寒くてもフィラリア予防の話

寒さがまして、いっきに木々も色づいてきました。朝晩の気温もついに一桁の寒さとなってきました。

さて、そんな寒いなかですが、今年最後のフィラリア予防忘れていませんでしょうか?フィラリア症とは、蚊が媒介する心臓に住み着く寄生虫病です。蚊もほとんどいなくなりましたが、必要なのでしょうか?夏だけでいいのでは?この予防が必要な時期を知るためには、実はフィラリア予防薬の効き方と、その地域の気温を考える必要があります。

フィラリアの幼虫は、犬に寄生すると皮膚でしばらく成長して、移行幼虫になります。それから血管、心臓へと向かい、さらに成虫となり心臓病の原因となります。フィラリアの予防薬は、成虫には効きませんが、移行幼虫には非常によく効き、駆除を行ってくれます。そのため、フィラリアが皮膚で成長してから、成虫になるまでの期間に、きっちり予防する必要があります。その期間とは、感染から約1~2ヶ月ぐらいと言われています。そのため、感染が起こりえる日から一ヵ月後から薬をのませれば間に合いますし、逆に蚊からの感染がなくなっても一ヶ月後までは飲ませる必要があります。

また、フィラリアが成長するためには気温がある程度必要になってきます。仮に蚊がいても、寒い時期はフィラリアは成長することできません。それらを考慮した場合、滋賀県の数年間分の気温を計算してみると、最も早くて5月初旬より感染がはじまり、最も遅くて10月末まで感染が起こる可能性があります。

これらのことから、滋賀県の一般的な地域では投薬の開始が5月中旬から6月初旬ぐらい、最後の投薬が11月から12月ぐらいまでとなるようにして、きっちり予防する必要があります。おおよそ、蚊が出だしてから一ヵ月後から、蚊がいなくなってから一ヵ月後まで。

やはり、実感としても皆さんこの最後のタイミングが一番忘れやすいようですので、ぜひぜひお気をつけください。最後がぬけてしまっては、今までの予防をしっかりしてもらっても感染の可能性がでてきてしまいます。

さて、今回はちょっと難しい話になってしまったのでおまけのコーナーです。猫好きにはたまらない子猫たちと、診察室のドアの小窓からそっとのぞく病院大好きのマシュマロくんの写真です。みんないい顔です☆

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