2023年 動物たちとの約束

2023年も本日で最後です。本年の診察も終わりになりました。一年間、どうもありがとうございました。年末年始のお知らせです。1月1~3日まではお正月休みを、1月4日(木曜)は通常休診日となります。1月5日(金曜)から、通常通りの診察となります。お正月明けは、混雑が予想されます。お待たせする事も多いと思いますが、ご協力よろしくお願いいたします。

今年は、新型コロナウィルスの感染症への決まり事が、春より緩和されました。様々な不自由がありましたが、何とか大きな混乱なく過ごせるまでになりました。当たり前にあった生活が、当たり前ではなくなり、いろいろな事に制限がかかった数年間。普通に人と関り、普通に過ごせるありがたさを改めて感じました。元の生活に完全には戻った訳ではないですが、これからこの生活が守れる社会であってほしいと思いました。

また、当院は今年の冬で丸10年目を迎えました。本当に多くの方に支えて頂き、10年を迎える事ができました。やはり、人の出会いや縁が非常に大事だと思う10年間でした。本当に感謝です。ありがとうございます。

10年目になると、そろそろと子犬や子猫の時から知っている子たちが、いよいよとシニア犬、シニア猫になってきました。動物もシニア期になると、例えば、心臓病や、腎臓病、また癌など治らない持病のような病気が増えてきます。

ここ最近では、積極的にシニア期に近づいた動物たちには、健康診断をおススメしております。そもそも、人と違い動物は自覚症状を訴える事もないですので、その段階で病気を見つけることは出来ません。体調不良がある程度すすんで初めて、表に分かる症状が出てきます。そのため、少しでも病気を早く見つけるためには、症状がないように見えても、病気が潜んでいることがあるため、毎年1回から2回の健康診断をすすめています。特に血液検査は採血だけで、比較的に多くの病気のチェックができるため、定期的な検査をおススメしています。

当院は当初から、病気を治すということだけではなく、病気にならないための予防や、生活の困りごと、しつけの問題など、動物の事が何でも気軽に相談ができ、一つでも心配事がなくなるような動物病院を目指していました。10年たち、改めてその重要性を感じています。ぜひ、病気だけではなく、生活の困りごとや、心配事などありましたら、何でも気軽にご相談頂けたらと思います。

さて、今年最後のブログも、「犬の十戒」をご紹介いたします。英語の詩で、日本でも訳されて広がっています。ペットとして犬が家族である飼い主に守ってもらいたい、10の事を語りかけています。非常に多くのことを考えさせられれる文章です。

1.My life is likely to last ten to fifteen years. Any separation from you will be painful for me. Remember that before you get along with me.

私の命は10年や15年ぐらいです。どんな時でも、あなたと離れるのは辛いです。
私と一緒になる前に、ずっとそれが出来るか考えてください。

2.Give me time to understand what you want of me.

あなたがしてほしいことを理解するには、私は時間がかかります。
どうか根気強く待ってて下さい。

3.Place your trust in me- it’s crucial to my Well-being.

どうか私のことを心から信頼してください。
そんなあなたの心が、私の幸せのすべてなんです。

4.Don’t be angry at me for long and don’t lock me up as punishment. You have your work, your entertainment and your friends. I have only you.

あまり長い時間叱ったり、どこかに閉じ込めてしまう罰を与えないでください。あなたには、仕事もあります。楽しいこともあります。友達だっています。
でも、私にはあなたしかいないのです。

5.Talk to me. Even if I don’t understand your words, I understand your voice when it’s speaking to me.

たくさん、私に話かけてください。
言葉はわからなくても、あなたのその声をちゃんと私は理解していますから。

6.Be aware that however you treat me, I’ll never forget it.

いつでも、私の世話をどのようにするか気にかけてください。
私はそれを決して忘れません。

7.Remember before you hit me that l have teeth that could easily crush the bones of your hand but that I choose not to bite you.

私を叩いて叱る前に、思い出して下さい。
私が本気になれば、あなたの腕にかみつける牙があることを。
でも、私は決してあなたを傷付けないと決めてることを。

8.Before you scold me for being uncooperative, obstinate, or lazy, ask yourself if something might be bothering me. Perhaps I’m not getting the right food or I’ve been out in the sun too long or my heart is getting old and weak.

私のことを、言うことを聞かない、頑固だ、怠け者などと叱る前に、
私がそうなってる原因がないか、どうか自分に問いかけてみて下さい。

ちゃんと私にご飯をくれてはいますか?
暑い日に外に長い間ほってないですか?
もしかして、私の心臓が年老いて弱ってないでしょうか?

9.Take care of me when I get old ; you, too, will grow old.

私もあなたも年をとります。
いつか私が年老いても、どうか私を見続けてください。

10.Go with me on difficult journeys. Never say, “I can’t bear to watch it .” or ” Let it happen in my absence.” Everything is easier for me if you are there. Remember I love you.

 最期のときがきたら、どうかその時は私のそばにいて下さい。
「見てられない」とか、「私のいないこところで」なんて、言わないで下さい。あなたがそばにいてくれれば、私はどんなことだって、受け入れれるんです。

そして、どうか覚えいてください。私があなたを愛していることを。

今年も多くの動物との出会いと別れがありました。

今年も多くの動物たちとの新たな出会いがありました。同じく、多くの動物たちとの別れもありました。動物は人より寿命が短いものです。誕生からその生涯を終えるまで、身をもって人に多くの事を学ばせてくれます。時には手のかかる子供のような存在であり、頼れる兄弟のようであったり、優しく話を聞いてくれる親であったり。家族それぞれに、多くの事を教えてくれて、我々を成長させてれます。癒しや楽しい時間はもちろん、年老いていく姿や、最期は自分の死をもって、限りある「命」の重みを考える時間を与えてくれます。

先に述べましたように、おかげさまで今年で10年目になります。今年は子犬や子猫の頃を知っている動物との、お別れもありました。もちろんどの動物にも思い入れはありますが、小さい時を知っている動物たちは、特に様々な思い出もあり、大きな出来事でした。私たちもご家族同様に、動物たちの成長に驚かせられ、うれしく思いながら診察をしていたことを思い出します。そんな子たちと一緒に歳をとり、診察の合間に、お家での色々な出来事を聞くのが楽しみでした。いよいよ歳をとり、治らない病気を患っても、ご家族とともに、この子にはどんな治療があっているのか、どんな過ごし方が幸せなのかを相談しながら、動物が最期まで頑張って生きている姿を見れたことは、私にとっては感慨深い事でした。そんな一生の中で、私たちにも、いろいろな事を身をもって教えてくれていたと感じます。

これからも、どんな時でも動物の一番の味方でありたいと思います。動物に関する多くのことにも関わり、少しでも幸せな動物が増えてくれればと思います。また、そんな動物たちが多くの人たちを幸せにし、間接的にでも人の役に立てればと思います。これが、今まで私たちが出会い別れた、多くの動物たちとの約束です。

動物たちに感謝し、多くの動物たちとその周りの人たちが幸せに暮らせるため、2024年もよりいっそう精進することを誓い、今年の締めくくりとさせて頂きます。ありがとうございました☆

みかみ動物病院 院長 三上直樹

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