4月休診日のお知らせです。4月1日(木曜)、8日(木曜)、15日(木曜)、22日(木曜)、29日(木曜)はお休みを頂きます。尚、19日(月曜)は通常通り診察を行いますが、院長は地域の狂犬病予防注射のため不在になります。ご迷惑をおかけしますが、よろしくお願いいたします。また、ゴールデンウィークも、診察を行う予定です。
さて今回は診察の際によくご相談をうける、トイレのしつけの話です。ペットを飼われて、最初に苦労される事が、トイレのしつけです。
トイレのしつけは、難易度はいろいろです。最初から比較的にうまく犬もいれば、うまくいかない犬もあります。もともと、動物はきれい好きですので、なるべく自分の回りはあちこち汚したくありません。特に自分の場所は汚したくありません、出来る限り自分で決めた場所だけで済ませたいというのが、もともとの性格です。
トイレのしつけの基本は、叱らず褒める事です。いきなり完璧に出来るという事はありませんので、しばらくはどの犬も失敗は絶対にします。叱らず褒めることで、成功体験で伸ばしていきます。もともとはきれい好きの動物ですので、トイレの習慣が理解が出来れば、最終的には決められた場所でできるようになります。
最初は失敗もあるでしょうが、偶然でも成功したときに、大げさにでも褒めてあげてください。褒められる事により、成功体験として、その場所でトイレをすることへの良い印象がさらに強まります。褒めるポイントとしては、なるべく、トイレをしたまさにその瞬間に褒める事です。タイミングがずれると、何で褒められているかが理解できない事もあります。また最初のうちは、もしお尻が外に出てて、仮にほとんどがトイレの外に出たとしても、成功として褒めてあげて下さい。
そのため、トイレにペットシーツを準備してもらい、出来ればその周囲もトイレシーツを少し広めにひいておきます。また、最初は家の中を完全に自由にするよりかは、広めのケージなどから、限られた範囲でスタートする方がよいです。ケージからであれば、基本は自分の寝床は汚したくないので、寝床を避ける形で排尿をするので、最初の成功の確率は上がります。
また、先に述べたように、失敗しても叱るというのはあまりお勧めは出来ません。叱るにしても犬が何を怒られているかを理解出来ないと意味がありません。
例えば、トイレの失敗に気づいたとしても、すでに排尿をした後の場合は、その時に怒っても犬は何で怒られているかは理解できません。また、たまたまトイレの失敗をしている瞬間を見つけて怒ったとしても、人は場所の失敗を怒っているつもりでも、犬は排尿自体を怒られていると理解する可能性があります。そうなると悪循環で、犬はトイレをなるべく我慢した後に、隠れて違うところで排尿してしまうため悪循環となります。
また、成功していたのに再び失敗が増えてくることがあります。その場合は、飼い主がトイレの成功が当たり前になり、だんだんと褒めることがなくなったことが原因となることがあります。出来れば、トイレの成功が当たり前になっても、頻度は減っても1歳ぐらいまでは褒めてもらう事が、失敗を防ぐコツとなります。
もちろん、このやり方はトイレのしつけの一般的なやり方の一例になります。犬やお家によっても失敗の原因は異なりますので、もしうまくいかない場合は、ぜひご相談下さい。特に子犬の時が一番に覚えがいい大事なタイミングのため、お家に迎えたけど、教え方がわかずにお困りがあった際は、気軽にご相談してください。
さて、今週の日曜は、野洲のアルプラで今年初めてのわんにゃんマルシェが開催されるようです。毎回、保護犬、保護猫の譲渡会だけではなく、様々なペットグッズや、おいしいグルメコーナーも充実しています。ぜひ、ご興味のある方はご参加下さい☆