11月の休診日のお知らせです。11月5日(木曜)、6日(金曜)、12日(木曜)、19日(木曜)、26日(木曜)、27日(金曜)はお休みを頂きます。尚、11月3日(火曜・祝日)、23日(月曜・祝日)は通常通り、午前午後ともに診察しております。
先日は、お手入れ教室を開催しました。人が爪を切ったり、お風呂に入ったり、耳掃除をすることと同様に、動物たちにも様々なお手入れが必要です。特に、小型犬は様々な毛質や体型になり、お手入れが必須の犬種も増えてきました。今回は、そんなお手入れが必要な動物の飼い主さんを対象に、お手入れ教室を行いました。
お手入れが必要な事であるのは知ってるけどやり方が分からない。自分で勉強してやってみたけど、うまくいかなかったなど、お手入れについても様々なご相談を頂きます。特に爪切りは、家でやってみたら思った以上に暴れたり、痛がってしまったなど、それ以降できなくなったなどはよくあるケースです。
シャンプー、耳掃除、ブラッシング、爪切り、臭嚢しぼりなどを中心にお話をさせてもらいました。また、今回はわんちゃんと一緒に参加してもらいました。講義→デモンストレーション→実践の流れで、実際に自分のわんちゃんにむけて実践をしてもらいました。
お手入れの一番のポイントは、実は飼い主さんのテクニックではなく、動物が安心して身を任せてくれる練習が出来るかです。多くのお手入れは、動物が落ち着てくれていれば、そんなに難しことはありません。逆に、大暴れしている動物に向けては、誰がやっても簡単には出来ません。
例えば、爪切りをしようと思う動物が足を触らしてくれなければ、爪切りは出来ません。そのため、まずは爪切りをするには、足を触る練習や大人しく抱っこさせてくれる練習からはじめます。嫌がる足を引っ張って爪切りをしても、動物がさらに嫌がるようになるのは当然です。最初は、足を触っては、褒めることから始めます。それが出来るようになって、はじめて爪を切ります。この時も、決して動物が嫌がる前に止めることです。一日で1.2本の指でも、最初はいいと思います。
強いてテクニックと言えば、しっかりと血管の位置を確認して、それより余裕がある所を目標に切る事です。ショーに出るわけではありませんので、尖ってる爪でなければ問題はありません。ギリギリを切ると、出血する可能性があります。今回参加してもらった、飼い主さんもワンちゃんもコツを掴んでもらえば、短時間でしっかりうまくいきました。あとは、このままお家でいかに慣らすことが出来ることかです。
どんなお手入れも、目標は1.2か月ぐらいかけて、最終的にうまくいけば大成功です。もっと時間がかかっても構いません。また、やはり若い動物のほうが、先入観も少なくうまく行くケースが多いので、ぜひ若いうちからチャレンジしてもらえると一番よいと思います。シャンプーが苦手にならないように、小さいうちからお風呂に連れて行ったり、タオルでふく練習をするなどもしてもらうと良いともいます。
今週末は、高齢を迎える猫ちゃんを飼っておられる飼い主さんを対象に、高齢期に起こる体の変化やその対策。高齢期に起こりやすい病気の症状や治療、早期発見のコツなどをお話する予定です。ご興味がある方は、ぜひ参加してください☆