中学生に職業の授業

今週は近くに中学生に向けての授業を行いました。中学2年生が対象で、職業の実習などに先立ち、様々な業種の人から話を聞くという授業です。担当の先生直々にご連絡をいただきまして、授業を受けもちさせてもらうこととなりました。

中学生の時は、が獣医になるなんて思ってなかったです。生き物全般は好きだったので、漠然と動物に関わる仕事には興味があったと思います。今回は自分自身が、なぜ獣医師になろうと思ったのか、獣医師になるためにどんなことをしたか、実際の獣医師の仕事についてお話させてもらいました。

小さな教室で、動物の仕事に興味がある人だけかと思っていたら、なんと学年全員の200人以上の前で体育館での授業でした。責任重大ですし、緊張もしましたが、自分にとっても、改めて自身を見直す良い機会になりました。

写真は、大学で世話をしていたポニーのポニ子の写真です。大学では様々な動物の世話をするのですが、大学に入った一年生の時には同級生でポニーの世話をします。今思うと大変ながらも楽しい日々でした。

今回は獣医師の私以外にも、大工さんや、看護師さん、警察官などの業種の方もそれぞれ授業をされるようでした。自分の時は職業の実習なども無かったので、今の中学生は、将来について考える機会があるというのは良いなと思いました。今回の授業が少しでもお役に立てれば幸いです☆

猫の健康診断&慢性腎不全

9月から秋の健康診断を行っております。犬も猫も両方ともにできますが、秋は猫ちゃんは多くの項目が一年で一番お得に出来るキャンペーン中です。健康診断では、貧血や炎症、糖尿病、脱水、腎臓病、肝臓病、栄養状態、ホルモン疾患など様々な病気を調べることで、早期発見・早期治療に繋がります。

猫の寿命はここ数年で大きく伸びてきました。今は室内で飼われている猫の平均寿命は16年ほどとなりました。食事や環境やワクチンなどが大きな要因になっています。今は伝染病や事故で亡くなる猫はほとんどいません。長生きできるようになったぶん、歳をとってから様々な病気が出てくるようになってきました。

これからさらに長生きをしてもらうためには、そられの病気をいかに早期に発見して、早期に治療するかが重要となっています。歳をとってからの病気の多くは、人と同様につきあっていくことは出来ますが、完治する事はなかなか出来ません。

猫は腎臓病が非常に多く、現在では死因の第一位となっています。しかし腎臓はダメージを受けても再生することは出来ないですが、比較的に余力もある臓器であり、なかなかすぐに症状が現れませ実は腎臓病は食欲が落ちたりするのは、実は病気が比較的に末期に近づいてからです。末期になってからの治療は、出来ることは限られます。もちろん元には戻りません。

血液検査で早期に見つけることが出来れば、食事や薬や生活習慣を見直すことで、進行を遅らすことが可能です。そうすれば体調の良い状態を長く続けることも可能ですし、年単位で寿命を延ばすことが出来ます。

猫は一年間で人間の4.5歳分の歳をとります。一年に一回でも、人間では4.5年に一回の検査になります。ぜひ若いうちでも一年に一回。7歳以上になってら、一年に2回の検査をおすすめします。

キャンペーンでお得で出来るのは10月末までです。長生きを目標にされている方は、この機会をご利用下さい☆

秋のマダニに注意

だんだんと日も短くなり、18時には真っ暗になってきました。朝夕も本当に寒くなってきました。さて、この秋の季節で気を付けたいことに、マダニがあります。マダニは虫ですので、暖かい時期に多いです。梅雨ぐらいからが増えるのですが、実は一年で一番多いのが9月~10月です。

昨日のニュースで、9月にこの近江八幡でマダニに刺されてることでかかる、日本紅斑熱という病気になり50代の方が亡くなられたと伝えられていました。日本紅斑熱は現時点では人間だけの病気ではあり、動物にはかかりません。しかし、動物にも様々な害を起こします。

マダニは草むらにひそんでおり、血を吸うために動物が近くを通った時に乗り移ってきます。一旦、噛まれるとそのまま数日間も血を吸い続けます。この間は、がっちりと皮膚に食いつきますので、ちょっとやそっとでは取れません。噛まれたところは、傷になり皮膚炎や化膿したりします。

マダニはさらにいろいろな病気を伝播します。赤血球に寄生し貧血を起こしてしまうバベシア症や、人にもうつるSFTSなど、命に関わる病気が多数あります。

今はマダニを運ぶ野生動物も山から人が住んでいるところに来るようになってきました。気候もだんだんと暖かくなってきており、昔に比べると住宅地でもマダニをもらう事が増えてきているようです。当院でもマダニのついた犬や猫が来ることが、昔に比べると増えてきた気がします。

やはり、予防が一番重要です。背中につけるだけのスポットタイプやおやつタイプの薬で、一カ月予防と駆虫が出来ます。もし、外に出る犬や猫を飼われている方はぜひお気を付けください。ニュースを聞いて、改めて人も動物も、さらに気を付けていかないといけない事だと思いました。

さて、今週末の日曜はびわ湖わんにゃんマルシェが開催されます。心配していた台風も、何とか日曜には滋賀県は過ぎ去りそうです。今月は私は参加はできませんが、今月も楽しい事がたくさんのマルシェだと思います。秋の気持ちの良い日のお出かけに、ぜひご参加ください☆

 

10月休診日のお知らせ

10月になりました。これまで通りの診察と並行して8月から始めた予約診察も、多くの方にご利用いただいております。全体的には待ち時間は減ってきたかと思います。2カ月たちましたが、現時点では、当日でも午前午後ともに、どこかの時間で予約枠はだいたい空いております。また、土日は、通常診察・予約新診察ともに混み合うことが多いです。予約いただいた方も、診察の進み方によりお待ちいただくことはあります。基本は予約の方が優先になります。もし、予約ご希望の方は、診察時間にて電話で予約してください。

さて、10月の休診日のお知らせです。10月3日(木曜)、10日(木曜)、17日(木曜)、18日(金曜)24日(木曜)、25日(金曜)、31日(木曜)はお休みを頂きます。
尚、10月14日(月曜・祝日)、22日(火曜・祝日)は通常通り、午前、午後(18時まで)ともに診察しております。振り替えで、18日(金曜)、25日(金曜)にお休みを頂きます。

朝夕も寒くなるぐらいで、秋が深まってきました。周りの田んぼも稲刈りも大方終わり、コスモスが咲いてきました。病院の花壇も夏の花壇も終わりに近づいてきました。また、冬の花壇に向けて準備をせねばです☆

 

2019年動物フェスティバル

先日は竜王町のドラゴンハットにて、動物フェスティバルが開催されました。今年は台風が近づいているとのことで、天気を心配していましたが当日は何とかもちました。

動物フェスティバルは、犬や猫のペットだけではなく、牛や馬などの大動物や、野生動物など、我々の周りにある動物に関わる事を身近に感じてもらえるような、楽しいイベントです。

今年も小中学生向けの模擬動物病院は人気でした。実際に動物病院でしている診察や検査を、子供たちに体験してもらいます。

また、さらに小さい子向けには、ウサギやモルモットのふれあい体験がありました。私は昨年に続きウサギのコーナーの担当でした。初めてウサギに触る子供たちもいました。最初は恐る恐る触る子たちもいましたが、最終的にはみんな抱っこが出来ました。実際に見るだけと比べて、触り心地や、暖かさや、重さを感じとってもらえたのではないかと思います。聴診器を使って心臓の音も聞いてもらいました。みんな興味津々でした。

今年もステージでは、様々な催し物が開かれました。長寿犬猫の表彰や、介助犬や盲導犬などの紹介や、災害救助犬の実演、また災害時のペットのしつけについての話がありました。

食事のブースでは、地元のお店や、農協高校など地元のものを使った食品が売られていました。獣医師会では、猪肉を打っていました。最近ではジビエ料理として、山で増えすぎた鹿や猪などが、有効に活用されています。

その他にも、ニュースになっており、我々の食生活にも関わる豚コレラについて学ぶコーナーや、野動物関連の仕事や学校を紹介するところもありました。様々なニワトリを展示しているコーナーもありました。子供から大人まで楽しみながらたくさんの事が学んでもらえたかなと思います。またペット同伴もできましたので、一緒にペットと出かけることの出来る良い機会にもなったかと思います。今年はたくさんのワンちゃんだけではなく、猫や、なんとフェレットまで来られていました。

一年に一回の動物に関わるお祭りですが、日々周りにいる動物たちに我々は支えられているのだと改めて思いました。ちょうど、終わりを迎えたタイミングで雨が降ってきました。今年は6500人ほどの来場者があったそうです。来ていただいた方にとって、動物が少しでも身近に感じてもらえたら幸いです☆

 

動物フェスティバル2019開催のお知らせ

涼しい日が増えてきました。朝夕は薄着では寒いぐらいです。

さて、9月22日(日曜)に、竜王町ドラゴンハットにて動物フェスティバルが開催されます。毎年たくさんの人に来ていただいている、動物同伴OKのイベントです。

動物フェスティバルでは、ペットから畜産についてや、野生動物や環境問題まで、様々な動物に関わる事がいろいろと学ぶことが可能です。

模擬動物病院のコーナーでは、動物病院の仕事をいろいろと体験できます。ふれあいコーナーでは、ウサギやモルモットに触れたり、様々な種類のニワトリを見ることができます。

また、災害に関わるしつけの話や、介助犬や盲導犬の実演などもあります。地元の中学校の吹奏楽部の演奏会もあります。今年は紙芝居もするそうです。

また、様々な遊びながら勉強が出来るコーナーもありますし、獣医師や動物看護師の専門学校などの学校紹介のコーナーもあります。

また、様々な物販や食事のブースもあります。お昼はいつも行列が出来るほどです。地元の農業高校の物販もいつも人気です。

今年も私は、ふれあいコーナーの担当です。ウサギやモルモットと触れ合える、小さい子向けのコーナーです。動物を飼われている方も、動物を飼われてない方も、ぜひぜひ動物の暖かさに触れ合う良い機会になると思います。

尚、22日午前の診察は院長不在の為、予約診察のみになります。診察ご希望の方はご連絡の下さい。23日(月・祝日)は午前9時から12時、午後14時から18時(16時~18時は予約のみ)で診察しております。

天気が少し気になるところですが、ぜひご興味のある方は、動物フェスティバルにご参加ください。10時~15時まで、参加無料です。きっと楽しい一日になると思います☆

猫の健康診断はじめました

秋らしい気候になってきました。まわりの田んぼでも、稲刈りがすすんでいます。暑い日は少なくなってきましたが、やはり季節の変わり目で体調を崩す動物が増えてきました。

さて、9月から猫のための秋の健康診断をはじめました。健康診断では、身体検査と血液検査により健康状態を確認します。健康診断の目的は、病気の早期発見と、健康であることの確認です。およそ、猫は1年間で人間の4~5歳分と歳をとります。一年間でも体には大きく変化出ます。

血液検査では、目に見えない病気を早期で発見するための手助けとなります。人の健康診断と同じく、貧血や炎症、腎臓や肝臓、栄養状態、脱水、ホルモン疾患など、多くの項目を調べることをします。人と違い動物は自覚症状を口にすることがありません。特に猫は痛みなどを隠す動物です。目に見える症状が出た時にはすでに悪化してからの場合が多いですので、もしかすると人間よりも重要な検査になるかもしれません。

猫は以前に比べ、長生きになってきました。今では室内猫では平均寿命も15歳を越えてるようになってきました。長生きする猫たちの中で一番の死因となる病気が腎臓病です。腎臓病は基本的には症状が出にくく、人と同様に再生しにくい臓器の為、一度悪くなると治ることはありません。なるべく早期に見つけ、なるべく進行を遅らすことが、さらなる長生きのポイントになります。今では20歳以上生きる猫も、珍しくはなくなってきました。

秋の健康診断は、10月末までの予定です。一般的な健康診断から、高齢猫にお勧めのコース、また外に出て伝染病などが気になる猫ちゃんのコースなども用意しています。この時期は普段よりも多くの項目が、一年で一番お得な価格で調べることが出来ます。ぜひ、この機会に一年に一回の健康診断をご検討ください☆

 

 

連休&動物フェスティバルのお知らせ

まだまだ日中は暑いですが、朝夜は随分と涼しくなってきました。季節の変わり目も体調を崩しやすいですので、お気を付けください。

さて、お盆休みの振替で、9月5日(木曜)~8日(日曜)にお休みを頂きます。ご迷惑をおかけしますが、よろしくお願いいたします。

9月9日(月曜)より、通常通り診察を行います。

9月22日(日曜)に今年も竜王のドラゴンハットにて、動物フェスティバルが開催されます。また詳細はブログでお知らせいたします☆

9月休診日のお知らせ

9月の休診日のお知らせです。9月5日(木曜)、12日(木曜)、19日(木曜)、20日(金曜)26日(木曜)、 27日(金曜)はお休みをいただきます。

お盆休みの振替で、9月5日(木曜)~8日(日曜)にお休みを頂きます。ご迷惑をおかけしますが、よろしくお願いいたします。

尚、9月16日(月曜・祝日)、23日(月曜・祝日)は通常通り、午前午後ともに診察しております。振り替えで、20日(金曜)、27日(金曜)にお休みを頂きます。また、22日(日曜)は、院長は動物フェスティバルの参加の為、不在となります。予約診察のみ診察を行います。

さて、8月も終わりになりました。学生さんたちも夏休みがそろそろ終わります。学生の頃は長く感じましたが、一カ月なんてあっという間です。宿題なども大変でしょうが、普段ではできない事が出来るのもこの時だけです。貴重な時間です。

当院にきていた実習生も今週初めで実習は終わりました。後半は京都の専門学校の学生さんです。去勢や避妊手術についてのポスターを作ってくれました。これからも、学校の試験や、研修があるようです。ぜひぜひ、勉強ももちろん、息抜きも含めて有意義な夏を過ごしてほしいです☆

頑張れ実習生2019夏

お盆が終わりました。今年の夏もなかなかに暑い日が続きます。さて、今週から動物看護士を目指す、専門学生が実習に来ています。

今年は大阪と京都の専門学校からの実習生です。短い期間ですが、学校では体験できない事を動物病院で経験してもらう機会になります。様々な検査、受付業務、診察の補助などを実際に行ってもらっています。

診察などにもお邪魔する事があると思いますが、飼い主さんの目の前に出る事も良い経験になります。暖かい目で見守ってもらえたらと思います。

実習生に院内掲示のポスターを作ってもらいました。今一番注意が必要な、熱中症について分かりやすくまとめてもらいました。待合室に掲示していますので、ぜひご覧ください。

実習生は、この後に専門学校を無事に卒業して、動物看護士の試験に合格しなければなりません。動物看護さんの道はまだまだ大変です。頑張れ実習生☆