかみ動物病院 院長 三上直樹

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骨付きチキンに注意

あっと言う間に、12月も後半です。そろそろ子どもたちも、楽しい冬休みの始まりです。さて、そんな楽しいイベントごとの一つ、クリスマスが間もなくです。みかみ動物病院でも、クリスマスの飾り付けをしいます。さて、そんな楽しいクリスマスの時ですが、この時期に気を付けてもらいたい事が、骨付きチキンの盗み食いです。毎年この時期になると、よくある相談事の一つです。

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骨つきの肉は大きさによっては、骨が胃や腸で詰まる場合があります。もし、閉塞を起こした場合は、ひどい嘔吐を起こし、食欲がなくなります。場合によれば、摘出の手術による治療が必要なケースもあります。

また、ニワトリの骨は、噛むと縦に割れることがあります。尖った骨は、食道や胃腸を傷つける場合があります。運が悪いと、穿孔し腹膜炎になる場合もあります。腹膜炎を起こしてしまうと、すぐさま命に関わります。治療を行っても助からないケースもあります。

治療はいずれも負担が大きいため、まずは何より盗み食いされないように、十分に注意してください。テーブルの上でも、おいしい匂いがすると油断はできません。また、どうしても欲しがるからと、思わずあげるような方もおられます。決して、人の食べ物は食べささないようにしてください。仮に、骨が悪さしなかったとしても、慣れないものは、お腹を壊して下痢をすることはよくあります。

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さて、みかみ動物病院は年末は30日まで診察を行っています。フードや、継続している薬などの残りは大丈夫でしょうか?フードの注文などは、来週の初めであれば、ぎりぎり年内のお渡しは可能です。今一度、残りのフードや、薬の確認をしてください☆

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猫バンバン運動

12月も中旬となりました、滋賀県の山も頂上付近は雪が目立ち、ついには平地も雪になってきました。寒さも本格的です。人も動物も体調には、十分気を付けなければなりません。

この時期になると、外の猫ちゃんも寒さを避けて少しでも温かいところを探しています。温かい場所で、この時期に猫に人気なのが車です。そんな中、去年より自動車会社がおススメしている、ちょっとした外猫たちへの気遣い、「猫バンバン」運動の話です。

車のボンネットは、太陽があたると非常に温かいです。車の下にもぐれば、雨風がしのげます。場合によりれば、小さい猫などは、エンジンルームに入り込むこともあるかもしれません。ボンネットの上は流石に大丈夫だと思いますが、車の下や、万が一のエンジンルームなどにもぐりこんだ猫のために、車に乗る前にバンバンと車を叩いてから乗ってみて下さい。もしくは、ドアを閉めた衝撃で逃げるかもしれませんので、ドアを閉めてからエンジンをかけるのを数秒待ってください。もしかしたら、入り込んでいた猫がいるかもしれません。少し逃げる時間をとってもらうだけで、万が一の事故を防げます。ちょっとした猫への気遣い。ぜひ、試してみて下さい。

さて、今回のおまけは、スタッフの猫のキャッティーちゃんです。冬のさざんかに負けない、凛々しい姿です☆

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開院三周年&膀胱炎に注意

12月4日で、みかみ動物病院を近江八幡市江頭町で開院してから丸三年となりました。当日もお声をかけていただいたり、お花を頂きまして、ありがとうございました。通院していただいてる飼い主様、また地域の皆様のおかげです。これからも地域に根ざした、動物病院となれるよう精進していきますので、どうぞよろしくお願いいたします。

imgp8577imgp8574さて、寒くなりましたので、この時期に多い病気の一つ、膀胱炎の話題です。この時期は、寒くなり自然と飲水量が減少するため、トイレに行く頻度も減り、膀胱炎になりやすくなります。特に猫は膀胱炎が多く注意が必要です。症状は、おしっこに血が混ざり赤かったり、トイレの回数が急に増えたり、なかなかトイレから出てこないなどの症状が出てきます。食欲や元気などはあまり減らないですが、残尿感が常にあるため、本人はストレスが大きい病気です。また、膀胱結石が出来ると、外科手術も必要となります。なるべく、早期に発見して、治療することが重要です。

また、予防としては水とトイレの管理が重要となってきます。もちろん、しっかり新鮮なお水を切らさずに用意してもらうことは基本です。特に、猫はお気に入りの水の入れ物や、飲み方があるはずですので、一度あれこれ試してみるのも良いと思います。特にこれまで冬場に膀胱炎になった子は、食事をふやかしたり、ウェットフードに切り替えるのもありだと思います。

さらに、トイレを我慢しすぎることもよくないです。散歩でトイレをする犬は、きっちりトイレに連れていってもらう。猫の場合は、トイレを見直す必要があります。まずは、トイレの数は、飼ってる猫の数より+1が理想です。少なくとも、複数の猫が共用にならないようにしてください。また、なるべくカバーがついてないものが理想です。カバーがついているトイレは、使う猫にとっては匂いがこもって不人気です。また、トイレの砂は、細かいもののほうが良いようです。

膀胱炎も治療よりも、予防が重要です。もし、怪しい症状があれば、尿検査で診断可能ですので、一度ご相談ください☆

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