食べるの注意
8月も後半となりました。随分涼しくなってきました。特に高齢動物に過ごしにくい、暑い夏の終わりもそこまで来ました。さて、今回は犬猫で気を付けたい、食べさしてはいけない人の食事についての話です。
犬や猫がおいしく食事を食べてるのを見るのは、飼い主にとっては幸福のひと時です。また、人が食事を食べていると、犬猫にジッとこっちを見られると、思わずあげたくなります。でも、ここで注意です。人には大丈夫でも犬猫には注意が必要な食べ物がたくさんあります。
例えば、よくあるのがタマネギです。タマネギの成分は、血液の赤血球を破壊してしまいます。それにより、貧血や血尿などから、体調不良をおこし、ひどいと死亡することもあります。タマネギをそのままあげることは滅多にありませんが、タマネギが入っている料理はたくさんありますので注意が必要です。小型犬であれば一かけら食べるだけでも、中毒を起こすかもしれません。もし食べてしまった場合は、直後であれば吐かすことも可能です。あまり様子を見ずに、早い目の病院への診察をおススメします。
また、キシリトールガムや、チョコレートなども中毒を起こします。キシリトールガムは低血糖を、チョコレートは痙攣などの神経症状が出る場合もあります。オヤツ類は、盗み食いや拾い食いをしやすい食べ物ですので、十分に注意してください。
また、あまり知られてはいませんが、ブドウは、犬にとって腎臓に大きな障害を起こし、腎不全の原因になることがあります。有効な解毒剤もないために、重症になれば数日で死亡することもあります。
このように、人が食べてる身近な食べ物の中にも、絶対に食べてはダメなものがあります。基本的には最初から、人の食べ物をあげる癖を付けないことが何よりの予防になります。もし、万が一食べた場合は、なるべく様子をを見ずに、病院に来てください。