3月休診日のお知らせ&予防の季節

3月になりました。まだまだ3月でも油断は出来ませんが、天気が良いと暖かい日も増えてきました。春の嵐も吹いていますが、少しずつですが、春が来ている感じです。少しずつ花壇も、花が増えてきました。

さて、3月休診日のお知らせです。3月1日(木曜)、8日(木曜)、15日(木曜)、22日(木曜)、23日(金曜)、29日(木曜)はお休みを頂きます。また、3月21日(水曜 祝日)は午前・午後ともに通常診察いたします。振り替えで、23日(金曜)にお休みを頂きます。IMGP0064

今回は、3月になるといろいろな予防の季節となります。春から必要な予防について、簡単にまとめます。

まずは、ノミとマダニが暖かくなるにつれて増えてきます。お外のお散歩で草むらが好きな犬や、外に出る猫は、そろそろ要注意です。例年、3月頃からマダニを付けて病院に来る動物が増えます。予防薬としては、猫は背中につけるスポットタイプの予防薬。犬の場合は、おやつタイプのおいしい予防薬があります。

また、犬の場合は3月より2018年度の狂犬病予防注射がはじまりました。狂犬病予防注射は、一年度に一回打つことが法律で決まっています。また、4月、5月は、市の集合注射もあります。必ず打つようにしてください。

また、フィラリア予防の時期にもなります。現在、一年間効く注射薬が開始されています。内服薬は、3月後半より処方を開始する予定です。ただし、内服薬の投薬は、蚊が出だしてから一ヶ月後からで大丈夫です。例年では5月半ばスタートで問題ありません。また、フィラリアの投薬の前に、フィラリアの感染がないことをチェックする必要がありますので、検査もお忘れありませんように。これからの予防シーズン、決してお忘れありませんようにして下さい☆

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2月22日は猫の日&ねこねこ55

2月22日は、「にゃんにゃんにゃん」で猫の日です。猫の人気も高まり、昨年にはついに犬の飼育頭数を、猫が上回ったと言われています。さらに、これからも猫人気が高まるでしょう。当院でも玄関で、看板猫がお待ちしています。IMGP0071

今回はそんな猫の寿命の話。猫の寿命は人間同様に、どんどん伸びています。2000年では8歳ぐらいと言われていましたが。今は15歳を越えてきました。

ただ、さらに生活環境に分けると、室内飼いで15.81歳、内外飼いで13.26歳、ノラ猫で5歳と言われています。やはり室内の方が、大きく寿命が伸びます。伝染病、寄生虫、事故などがやはり、外の猫に比べると大きく差が出るからです。元気にが長生きするために、やはり、環境面でも、予防注射などにしても、予防をきっちりするということが大事です。IMGP0072

さて、院長のおススメのコーナーです。NHKでねこねこ55という番組が、気まぐれで放送さています。猫好きにはたまらない、猫だらけの10分間です。猫好きは必見です!

ちなみに、本日もお昼よりやってますので、ぜひご覧ください☆nekoneko55_main

 

2月22日(木)  午後1時05分 ~ 1時15分  Eテレ

ねこねこ55「トラの巻」

2月26日(月)  午後7時45分 ~ 7時55分  Eテレ

ねこねこ55「ミケの巻」

狂犬病予防注射&盲導犬講演会のお知らせ

先日、東近江市にて4.5月に行われる、近隣の市町による狂犬病予防の集合注射についての会議が行われました。今年は近江八幡市を中心にお手伝いさせていただく予定です。春の集合注射の話をしていると、まだ2月ですがもう春の足音がそこまで来ている感じです。最近は晴れると、明るく少し暖かい過ごしやすい日が出てきました。春の暖かさが待ち遠しいです。

さて、狂犬病予防注射は、毎年一回に犬の接種が義務になっている予防注射となります。狂犬病は感染すると、犬も人もほぼ100%で死亡する恐ろしい病気です。日本では様々な対策がとられ60年ほど発生がないですが、世界ではどの地域でも起こっている病気です。現在は昔に比べ外国とのつながりも多く、再びいつ日本に入ってもおかしくないと言われています。犬や自分を守るためでもあり、また犬を飼ううえでの周りへのマナーとして、忘れず接種してください。

市の集合注射は4.5月にかけて、地域の公民館や、公園などをまわって接種を行います。日程は広報などでも発表されるのでご確認下さい。

動物病院では年中接種が可能です。今年度(平成29年度)の注射は、2月末までとなります。また、新年度(平成30年)の狂犬病予防注射は、3月2日から開始となります。特にまだ、今年度の注射がお済みでない方は、あと2週間ですので決してお忘れがありませんように。ただし体調不良の時は打てませんので、必ず体調が良い時におこしください。IMGP0049IMGP0050

また、今週末の2月18日に、盲導犬についての講演会があります。

◇ 今日もどこかで歩いている 盲導犬ユーザー安心して歩ける社会に ◇

日時:2月18日(日曜) 15:00~16:30
場所:草津エストピアホテル 2F 瑞光の間
参加費:無料
問い合わせ:滋賀県獣医師会

お時間のある方はぜひ、足を運んでみて下さい☆

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フィラリア予防注射開始

今年もフィラリア予防注射が2月より始まりました。フィラリアとは、蚊からかかる寄生虫の有名な病気です。最終的に心臓に寄生するため、心臓病が進行し、最終的に咳や呼吸困難を起こし亡くなる病気です。治療が難しい病気のため、予防が重要な犬の病気です。昔は予防もなかなか出来ない病気でしたが、効果的な薬が開発されほぼ100%予防できるようになりました。基本は春から秋まで月一回の飲み薬で予防をすることが主な予防法です。

最近になって、一年間有効な予防注射が出たため、非常に便利になりました。一年間効くために、どの時期に打っても予防が出来ます。フィラリアの注射は以下のワンちゃんに、とっても便利です。

① 薬が苦手で、飲ますのに苦労する。
② 薬を飲まし忘れることがある。
③ 蚊が多く、一年間予防がしたい。
④ 他の犬が苦手で、動物病院が混む時期を避けたい。

ただし、体調が悪い時期や、狂犬病予防注射など他の注射とは少し期間をあける必要があります。また、体重が安定していない子犬や、持病を持っている老犬、2kg以下の超小型犬は、出来ない場合があり相談しながらとなります。

今年は、早めに来た頂いた方は、なんと自分のワンちゃんの写真で作れるフォトブックの無料クーポンのプレゼントがあります。また、注射数が限られているため、在庫がなくなり次第で終了となります。また、通常のフィラリアの予防薬の検査や処方は3月末からで、予防開始時期は5月半ばからとなります。もし、ご希望の方は早い目にお越しください。もし、フィラリア注射薬をご希望の方は、ぜひ早い目にお越しください☆IMGP0038IMGP0035

2月休診日のお知らせ&寒さ対策

2月休診日のお知らせです。2月1日(木曜)、8日(木曜)、15日(木曜)、16日(金曜)、22日(木曜)はお休みを頂きます。また、2月12日(月 祝日)は午前・午後ともに診察いたします。振り替えで2月16日(金)にお休みを頂きます。IMGP0002 IMGP0003

先週末はかなりの雪が降りました。しばらく近江八幡市内も、道路が積もった雪や、氷で大変でした。気温もぐっと下がり、とても寒い日が続きました。まだまだ寒い日が続きますが、気を付けねばなりません。

さて、この時期によく相談されるのが、ペットの寒さ対策です。寒い時期は、動物たちも体調を崩しやすいです。では寒い時期の動物たちにはどのぐらい寒さ対策をしたほうがよいのか?一日中エアコンは必要?散歩は行ってよいのか?

まず、基本的には若く健康な犬や猫は、室内であれば敢えての寒さ対策はあまり必要はありません。普通の寝床があればある程度は寒さはしのげます。暖かいところは動物も好きですが、決して耐えられない訳ではありません。暑さに比べれば、寒さには強いです。散歩なども基本は控える必要はありません。しっかりと行ってもらっても構いません。猫はほっておいても、どこか暖かい場所に隠れます。

ただ、高齢の動物や病気の動物の場合は寒さ対策は必要です。高齢期の動物は体温を維持するにもエネルギーをよく使うため、体調を崩しやすいです。温度の設定は、人が風邪の時に心地が良いぐらいがちょうどよいです。できれば、局所的に温めるより、部屋全体が暖かいのが理想です。散歩も短期間であれば、排便排尿が出来るぐらいで良いもかもしれません。

外にいる犬も、基本は健康で若ければ今まで通りで大丈夫です。ある程度は寒い風と、雨や雪で濡れない場所は最低限必要です。冬場は体温を維持するのにエネルギーを使うためやや痩せやすいため、少し食事を増やしてもらってもいいかもしれません。高齢動物や、病気の場合は、気温が低い日は、玄関でも良いので少し寒さを防いでください。

また、ハムスターや、ウサギ、鳥などの小動物は、特に寒さには気を付けてください。特に鳥は窓際に置くと、日が当たる時間帯は暖かいのですが、夜はものすごく冷えますなので、寒暖差がかなり激しいです。なるべく、温度差が少ないような場所に置いてあげて下さい。

まだまだ、寒い日が続きますが、人も動物も健康で何とか冬を乗り切りましょう☆

パピーパーティー&子犬の糞食

先日パピーパーティーを開催しました。今回も、元気な子犬たちの参加がありました。今回はプードルのカイザーちゃん、ジンジャーちゃん、柴犬のふうたちゃんが参加してくれました。IMGP9944 IMGP9936今回も半年までの社会科の時期に、飼い主さんに知ってもらっておきたい話を中心に、日ごろに困っていることなどを質問してもらいました。子犬たちは、飼い主さん以外の人におやつをもらったり、触れ合ってもらったり、犬同士の触れ合いを持ってもらいました。最初はふうたちゃんは少し緊張していましたが、みんな上手に挨拶も出来て、最後はみんな仲良くで遊べました。また、近々開催を予定しておりますので、もしご希望の方はぜひ、ご連絡下さい。IMGP9958 IMGP9965IMGP9961さて、子犬を飼われるうえでよく相談される困りごとの一つに食糞があります。まだまだ、動物の食糞行動の本質的な理由は解明されていないのですが、つい最近も食糞に関する論文が発表され、犬の祖先である狼の行動からきたのではとのニュースがありました。論文では、感染力のある寄生虫の卵をもった狼の仲間の便を、健康な若い狼が食べることにより孵化して感染する前に、群れの仲間から遠くに運ぶことにより感染拡大を防ぐと発表されました。あくまでも説の一つですが、実に興味深いです。これからもっと様々な研究により、多くのことが分かるかもしれません。

さて現時点で子犬の食糞をする理由は主に三つあります。一つ目としては、「空腹による食糞」があります。子犬が食糞をするときの一つ目の対策としては、食事量の確認をしてみて下さい。日に日に成長している子犬にとって、最初に決めた食事量ではすでに足りてない可能性があります。もし食事量が適量の場合は、食事を小分けにして回数を増やしてみたりすることも有効です。それでも満足してなさそうであれば、便がゆるくない範囲であれば、わずかに適量より増やしても問題ありません。

次の原因としては、「遊びによる食糞」があります。遊びが足りてないと、暇な時におもえちゃ代わりとして遊ぶ場合があるので、しっかりと遊びの欲求を満たしてあげることが重要となります。また留守番が多い場合は、他の興味をひくおもちゃを用意しておくことも一つです。

三つ目としては、「飼い主の興味をひく食糞」があります。食糞をしたときに、中途半端に怒ったり、追いかけたりすると、それ自体を構ってもらっているや、遊んでいると勘違いしてしまいます。基本的には食糞をしても、怒ることなく、構わない方が良いです。また、便をかたずける際も、なるべく素早く静かにかたずけることも大事です。

食糞自体は、子犬の時は多かれ少なかれ必ずあります。健康上もそれ自体では大きな問題はないですが、人との生活の上では衛生的には良くないので、いつかは治ってもらう必要があります。基本的には、あまり神経質にならずに、これらの対策をしっかりと実践してもらうと、一気にはもちろんできないですが、恐らく徐々にある程度の食糞はましになります。ぜひ試してみて下さい☆

コリネバクテリウム・人獣共通感染症

先週末は、この冬で初めての本格的な雪となりました。センター試験の学生さんは大変だったことだと思います。近江八幡の駅伝大会も中止になったみたいです。その一方、あちこちで子供たちが朝早くから雪で遊んでいました。あっという間に溶けてしまいましたが、大人たちにはやっかいな雪でも子供たちとっては、冬の大事な雪です。IMGP0001 IMGP0004

さて、先日ニュースでも取り上げられましたが、動物から感染の恐れがある人獣共通感染症の「コリネバクテリウム・ウルセランス感染症」で、日本で初めて亡くなられた方がいたと発表がありました。人獣共通感染症とは、人と動物の間でも感染が起こる病気のことで、代表が狂犬病です。

コリネバクテリウムは、もともと牛などの病気として知られていた細菌による病気ですが、犬や猫への感染から人への感染が世界でも報告されるようになりました。日本では、2001年に発生が報告されてから、25人の感染が報告されています。症状は風邪のような症状が初期に出るようです。多くはノラ猫やペットの世話をされており、動物からの感染が疑われています。

動物の症状も同様に風邪のような症状や、皮膚病などがあるそうです。人から人への感染は稀ですが、動物同士ではうつしあう事もあるようで、特にたくさんの動物を飼われているケースの場合は注意が必要かもしれません。

基本的には、風邪をひいているような野良猫との過度な接触を避ける事と、ペットであっても一緒に食事をしたり、顔を舐められるなどを避けて、適度な距離で飼育をすることが予防となります。また、一般的な手洗いなどの衛生管理をしっかりすることも重要です。また、場合によれば抵抗力が弱い、赤ちゃんやご年配の方は、さらに注意をしてもらうと良いかもしれません。あくまでも、今まで通りの常識的な距離で、常識的なな対応をしていれば、過度に心配は必要ありません。

また、動物自体も適切に飼育してもらい、常に健康であるようにいてもらうことが重要です。猫の場合はあまり外に出さないことや、現時点ではこの病気に関してのワクチンは犬猫ともにありませんが、予防できる病気はワクチンで予防してもらい、健康でいてもらうことが重要であると思われます。

今後も、ペットと人との距離が近づいている現代において、まだまだ新しい病気も発見されるかもしれません。多くの癒しを与えてくれるペットとのより良い生活のため、改めて人獣共通感染症の存在を認識してください☆

頑張れ受験生!

当院今のお正月飾りとして今年も飾っているのは、妻の親戚より届きました、晩白柚(ばんぺいゆ)という大きなミカンの仲間です。熊本の一部の地域では、鏡餅の代わりにこの大きな晩白柚を、縁起の良い正月飾りとして飾るそうです。大きさも凄いですが、匂いもよいです。受付に飾っていますので、ぜひ診察のついでに見ていってください。IMGP9999さて、今週末は大学センター入試です。毎年ですが、この時期になると何年も前のことですが、自分の事のように気が引き締まります。よりによって、今年も全国的に寒いセンター試験となるそうです。自分の時も、雪の中の県立大学で試験を受けた記憶が今も思い出されます。

社会人になれば、受験はあくまでも通過点ですが、その時は必死でした。特に受験の知識が今の生活や仕事に役に立つ訳ではないですが、目標に向かって頑張れた日々は、今も自分のなかでは人生の中できらめく瞬間だったんだなと思います。夢のため、自分のやりたい分野の勉強のため、ぜひともに志望校合格を目指して頑張ってください。また、くれぐれも、体調には気を付けて、実力通りの結果が出ますように、心よりお祈りしております。頑張れ受験生☆

 

2018年謹賀新年&1月の休診日のお知らせ

明けましておめでとうございます。2018年は戌年です。犬を連れての初詣でも多かったようです。本年も地域のペットの健康レベル向上のため精進します。1月5日(金曜)より、通常通りの診察を行います。どうぞよろしくお願いいたします。IMGP9993より一層寒い季節になります。人の方でもインフルエンザが本格的に流行する時期です。ペットにとっても、年末年始はいつもと環境が変わり体調を崩しやすい時期です。特に嘔吐や下痢などの消化器症状が出やすくなります。わずかな軟便などは少しの間であれば、お腹を休めて様子を見て良いことが多いですが、本格的な症状が出た場合は、早い目の診察をおススメします。IMGP9996さて、一月の休診日のお知らせです。1月4日(木曜)、11日(木曜)、12日(金曜)、18日(木曜)、25日(木曜)にお休みを頂きます。また、1月8日(月 祝日)は午前・午後ともに診察いたします。振り替えで1月12日(金)にお休みを頂きます。

さて、今年もどんな年になりますでしょうか。皆様と動物の健康とご多幸をお祈りしています☆IMGP9994

動物たちとの約束

2017年もいよいよ、終わりです。今年も良い一年となりました。ありがとうございました。

さて、年末年始のお知らせです。1月1~3日まではお正月休みを頂きます。また、1月4日(木)は通常の休診日となります。1月5日(金)から、通常通りの診察となります。緊急の場合として、救急のみ診察を受けつけいたします。時間は以下の通りです。必ず、お電話をお願いいたします。

1月2日(火) 午前10時~11時

さて、今年最後のブログも、「犬の十戒」をご紹介いたします。世界で広がっている英語の詩で、日本でも訳されて広がっています。ペットとして犬が飼い主である家族に守ってもらいたい、10の事を語りかけています。非常に多くのことを考えさせられれる文章です。

1.My life is likely to last ten to fifteen years. Any separation from you will be painful for me. Remember that before you get along with me.

私の命は10年や15年ぐらいです。どんな時でも、あなたと離れるのは辛いです。

私と一緒になる前に、ずっとそれが出来るか考えてください。

2.Give me time to understand what you want of me.

あなたがしてほしいことを理解するには、私は時間がかかります。

どうか根気強く待ってて下さい。

3.Place your trust in me- it’s crucial to my Well-being.

どうか私のことを心から信頼してください。

そんなあなたの心が、私の幸せのすべてなんです。

4.Don’t be angry at me for long and don’t lock me up as punishment. You have your work, your entertainment and your friends. I have only you.

あまり長い時間叱ったり、どこかに閉じ込めてしまう罰を与えないでください。

あなたには、仕事もあります。楽しいこともあります。友達だっています。

でも、私にはあなたしかいないのです。

5.Talk to me. Even if I don’t understand your words, I understand your voice when it’s speaking to me.

たくさん、私に話かけてください。

言葉はわからなくても、あなたのその声をちゃんと私は理解していますから。

6.Be aware that however you treat me, I’ll never forget it.

いつでも、私の世話をどのようにするか気にかけてください。

私はそれを決して忘れません。

7.Remember before you hit me that l have teeth that could easily crush the bones of your hand but that I choose not to bite you.

私を叩いて叱る前に、思い出して下さい。

私が本気になれば、あなたの腕にかみつける牙があることを。

でも、私は決してあなたを傷付けないと決めてることを。

8.Before you scold me for being uncooperative, obstinate, or lazy, ask yourself if something might be bothering me. Perhaps I’m not getting the right food or I’ve been out in the sun too long or my heart is getting old and weak.

私のことを、言うことを聞かない、頑固だ、怠け者などと叱る前に、

私がそうなってる原因がないかと、どうか自分に問いかけてみて下さい。

ちゃんと私にご飯をくれてはいますか?

暑い日に外に長い間ほってないですか?

もしかして、私の心臓が年老いて弱ってないでしょうか?

9.Take care of me when I get old ; you, too, will grow old.

私もあなたも年をとります。

いつか私が年老いても、どうか私を見続けてください。

10.Go with me on difficult journeys. Never say, “I can’t bear to watch it .” or ” Let it happen in my absence.” Everything is easier for me if you are there. Remember I love you.

 最期のときがきたら、どうかその時は私のそばにいて下さい。

「見てられない」とか、「私のいないこところで」なんて、言わないで下さい。

あなたがそばにいてくれれば、私はどんなことだって、受け入れれるんです。

そして、どうか覚えいてください。私があなたを愛していることを。

ペットにとって人とは、なくてはならない存在です。また、人にとっても動物はなくなてはならない存在です。動物たちは多くのことを人に教え、影響を与えてくれます。人の心を癒し、気持ちを優しくしてくれます。

今年も多くの動物と出会いがありました。同じく、多くの動物たちとの別れもありました。動物は人より寿命が短いものです。誕生からその生涯を終えるまで、身をもって人に多くの事を学ばせてくれます。時には手のかかる子供のような存在であり、頼れる兄弟のようであったり、優しく話を聞いてくれる親であったり。家族それぞれに、多くの事を教えてくれて、我々を成長させてれます。癒しや楽しい時間はもちろん、年老いていく姿や、最期は自分の死をもって、限りある「命」の重みを考える時間を与えてくれます。

今年は、開院当初より通っていて頂いていた、高齢犬、高齢猫が亡くなることが多い一年でした。どの子も、何度もピンチがありながらも、飼い主さんの懸命のお世話の甲斐もあり、そのたびに負けずに立ち上がってくれました。歳はとっていきますが、病気に負けることなく、うまく付き合いながら、元気に長生きしてくれました。長生きした子であれ居なくなるのは悲しく寂しいですが、出来る治療さえしっかりすれば、最後は苦しんだりしなければいいとのことがどの飼い主さんの願いでした。外国では、長寿で亡くなった場合のお葬式は、お祭りのようにお祝いする地域があるそうです。どの子もよく頑張ってくれたと言える、立派な長寿の動物たちでした。

人も含め、動物はいつかは年老い、寿命がきます。決して死は避けれないものです。治る病気はしっかり治して、治らない病気とは上手につきあっていく。しかし命が尽きる前に、この治療で少し命が先延ばす事がいいことなのか?飼い主さん同様に、我々にも永遠の課題です。今年も、よりよい最期の迎え方を頭にいれて、診察を行いました。やはり、どの治療の選択肢が正解というわけではなく、家族全員でしっかり決めた治療が、一番納得のいく治療なのかと思います。病気の治療はもちろん、今後も最期を迎える動物に、その家族の皆様と何が出来るかを一緒に考え、寄り添えことも使命だと感じています。それが、今まで私たちが出会い別れた、多くの動物たちとの約束です。

これからも、どんな時でも動物の一番の味方でありたいと思います。動物に関する多くのことにも関わり、少しでも幸せな動物が増えてくれればと思います。また、そんな動物たちが多くの人たちを幸せにし、間接的にでも人の役に立てればと思います。

動物たちに感謝し、多くの動物たちとその周りの人たちが幸せに暮らせるため、2018年もよりいっそう精進することを誓い、今年の締めくくりとさせて頂きます。ありがとうございました☆

みかみ動物病院 院長 三上直樹IMG_8007 IMG_1982