子猫を拾った時に

雨の予報が続きます。お散歩に行けなくなるので、お散歩好きなワンちゃんにとっては、過ごしにくい季節になります。そのぶん他の事でコミュニケーションをとってもらい、上手にストレス発散させてあげてください。IMGP1754

さて、最近は春に生まれた子猫が1,2カ月となり親から少し離れてウロウロとしはじめる時期になってきました。この時期は子猫がよく拾われることがある時期でもあります。最近は子猫を拾って動物病院に来られている飼い主さんが増えてきました。

子猫が道などにいた場合、まずは元気で健康そうかを確認してください。元気で健康そうな場合は、親猫が世話をしている可能性が高いです。親猫もエサをとりに行ったり、子猫たちを一匹ずつ安全な場所へと引っ越ししたりする事があります。危なくない場所であれば、そのままそっと見守ってもらってて大丈夫です。

また、拾っても最終的に飼えないのであれば、中途半端にエサだけをあげたりなどはあまりお勧めはしません。早ければ半年ほどで、栄養状態が良ければ子供が産めるようになり、あっという間に猫が増える可能性もあります。

もし、細かったり弱っていたりすると、はぐれたり、捨て猫の可能性もあります。保護した場合は、歯が生えていれば小さなキャットフードが食べれます。まだ歯が生えてなければ、猫用のミルクを動物用の哺乳瓶で数時間おきにあげなければなりません。

また、ノラ猫の子供の場合は、ノミやダニがいる可能性が高いので、なるべく早い目にノミダニの駆虫薬と、寄生虫のチェックのための検便をおススメします。人にくることもあるために、なるべくきっちりと駆虫してやる必要があります。

また、別で猫を飼っているのであれば、なるべく接触は避けてください。ノミダニはもちろんですが、風邪や伝染病などをもっている可能性もあり、猫同士であれば簡単にうつるかもしれません。ひとまずは、健康が確認できるまでは隔離をおススメします。

健康状態が良ければ、ワクチンなども検討しつつ。半年ほどで去勢避妊手術が出来るようになります。もし、分からない事があれば何でもご相談下さい☆

 

梅雨の外耳炎に注意

雨の日が増えてきました。だんたんと夏が近づき、蒸し暑い日が続きます。人も動物も熱中症には気をつけねばなりません。

さて、この時期になると注意が必要な病気に外耳炎があります。暑く蒸し暑い時期になると、耳の中も細菌やカビが増えやすくなり、外耳炎のもととなることがあります。

症状は足で耳を掻いたり、耳をふったりすることで、耳の痒みが出てきます。掻く事が増えてくると、耳や耳の周りの皮膚に傷が出来たり、脱毛がおこったりします。そのままにしておくと、炎症で耳が腫れて悪循環するケースが多く、最悪の場合は中耳炎などに移行することもあります。

耳が垂れている犬種や、耳の穴が狭い小型犬などは、耳の汚れが溜まったり、蒸れやすいので注意が必要です。特にプードルやコッカー系の犬は要注意です。

痒み以外にも、耳垢が増えるため、できれば月に一回から二回ぐらいは、耳の周りの掃除をしてがてら、耳周囲の汚れのチェックをしてみて下さい。耳の周りだけで、本格的な掃除は必ずしもいりません。いつもよりも汚れが多ければ、外耳炎の可能性があります。また、トリミングに出される方は、トリミングの際におかしければ、教えてもらえる事が多いです。その時は、一度動物病院の受診をお勧めします。IMGP1772

当院の花壇も冬の花壇から、夏の花壇に徐々に変わってきました。ひとまずは、駐車場の花壇にマリーゴールドを植えました。今月中には植え替えが完了すると思います。ぜひご期待下さい☆IMGP1777

 

 

マルシェ&頑張れ実習生

先日はびわ湖わんにゃんマルシェが開催されました。様々なお店と共に、保護された動物の譲渡会です。天気も何とかもって、お客さんもたくさん来られていました。今回もお昼から参加をさせてもらいました。ミニ講座で15分ほど春の予防に関してお話をさせてもらい、そのあとは相談会として様々なしつけや、飼い方に関する相談をうけました。

7月もお昼から参加できたらと思います。なかなか動物病院では聞けないような話でも、何でも聞いてください。ちなみに、今回もたくさんのお店が出展されていました。素敵な雑貨屋、おいしそうな食べ物まで素敵なお店がありました。ぜひ、7月もご興味のある方はご参加下さい。IMGP1757 IMGP1764 IMGP1758

さて今週は、京都の専門学校より学生さんが実習に来ました。一日という短い時間ですが、受付業務から入院管理や、実際の手術の様子などを、見学や実践してもらいました。診察台の消毒や、手術室の清掃もしてもらいました。学生にとってはドキドキの実習です。思い通りにいかない事も多々あったと思いますが、これも経験です。IMGP1765

学生さんたちはこれから、さらに1~2週間の本格的な実習が夏ごろにかけてあるそうです。未来と夢がつまった卵たちを暖かい目で見守ってあげてください☆

春の勉強会 知っておきたい柴犬

先日は、犬種別セミナー知っておきたい日本犬と題して、日本犬のセミナーを行いました。日本犬の生態から、日本犬の病気、日本犬のしつけなど、様々な角度から、日本犬に関して勉強するセミナーです。柴犬では、2018年でも4番目に飼育される犬が多く、人気犬種です。

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さて、日本犬とはなんでしょうか?日本犬は柴犬をはじめとする、日本が原産国で、日本古来の犬の血統で作られた犬種のことです。現在、純粋な日本犬として登録されているのが、北海道犬、秋田犬、紀州犬、甲斐犬、四国犬、柴犬の6種類となります。現在では、柴犬の飼育頭数がほぼ8割ですが、秋田犬なども最近では人気になってきています。

ぜひ、日本犬で飼う上で知ってもらいたい特徴としては、毛があります。日本犬の毛は伸びる事はないため、散髪は基本は必要ありません。しかし、非常に抜け毛が多い犬種です。日本犬の毛は、柔らかく保温力のあるアンダーコートと、体を守るための固い毛のオーバーコートの、二重構造の毛になっています。春を越して暖かくなると、アンダーコートが一気に抜けます。そのため、この時期はなるべくにブラッシングにて、抜け毛をとってもらう必要があります。皮膚病も多い犬種なので、抜け毛のお手入れは必要になります。

また、日本犬は元々は狩猟犬であったため、飼い主には従順ですが、警戒心が強く、他の動物や、家族以外の人に怒る可能性があります。また、抱っこや、足を触られることにが苦手なため、可能でありば子犬のころより、人や動物、また様々な場所に触られる練習をしておく方が良いと思います。また、一見おとなしそうな日本犬がいても、急に怒る場合があるので近づく際は注意してください。ドッグランなどでケンカがあった場合も、比較的に柴犬が加害者となることは多いです。また、人に関しても秋田犬などによるケガが全犬種で一番多いため、決して油断しないようにしてください。IMGP1753

さて、今週末は再び野洲のアルプラザでわんにゃんマルシェがあります。私も午前の診察が終わり次第でお手伝いに行く予定です。もしよろしければご参加下さい☆

6月休診日のお知らせ

5月も終わりです。一気に暑い日が出てきました。人も動物も気温の変化で体調も悪くなりやすいので注意してください。ここ数日は暑さでバテたかなと思われる、体調不良の動物が診察に来ています。特に元気に見えてもシニア期のワンちゃんは、これからは散歩の時間も、暑い時間をなるべくさけてください。特に暑い日は、体調を考えて、少なめの散歩でもよいと思います。

病院の春の花壇も、ぐんぐんと成長しすぎて、咲き誇るを通り越して、咲き乱れています。そろそろ終わりを迎えています。また、夏の花壇にむけて、そろそろ準備をしはじめねばなりません。IMGP1735 IMGP1738

6月休診日のお知らせです。6月6日(木曜)、13日(木曜)、20日(木曜)、27日(木曜)はお休みをいただきます。

さて、今週末の土曜一時半より、春の勉強会の最終しつけの相談会があります。基本的なしつけの話から、個別でしつけの質問を相談してもらいます。今回は、飼い主さんだけのしつけ教室です。もし、しつけでお悩みの方はぜひご参加ください☆IMGP1736

 

2019年 春の勉強会第三回 お手入れ教室

先日春の勉強会として、お手入れ教室を行いました。若いワンちゃん2匹の参加となりました。爪切りや、シャンプー、ブラッシング、臭嚢しぼりなど、日頃に必要な様々なお手入れのコツややり方を一緒に勉強しました。

爪切りは特に嫌がる犬は多く、うまくいかないとの相談をよくうけます。爪切りは人用の爪切りではうまくきれないので、ペット用の爪切りを、ペットショップなどで購入してください。爪切りのポイントは、いかに嫌がらずにするかです。爪切り自体にはそんなに技術はいりません。

まずは、十分に時間をかけて最低でも足をもったり、触れても大丈夫なように慣らしてください。まずは、足を触ってご褒美をあげるを、地道に行ってください。多くの犬が、触られることを嫌がる段階で、爪切りまでもするので、うまくいかないというケースが多いです。1,2カ月ほどかかっても構わないので、ゆっくり進めてください。

また同時に爪切りの道具にならすために、爪切りを持った状態で足に触ったりしながら、ご褒美をあげてください。爪切りに対しても嫌なイメージをうけてしまうと、爪切りを持っただけで逃げてしまう犬になります。

これらが出来れば、あとは爪を切るだけです。できれば、持つ人と切る人の二人で出来るとベストです。なかなか一人だと難しいでうs。一般的には室内犬の場合は1.2カ月に一回で十分かと思います。伸びた爪を少し切るだけでよいです。あまりギリギリすぎると、出血する場合があります。お散歩にしっかり行ってる犬は、ほとんど必要ない場合も多いです。また、必ずしも全部の足を同じ時にする必要もないので、嫌がらないぐらいで数回に分けて切ってもいいもいいです。あまり、嫌がると次が出来なくなります。

じょじょに慣らしていけば、必ずうまくいくと思います。特に高齢になると、散歩も少なくなるので爪も伸びやすくなります。また、トリミングショップも高齢になると、断られる場合もあります。じょじょにマスターしてもらえたらと思います。IMGP1664

さて、今週末の講演会のお知らせです。

日時:5月26日(日曜) 14時~16時まで (開場13時半)
場所:草津市民交流プラザ 大会議室 (南草津駅前)
参加費:無料 (定員130名)

「うちの子が幸せならばそれでいい」という、タイトルでペットの行動学の獣医師である入交先生の講演会です。ペットを飼う上での、しつけや行動の専門家です。うちの子の、様々な疑問を解消するチャンスです。ぜひご興味のある方はご参加下さい☆

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沖島で狂犬病予防注射

5月も半ばになりました。フィラリア予防開始の時期となりますので、事前に処方しているワンちゃんはそろそろスタートしてください。処方がまだの方は、早い目に取りに来てください。

さて、狂犬病予防集合注射の2次がはじまっています。先日は、市役所の担当の方たちと、近江八幡図書館から、びわ湖沿いに南に向かって回っていきました。午後からは、沖島に集合注射に行きました。近江八幡に住んでいるとは言え、なかなか沖島には行くことがないので、楽しみでした。IMGP1688

沖島への定期船に乗り出発です。10分ほどで沖島に到着します、島の方だけではなく、観光客と思われる方や、釣りを目的で来られている方や、たくさんの方がおられました。沖島のコミュニティーセンターで食事を食べて、いよいよ注射です。沖島には3匹のわんちゃんがいました。IMGP1694 IMGP1704 IMGP1715IMGP1700のんびりした空間で、非常に癒されました。日本で唯一湖で人が住んでいる島ですので、日本で唯一の湖の島での狂犬病注射でした。貴重な体験が出来ました☆IMGP1711 IMGP1709

 

5月休診日のお知らせ&フィラリア予防開始

5月休診日のお知らせです。5月2日(木曜)、9日(木曜)、16日(木曜)、23日(木曜)、24日(金曜)、30日(木)は、お休みをいただきます。なお、24日(金曜)にゴールデンウィークの振り替えでお休みをいただきます。IMGP1657

さて、連休が終わりました。連休中も狂犬病予防注射や、フィラリア予防でたくさん来院をしていただきました。フィラリア予防は滋賀県では5月の中旬ぐらいより予防が必要になります。まだ、予防薬を処方されてない方は、なるべく早い目に予防に来てください。フィラリア予防の投薬を行う前には、必ず昨年の予防が出来ているかを調べるための検査が必要となります。万が一に昨年の予防薬が残っていたとしても、検査をせずの投薬をしないようにしてください。

当院では予防薬としては、一年で一回の注射による予防薬と、飲み薬があります。注射薬は病院の一度きりの注射で予防が出来ますので、薬が苦手な犬には非常に楽です。予防薬は、粉薬、錠剤、おやつタイプがあります。また、この時期に同時に予防が必要なノミマダニ予防が一つの薬で出来るタイプもあります。IMGP1658

お薬の内容で分からない場合は、スタッフにお気軽にお聞きください。きっちりとした時期にと薬をはじめて、フィラリアの感染を予防しましょう☆IMGP1661

新時代&パピーパーティー

平成が終わり、令和がはじまりました。昭和はもう前の前の時代。時の流れを感じます。新しい時代も、さらに良い時代になってくれると良いなと思います。

ゴールデンウィークも午前中は診察を行っています。

  •   5月3日(金曜 午前9:00~12:00)
  •        4日(土曜 午前9:00~12:00)
  •      5日(日曜 午前9:00~12:00)
  •      6日(月曜 午前9:00~12:00)

さて、先日にパピーパーティーを開催しました。今回は3匹の子犬の参加がありました。生後半年までのこの時期に飼い主さんに知っておいてもらいたい、生活やしつけでの重要なポイントをお話しました。IMGP1636 IMGP1650

子犬が家に来てからで悩むことの一つにトイレのしつけがあります。もともと上手にできる犬もいますが、最初から完璧に出来る犬はいません。徐々に、トイレで排尿排便が出来るように教えていかなければなりません。

まずは、狭いところからスタートです。いきなり家全体を完全に自由にしているより、一部屋やケージを準備して、狭い範囲でトイレトレーニングをする方がうまくいきやすいです。ふわふわで気持ちの良い寝床と、シンプルなトイレを準備してください。基本は自分の寝床は汚さないようにしますので、ペットシーツなどのトイレで排尿をするようになります。最初は少し広めにトイレのスペースを作っていってもよいと思います。うまくいけば徐々に、トイレのスペースを狭めればよいので。

ここでポイントは上手にできた時には、必ず褒めてご褒美を上げることです。特に最初のしばらくは、大げさに褒めるぐらいが良いです。そして、褒める瞬間にご褒美を上げてください。爪の先のサイズの小さなご褒美で十分ですし、普通のドライフード一粒でも構いません。トイレがうまくいった瞬間なので、できればトイレの近くにご褒美用のタッパーなどを事前に用意してください。

トイレがうまくいった=自分に良いことがある、という習慣づけが大事です。いきなりは上手くいきませんが、1週間単位でみると失敗の確率がへっていくことです。前の週と比べて良くできているようであれば、そのやり方であっていますので、根気強く続けてください。IMGP1634

ここでもう一つ、トイレのしつけで重要なポイントは、決して叱らない事です。多くの場合は、トイレが失敗した場合は思わず怒ってしまいそうですが、叱ってしまうと、むしろ逆効果になってしまいます。人にとっては、場所の失敗で怒ったつもりですが、犬にとっては排尿自体の行為を怒られたと勘違いしてしまい、むしろ我慢して違うところでしたり、隠れて違う場所でするようにしますので、失敗がより悪循環してしまいます。

特にトイレがうまくいきだした半年ぐらいから、当たり前のようにうまくいったりして、褒めることも少なくなり、時々の失敗で怒りがちです。そのころより、再びトレイがうまくいかなくなったという相談の多くの理由がこれです。できれば、怒らずに淡々と片付けて終わりにしてください。また、一歳を越すぐらいまでは、うまくいったら褒めるということはなるべく続けてください。毎回ご褒美がなくてもいいですので、きっちり習慣づくまでは、一年ほどかかります。IMGP1641 IMGP1644 IMGP1637

今回も後半戦の、おもちゃで遊んだり、犬同士での遊びも上手にできました。また、パピーパーティーは参加希望の方が集まり次第で開催する予定です。ご希望の方は、連絡お待ちしております☆

連休中も診察します

4月も終盤になってきました。狂犬病注射、フィラリア予防はお済みでしょうか?フィラリア予防は5月中旬からとなります、まだの方はなるべくそれまでにお越しください。

さて、連休中の診察のお知らせです。ゴールデンウィーク中も診察を行います。午前は通常通り9時から12時まで診察を行います。午後診察の時間変更があります。

  • 4月27日(土曜 午前9:00~12:00 午後16:00~20:00)
  •      28日(日曜 午前9:00~12:00)
  •    29日(月曜 午前9:00~12:00)
  •      30日(火曜 午前9:00~12:00  午後14:00~17:00
  • 5月  1日(水曜 午前9:00~12:00  午後14:00~17:00
  •      2日(木曜 休診日)
  •        3日(金曜 午前9:00~12:00)
  •        4日(土曜 午前9:00~12:00)
  •      5日(日曜 午前9:00~12:00)
  •      6日(月曜 午前9:00~12:00)

さて、平成ももう一週間となります。テレビでは平成最後の〇〇なんかと言われていますが、もしかすると、今回が平成最後のブログの更新だと思います。なんと言うわけではないですが、新しい時代に向けて一週間を噛みしめながら過ごしたいと思います☆IMGP1623 IMGP1626