熱中症に注意

今までにないほどの、暑い日が続きます。いよいよ、人も動物も体調を崩すことがあるかもしれない暑さです。犬や猫は人のように汗をかくことがほとんど出来ずに、熱を発散すること苦手です。暑くなるこの時期は、注意が必要な病気です。今回はそんな熱中症の話です。IMGP0525

万が一に熱中症になると、脱水や高い体温により様々な臓器を悪くします。見た目の症状としては、ぐったりしたり、呼吸が早い状態が続きます。様子を見る事で、悪化しますので、早期に気付いてもらうことが重要となります。最悪の場合、命に関わることもあります。IMGP0528

基本的にはならないように、気を付けてもらう事が一番です。若い犬や比較的自由に移動の出来る猫などは、人が普通に過ごせる部屋であれば、動物たちもあまり問題はないことが多いです。しかし、高齢の動物や、病気を持っている動物、また出かける際などで人が過ごせない温度になる可能性があれば、クーラーをつける事をお勧めします。設定は暑すぎなければ良いので、26~28度ぐらいの室温でも問題はないです。外にいる動物などは、しっかり影があり、風通しのよい場所が最低限必要です。場所によっては、その時は日陰の場所でも地面が暑い場所もあるため、地面なども暑くなっていないかを確認してください。

もし、万が一に熱中症の兆候があれば、あまり様子を見ずにすぐに動物病院の診察を受けてください。まだ動ける余裕があれば、部屋を涼しくして、水分をしっかりあげてください。また、体温を下げるために、水や濡れタオルなどを使い体を冷やす必要があります。ただし、注意点としてあまり冷たい水などを使うと、逆に血管などが収縮し体温が下がりにくくなることがあるため、ぬるま湯ぐらいが一番効果的です。IMGP0530

何より、熱中症も予防が重要です。散歩はあくまでも、健康のために行くためのものですので、決して暑い日はなるべく短く済ませてもOKです。一日ぐらい散歩に行かなくても大丈夫です。院内にも熱中症注意のポスターを掲示しております。ぜひお気を付けください☆IMGP0526

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